結果は優勝!!
全国大会だ!!
青葉城西なんかに負けるわけないよ!
ほんとクソ及川のいるところなんて!
試合は接戦だったけど、無事勝って
なんだか私は清々しい気分。
 ̄ ̄ ̄
『おめでと〜みんな!!すっごいかっこよかった!!』
りっこ「おめでと〜!!」
さっきまでみんなは
差し入れや、白鳥沢バレー部のファンに
囲まれていたけどやっとのこと解放されたようで
たくさんお菓子とかを持っていた。
サトリ『美樹チャン〜りっこチャン〜応援ありがとう☆』
エイタ「美樹もりっこちゃんも見に来てくれてありがとうな」
『「どういたしまして!!」』
『みんなモテモテだねえ』
サトリ「そりゃあネ☆
若利くんなんか〜、全日本の選手に選ばれテルシ!俺らの誇りだネッ」
シラブ「(天童さん間違いありません✨)」
ワカトシ「言い過ぎだ天童」
サトリ「ええ〜凄いことなのに〜」
ほんとに。
凄いことだ、こんなみんなとこうやって
普通に話せることも、
こんな強いメンバーの中にお兄ちゃんが
いるっていうのも。
本当に凄いことだ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
みんなとバイバイして、私とりっこは
余韻に浸りながら
体育館を出た。
りっこ「あーやっぱり私、トイレ行ってくるわ
ちょっと待っといてね」
『はーい、ここで待ってる』
階段に腰掛けてりっこを待つ。
ほんとにいい試合だった!
お兄ちゃんかっこよかったし·····
若利くんのスパイク見る度に凄くなってる(?)
あんなスパイク私が受けたら骨折れちゃうよ!
なんて考えてると
後ろから
マツカワ「あ」
ハナマキ「あ、試合前に会った子じゃん」
『あっ!青葉城西の·····』
トイレ行く前にぶつかっちゃって
お世話になった人達た。
『あっ·····試合お疲れ様でした!!』
何を言ったらいいかわからず咄嗟に
お疲れ様ですだなんて言っちゃった。
思っきり私、白鳥沢の制服着てるんだけど·····
嫌味に聞こえたかな·····?
マツカワ「ありがとうね、ちゃんと見ててくれた?俺たちの試合」
『あっはい!!ほんと接戦で·····ドキドキしながら見てました!』
ハナマキ「ま〜負けて悔しいけどな」
マツカワ「だな」
なんて少し切なそうな顔をして言うのが
申し訳なくってああどうしようどうしようと
考えてたら
イワチャン「お前の奢りだろが」
オイカワ「いーや!岩ちゃんの奢り!!」
イワチャン「じゃあジャンケンで決めようぜ」
オイカワ「いいよ!公平なジャンケンで決めようか!」
また聞き覚えのある声が·····やばい。
もう試合前に会ったばっかだし
会いたくないんですけど!!
まっつん?さんとマッキー?さんの
後ろに隠れた。
マツカワ「なになに」
ハナマキ「あー·····(察し)」
大きな背丈の2人の後ろに隠れれば
見えまい!!早く通り過ぎてしまえ徹先輩め!
オイカワ「あれっ?」
???
徹先輩はいつの間にか間合いに!!
最悪。
オイカワ「美樹チャンじゃん〜
もう〜なんで隠れてるのサ!
いるなら言ってよ、まっつんもマッキーも」
ハナマキ「お前に会いたくなさそうだったから
俺らの後ろに隠れててもらったの」
マツカワ「そうそう」
イワチャン「よっぽど会いたくなかったんだな」
『そうです!!会いたくないです!!
試合!お疲れ様でした!!では!!』
淡々と話して早くこの場を離れようと
りっこが行ってるトイレの近くまで行こうとしたら徹先輩に腕を掴まれた。
オイカワ「待ってよ美樹ちゃん!」
引き止める理由なんてある?
私たちもう赤の他人なんだよ?
オイカワ「話がしたい」
何を今更。
『なにも話す事なんてないよ!クソ及川!』
マツカワ「(岩泉、2号)」
手を振りほどいてりっこの元へ向かった。
ほんと、軽率なんだから。クソ及川!!
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