テラーノベル
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めめいわ
※時系列的には前回までのあべなべのすぐ後です、ちょろっとだけ繋がってます
目黒→「」
岩本→『』
岩本side
『なんだこれ』
「ん?」
『あー…これかぁ…』
スマホを見ていたら真っピンクな広告が目に入った。普段ならスルーしてるところなんだけど、今日はそこで手を止めてしまって。そこに書いてある文字をじっくりと見ているところをめめに見られてしまった
「…ポリネシアンセックス?」
『知らない?』
「聞いたことはあるけど何するのかは」
知らなかったらしいめめのためにネット検索をかけて説明を読みあげる。…いやこれスクショして送るかめめに調べてもらえばよかっただけじゃね?俺何してんだろ
『…っていう、セックスのこと』
「…シたいの?」
『興味、は、ある…』
というのも、この間このプレイをあべなべがしたらしい。珍しく阿部がそわそわしてなんか唸ってた日があったから何かと思ったら丁度5日目だったみたいで。このセックスの話をされてからずっと気になってはいた
「これからの予定どんな感じ?」
『えっ…と、』
確認してみたら今日から5日間、なんかいい感じに夜らへんは空いてた。すごいタイミング
『俺は今日から暫く空いてる』
「俺も一応…」
顔を見合わせて再びスマホの画面に視線を戻して。この流れでシないこと無いだろ、そう思っていたらとんとん、と肩を叩かれた
『ん?』
「行こ」
『え。何処n…』
「寝室、これやってみようよ」
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目黒side
この前ふっかさんもこのえっちしてみたいって話してたなぁ。誘ってみれば良いのに、またこれが終わったらどんな感じだったか報告しよっと
「えー…まず服を脱ぐ」
『触んないのに?』
「うん、なんか脱がなきゃいけないらしいっす。見るっていう行為が要る?みたいな」
『なるほど?』
パッパと脱いで彼の方を見ると彼ももう脱ぎ終わったようだった。向き合って座ってじっと見つめ合う
「…何これ」
『…わかんない』
「ちょ待って、これで何すればいいんだっけ」
『…お互いの好きなとこ言い合うらしい笑笑』
「何それ笑」
『裸で?どういう状態なの笑』
「わかんないよ笑」
何故か二人ともツボにハマってしまって暫く笑った後にそろそろやらなきゃと大きく息を吐く
「…なんかさ、こういうしょうもないことで笑えるのって岩本くんとだからだな、って思う」
『…うん』
「お互いこう、口数が多い方ではないじゃん」
『そうだね』
「それでも一緒に居て気まずいとか思ったこと無いし、言葉がなくてもちょっと意志疎通できたりとかってなんか凄いことだと思わない?」
『…確かに、え確かに、!』
「…そのコロコロ変わる表情が好きだし、こうやってちゃんと目見て話してくれるとこも好き」
『…ありがと、』
「好きって言ったらすぐ照れるとこも可愛くて好き」
『ちょ、ストップ、』
「あと…」
『ストップ!!』
「えっ」
『もうお腹いっぱいだから、笑 次俺の番』
「まだあったのに…」
『また後で聞くから』
「あ、後で聞いてくれるならいいよ」
『ん、一旦めめの好きなとこ言わせて』
「はい、…録音していい?」
『ダメ』
「ダメか…」
『…好きくらいいつでも言うし、』
「えっ」
『気が向いたらの話だけどな』
「気が向くことを毎日神様とかにお祈りしときます」
『そんなことで神様頼んなくていいのよ笑笑』
その日は、この後も服を脱いだ状態で暫く話してお互いの好きなとこをもう3ターンずつくらい言ってお互いにやにやしながら寝た
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岩本side
2日目、今日までは色々と大丈夫そうだからとリビングで今日することをしてやろうとカーテンを締めきった。そのままソファに座って風呂に入っている彼を待っていると髪の毛びちょびちょの彼が歩いてきた
『えっ乾かしてこなかったの?笑』
「なんかわかんないけど弱い風しか出てこなかったっす…」
新調したドライヤーの使い方わかんなかったのかな。いやそこまで馬鹿じゃないと信じたいんだけど。と思いながら脱衣所を覗きにいってみるとコンセントが刺さりきってなかった
『……嘘でしょ笑 めめ~おいで』
「はーい」
『刺さってなかったよ、コンセント』
「…え」
『…まあ、次から気を付ければいい話だし笑』
「…ゴメンナサイ」
『良いって笑 ほら座って』
なんかちょっと落ち込んでる彼を慰めながら髪を乾かしてドライヤーを置いて、セットしていないさらさらの髪に気付かれないように軽く口付けた。まあ、正面にある鏡にバッチリ写っててこっそりした意味なかったんだけど
「…口にもしてくれればいいのに」
『あれ、バレてた?』
「そりゃ鏡あるし」
くすくす笑いながら彼が立つと急に俺と同じくらいの位置に顔が来る。そのままコツンと額を合わせられるとなんかとてつもなく恥ずかしく思えてきて。ここまできたならキスしろよ、と思いつつもあっちはあっちで俺からして欲しいんだろうから割り切って此方からキスをする。と、なんか服の裾から手が入ってきてる
『ちょ、手入れんな笑』
「もーだって移動すんのめんどくさいんだもん笑」
『すぐそこじゃん!』
「いいからいいから」
『こら脱がすな、!笑』
何故かその日はリビングではなく脱衣所で昨日と同じ行程を踏むこととなった。最終的には場所とかどうでもいいか、と思っていたけれど丸め込まれた感が凄くて悔しかったな
『…明日は寝室』
「ドライヤーが刺さればね」
謎に脱衣所でいちゃついた後、我に返って明日の約束をして、ちゃんと寝室まで行ってベッドで寝た
コメント
4件
まーって可愛すぎるむり🤦🏻♀️🖤💛
好きなところ言い合っているところに ニヤニヤがとまりません🖤💛