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初コメ失、🙇 天宮さんが書く小説大好きです!! もっとコメントと♡あっていいと思います...!!
捏造注意(書くの遅い。書くなら1話目で書け)
🥀「」 🎣『』 🌾欄【】
「おやすみー」と挨拶を交わした。私達は同棲しているが寝る時は各自別の部屋で寝ている。だからよく寝れる。そう考えながら私は深い眠りについた。
__と、思ったが寝れない。沙花叉の部屋から微かに声が聞こえてる。今の時間は夜中の3時。どう考えても可笑しいと考え沙花叉の部屋の近くへ行く事にした。
『ーーー。ーーー』
どうやらこんな時間にライブをしているようだ。いつもならしないであろうこの時間にライブをするという事は何かあったのだろうか、と頭を回転させる。
『え?なんでこんな時間 にライブやってるのかだって?そりゃルイ姉も寝たし普段言えない私の悩み事聞いてもらおうかと思ってー』
悩み事?あの悩みがなさそうな沙花叉が私にも言えないような悩み事があるなんて相当すごいんだろう。だが何故言えないのか。今、直接聞こうかと思ったがやめた。どうせはぐらかされるだけ。ならば聞かない方が得だ。
『みんな聞いてくれてありがとー。明日もやろうかなって思ってるから良ければ見てねー。バイバーイ』
ライブが終わった。今からライブを見てみるか。そうしたら沙花叉が私にも言えないような悩みがわかるだろう。そう思い颯爽と私の部屋へ戻る。さぁ、残っているアーカイブを見ようと思った瞬間。
「え?ないんだけど…」
私は驚愕した。さっき絶対にライブをしていた。なのに何故ないのか。その答えは明白だ。
「アーカイブ…残らないようにしたのか。」
沙花叉にしては良き考えだ。だが甘い。
「明日のライブで凸ってやる。」そう、固い意思ができた。
さぁ、沙花叉がライブをするであろう時間になった。私はパソコンを開き沙花叉のチャンネルを探す。
「あった、やっぱりライブしてる」数分経ってしまってるが私は見てみる。
『いやぁ、どうしようかなぁって考えててー』
『え?ホロックス裏切っちゃう?いいじゃーん。そしたら止められないねー』
まだ沙花叉の背負っている本当の悩みは分からない。でも、沙花叉には裏切って欲しくない。
『__ルイ姉に言ったら、絶対止められるから言わないようにしてんだー』
なんでよ。言ってくれれば絶対力になるのに。
『ん?なんでそんなにテンションが高いのだって?…なんかねー、キャラ偽りすぎて本当の自分がわかんなくなっちゃった!』
これは、沙花叉の部屋に行った方がいいだろう。どうせばくらかされる。でも、沙花叉の口から悩みを聞きたい。
「沙花叉。今から部屋行くから待っててよ。」
そう口にも、コメントにもしてやった。
『え、ルイ姉!?寝たんじゃないの!?』
その声を聞きながら私は部屋を出た。
「沙花叉!」
『ルイ姉、なんで寝てないのさ。挨拶交わしたでしょう?』
「それは…昨日微かに沙花叉の声が私の部屋に聞こえて目が覚めたから、近くに言って聞いてみたら悩み事があるって言ってて…だから!力になりたいって思って!」
【あらら、ルイ姉の部屋に聞こえてたか。】
『…』
「ねぇ、沙花叉の…クロヱの悩み事はなに!私に言ってみてよ。力になるからさ!」
『えっと、その…ルイ姉だからと言うかホロックスのメンバーだから言えない、かな。』
「なんで…じゃあいいよ。コメント欄の人に聞くよ。」
『勝手にすれば?なんでそんな悩みを抱えてるのかはまだ言ってなかったし。』
「コメ欄の人。クロヱはどんな悩みを抱えてるの?」
【昨日の配信で言っていたのですが、タヒにたいらしいです。理由は今日の配信で言うと言っていたのですが…】
「…へぇ、」
沙花叉の方を見る。すると怯えていた。私自身では分からないが多分ホークアイになっていたのだろう。
「なんで?沙花叉。」
『…分かったよ、言うから。だから他のホロックスメンバーには言わないでね?』
「…時と場合には言うかもしれないがな。」
『まぁいいや。コメント欄にもあった通り私はタヒにたい。何故かって?…____。』
「?ごめん、聞こえなかった。」
『昔と…同じだから…』
そう小さな声で言い放ち泣き始めてしまった。
私は焦ったが落ち着いてもらうために抱きついた。
「ゆっくりでいい、ゆっくりでいいから昔に何があったが教えて?」
『うん、うん…』
その後も涙が止まることはなかった。だが沙花叉から話せると言ったから話してもらう
『まだホロライブに入ってなかった頃、ホロックスと同じように組織に入ってたの。』
「うん。」
『でもね、ある日を境に組織の皆から避けられるようになったの。』
「うん、」
ゆっくり、ゆっくり声を絞り出して教えてくれる。
『…組織の皆に、勇気を出して聞いたの。なんで避けるの?って、』
「うん」
私はソレを聞く事しか出来ない。
『そしたら、[お前と一緒なんて嫌だったけどやっと開放されたわw]ってリーダーに言われたの。』
「…つまりは?」
そいつらを殺りたい。そう思っても沙花叉はまだ信頼してるのかもしれないと考えると
『昔の光景と今の光景が同じだから…また裏切られるかもしれないって思って、』
貼り付けたような笑顔で笑っていた沙花叉。いつもの悩みじゃない。作り話でもない。(相談してるから作り話ではないが)本当に悩みに悩んでいることだ。
「…沙花叉。」
『なぁに?ルイね…』
ちゅ。
『え』
口下手だから上手くは言えないかもしれない。だがあの接吻で察してほしい。そう思いながら一つ一つ言葉を出す。
「__昔の組織なんて分からない。だけど一つ。大きな違いがあるでしょ?」
沙花叉は首を傾げる。
「クロヱのこと。避けてないでしょう?」
沙花叉は目を見開く。何か発しようと思ったのか口を開いていたが口封じという名の接吻を。
「ラプだって、こよりだって、いろはだって、勿論私だって、クロヱを信用してる。だからこうやって悩みを聞いてあげ、悩みを聞いてもらってる。それって、昔の組織とは大きく違うんじゃない?」
「クロヱだってまだ私達を信用しきれてないかもしれないけど、クロヱ含め5人でホロックスだから。抜けるなんて許さないよ?」
タヒにたかった鯱は前向きの鷹によって心を入れ替えたようだ。まだタヒにたいって思うかもしれない。そしたら、悩みを聞く、だからどっちも抜けないようにする。そう約束した。
X(旧Twit〇er)にライブのことがトレンドされホロックスにバレただと何とか…
🪐「クロヱ許さないからな!隠すなの本当に!」
🎣「ルイ姉〜!」
🥀「…良かった。」
🧪「…で、クロちゃんとルイ姉。ライブ中にキスしたらしいじゃないですか。教えてね。」
🥀「…は?」
🍃「めでたしめでたし!」
🥀「んな訳ねぇだろ!」
今日もまた、ホロックスに笑いが包まる。
the end