「う…」
「さ、さもさんが起きたのだー!!!!」
「うわっ!?」
起きてすぐ、おどろくさんに抱きつかれた。
「お、おどろくさん離れて…」
「嫌なのだ!おどろく凄く心配したのだ!!!!」
「まあまあおどろくさん、さもさんはあんなことがあった後ですし、ゆっくりさせましょうよ。」
「う…しぇいどさんの言うとおりなのだ。離れるのだ…」
おどろくさんが俺から離れて、俺は自分の状況を理解する。
ここは病院、俺は部活帰りに誰かに襲われた。
それで…
「さもさん、昨日何があったの?」
「えっとね…」
凸さんにそう聞かれ、俺は昨日のことを皆に話す。
「あと、誰かに助けてもらったんだよね。」
「誰かに…?」
「うん、確か白髪の女の子だった。」
「なるほど…だからか。」
「え?」
「さもさんを襲ったっぽいやつが、さもさんが襲われたところの近くの路地裏で死んでたらしいんだよ。」
「顔が誰かわからないくらいグチャグチャに…あ、すみませんさもさん、寝起きに言うことじゃありませんでしたね。」
しぇいどさんの話を聞いていた俺は吐き気がし始めた頃、しぇいどさんが話すのをやめた。
「…俺が助けてもらった子と関係があるのかな…?」
「まあ、さもくんはゆっくり休んだほうがいいよ。」
「…そうだね。」
俺は疑問を持ったまま、ななっし〜の言うとおりゆっくり休むことにした。
「…覚えてたのか、まあいいや。」
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