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病んでしまった青×明るすぎる桃
対照的なのにどこか似ている2人を書きたくなって書いた衝動書きです。
どうぞ ‼️
同じことを同じ景色で同じ状態のままひたすらに繰り返していく。そんな日常に俺は飽きてしまった。
「…んーッ…」
つかつかスマホをタップして某チャットアプリを開いては、文字を打ち込みとある奴へメッセージを送信する。送った3秒後には返信が返ってきた。…相変わらずの速さだな、こいつだって十分忙しいのに。
それで公式アカウントの方にも奴に送ったのと意味が変わらないように、でも少しIf感を強めて投稿するとメッセージやコメント、スタンプが続々に反応されていく。
そんなリスナーからの反応を眺めていると玄関の方からインターホンが鳴らされる音が聞こえ、すぐに反応する。
「よーよー、まーろ。」
「頼れる相棒ないこちゃんが支えに来ましたよー」
俺がないこにたった1言。俺頑張れとる?だなんて送りつけてはIfの公式アカウントで「もっと頑張るから支えろ」だなんて投稿したもんだから当然ないこの目にも留まるわけですぐにその話題を出しては慰めるかのように明るく接してくれた。
「…で、どしたん。お前がそんな弱音吐くなんて珍しいやん」
LINEではイキってたけどなんて言って豪快に笑うないこをただただ見つめていると、笑いの波が静まったないこがまた口を開く。
「まろはさ、ただずっとそばに居てくれる人がほしいだけなんだよね。」
「だからあーんな投稿しちゃったわけだと思うんだ」
先程の豪快な笑いとは違ってくすっと軽く目を細めて、でもその瞳は変わらず俺のことを見ていて、そんなないこの不思議なオーラに惹き込まれそうになるのを堪えて、ないこの話を聞き取る。
「でもさ、そんなんまろが気づいてないだけでめっっちゃ身近に居るやん?」
ないこってやつが、だなんて言い出すのかと思ったら例えばーとのんびり声を出したと思ったらいれいすメンバー、VOISINGメンバーの名前を次々に挙げていく中、ないこの名前は出ず。
「んで、俺は仕事で忙しくて実際に会いに行けないなんもしてない無能やけどさ」
自分で言ったくせにツボに入ったのかあははとまたまた豪快に手を叩いて笑う。…全く、こいつは人が気分が沈んでいるというのに自分を下げる発言をしてその発言にツボって笑っているのか。
「それでも俺はまろの相棒だから、今日みたいにすぐ頼ってほしいわけ」
「まろは優しいから迷惑かなとか考えてるんやけど、その心配してる暇があればメッセージ送れっつーの」
不器用で、口が悪いけれど彼なりの心配をしてくれて彼なりの慰め方をしてくれるのは伝わってきた。
「大丈夫、まろは強いから俺と一緒に乗り越えられるよ」
なんて抱きしめられたとき、俺は静かに頬を濡らした。
end