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( rd × pn )
重い 恋愛 創造
rd : pn に 依存 。
ヘラ 有
pn : rd が 好き 。
※ 伽羅崩壊 可能性 有り
※ 地雷さんは さよなら
※ 何でも 有りな方のみ 続きを どうぞ
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『 依存ルーム 』
俺 は 気づく 。
最近 、 スマホがどこにもない
冷蔵庫もなぜか必要な量だけしか入ってない
外に出ようとすると _
ガチャ 、 鍵がかかっていた 。
pn 「 …… らっだぁ ? 鍵 、 どこ ? 」
rd 「 あぁ、 それ 。 俺が持ってる … 外 、 怖いから 出ちゃダメだよ ? 」
pn 「 え、 ちょっと、 意味わかんない …… 」
rd 「 ねぇ … いつも “ 俺がいないとだめ ” って 言ってたよね ? 」
ゆっくり pn の 頬を撫でながら 微笑む 。
pn 「 …… ねぇ、 なんかおかしくない … ? 俺、 ちゃんと 愛してるし 、 裏切ってないよ ? だから 開けてよ … 」
rd 「 信じてるよ 。 … 信じてるけど 、 俺以外の 思い出す顔 、 もうみたくないから 。 」
そう言って 、 唇を塞がれる 。
rd 「 ぺいんと は 俺が居ないと ダメなんだから 。 世界全部俺だけになるまで 忘れさせて上げるね 、 」
時計もない 。 カレンダーもない 。
らっだぁ が 全部管理している
食事も 、 起床も 、 キスのタイミングも 。
pn 「 …… 俺 、 これ 幸せって思うべきなの … ?」
ぽつりと 言葉を 落とした 。
rd 「 ううん、 思う しか ないよ ? 」
そういって 貴方を 抱きしめた 。
“ 愛してるって、証明したい 。 だから世界ごと消してあげる ”
/
ぺいんと は 逃げられない 。
だって好きだから 、 そして誰より らっだぁに 依存しているのは自分自身だと 、 気づいてしまっていたから 。
それから 数日経った 。
日付が分からないまま 、 俺はらっだぁと
ベッドを共にして、 同じご飯を食べ、笑って、優しくして、キスをして、
同じ日々を “ 繰り返されていた “ _
最初は不満をぶつけた。
文句も言った。
でも今は __ 何も思わない 。
pn 「 …… うん、 ありがと 」
夕食を受け取っても 、味がしない 。
rd 「 最近素直になったね 。 やっと俺のものに なってくれたの、 嬉しい 」
( 彼は満足気に微笑むが気づいてない 。 ぺいんとの 瞳の色が、 少しずつ濁っていることに …… )
『 声が出しづらい 、 頭がうるさい 、
目の前にいるはずのらっだぁの顔が、時々分からなくなる。 』
『 でも __ 笑っていればいいんだ 。 俺が壊れても、 らっだぁはここに居てくれる。 壊れていくのを きつまと気づいてくれないくらいには 、 俺しか見えてないから 。 』
彼の精神がだんだん静かに崩壊していく 。
誰にも気づかれず、らっだぁの腕の中で笑ったまま壊れていく愛のカタチ 。
でも彼は逃げない 、
なぜなら __ ” 壊れても らっだぁのそばがいい “ と 、 思ってしまったから 。
夜、 暗い部屋の中でらっだぁが寝ている。
俺は その顔を見ながら、誰にも届かない声でつぶやく 。
pn 「 ねぇ、 俺 …… ちゃんと ” 俺 “ の まま で いられてるかな …… ? 」
( 鏡に映る自分の影が笑っている )
pn 「 ねぇ、 ねぇ …… 俺って、生きてるんだよね …… ? 」
________ 。
ある朝 、 ぺいんとは 声を出さなくなった 。
笑う 。 うなずく 。 でも何も言わない 。
rd 「 …… ぺいんと ? 返事 … は ? 」
その手に触れても、 ただにこっと微笑まれるだけ 。
rd 「 …… っ 、 ねぇ ほんとに俺のこと、 嫌いになってないよな …… ? 」
( 少し動揺する。 手が震える、 ようやくらっだぁが ” 失ったものの重さ “ に 気づき始める)
ぺいんとは、 言葉を失ってから数週間が経っていた 。
けれど、それを悲しいとは思わなくなった 。
” 言葉がなくても、らっだぁに伝わる “ 。
むしろ 、言葉がなくなってからのほうが、
らっだぁは優しくなった 。
朝
rd 「 はい、 あーん 」
( らっだぁがスプーンを差し出すと、俺はおとなしく口を開ける )
rd 「 えらいね、 今日も俺だけのぺいんと 」
( 髪を撫でる、 俺はかすかに目を細めて笑う )
会話はない 。
でも、温度はある。
不健康なほどに、ぴったりと寄り添っている。
、
俺は鏡の前にたつ。
自分の姿が、どこか他人のように見える。
けれど後ろから、らっだぁが抱きしめてくれると、 その映像が “現実” として定着していく。
rd 「 もう俺のものだね、 全部 。 心も身体も、声も、時間も …… 記憶も 。 」
pn 「 … 」
こくり と頷く 。 それで十分だと伝えた 。
、
もはや、扉は鍵さえない 。
外に出ようという意思はどちらにもない。
鍵はもう最初から壊れていたのかもしれない。
らっだぁは俺の両手をそっと縛る 。
それはもう束縛じゃない。
儀式のような、愛の証 。
rd 「 … これで ずっと 一緒だね 。 」
pn 「 … 」
( ふわり と 笑って 、 頬をすり寄せた )
そして
世界の外から見れば、それは監禁だった。
でもふたりにとっては 楽園 だった 。
生きるのが怖い者と
ひとりになるのが怖い者が
ぴったりと溶け合って、壊れて、満たされて、
__ 終わっていく 。
。