テラーノベル
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足が竦んで動けなかった
相手が小さく手を振っていた
「あ」
握っていた鞄の力がゆっくり緩んだ
足がその人の方へ向いていた
コメント
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「足が竦んで動けなかった」から「足がその人の方へ向いていた」まで――この一連の心理から動作への移行がとても鮮やかでした。タイトル「安心」が、ただの状態ではなく、相手の小さな手振り一つで訪れる“気づき”として描かれているのが巧いですね。何があったのか詳しくは語られていないのに、空気感だけで伝わる。連載の21話という節目で、この静かな再会(あるいは和解)を持ってきた構成も興味深いです。