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ピピピピ

目覚ましの音が部屋に響き渡る。

「蘭冷?朝だよ」

「んー、」

「遅刻しちゃうから、ほら、起きて」

そういって蘭冷の体を揺さぶる

「ご飯はぁ、?」

「目玉焼きトーストとヨーグルト。あと、昨日お母様とお父様から送られてきたフルーツ」

むくっ

重い瞼を擦りながら起き上がり凛冷と二人でリビングへ向かった。



入学してから1ヶ月がたった。

あちらこちらで侍従関係の者をみかけるようになった。侍従関係とは、ペットよりカーストの高い主人と主人よりカーストの低いペットの2人で構成される関係だ。ペットは手に鎖という名のブレスレットをつける。主人の命令には絶対に逆らえないのだ。

侍従関係になる理由はそれぞれだ。

共依存、性欲を満たすため、個人のフェチなどほとんどが破廉恥な理由で侍従関係を結ぶ。

「おい!生徒会長様が来たぞ!」

いっせいに膝まづく

「やぁ、おはよう、生徒の皆さん。」

生徒会長 灯月。この学校で1番カーストが高い人物だ。教師も学校の生徒も皆がこの生徒会長のペットだ。

「今日も良い一日を。」


ピー

グラウンドに笛をの音が響く。僕たちは今、体育の授業中だ。と言っても陸上なのでただ走るだけだ。そこまで大変では無いし苦労もしない。

「次、麗・凛冷」

「はーい」

「位置について、よーいドン」

ピッ

「麗・凛冷、7.05秒」

ふらっ、

凛冷の体がふらつく。

「大丈夫か?!」

「げほっ、すこし、ごほっ、、やすま、せて、、くださ、、い」

そう言って凛冷は保健室へと向かった。

「、、お兄サマ、、」



「失礼します。」

ドアを開けても誰もいない。先生は不在のようだ。

「喘息がここで仇になるとは、、ごほっ」

「ベッドで休んでよう。」

「!、先客がいたか、、って」

そこにいたのは前に少しあった。しっぽや耳の生えている白髪の氷華さんだった。

少し怪しいというか、、危ない感じがしてあまり好印象ではなかった。

「ん、、」

(起こす前に別のベッドへ行こう)

「もう行っちゃうの?」

「えっ.?」

すると氷華と名乗った人物はスっとおき上がった。

「休んでいきなよ」

「は、はぁ、、」


「ひ、氷華さんも、体調不良ですか?」

「いや、?めっちゃ元気」

「じゃ、じゃあなんで」

「今日は妹さんはいないの?」

話を逸らされた、、

「僕だけ体調不良なので」

「喘息?」

「、、盗み聞きは良くないですよ」

「聞こえただけさ」

「スポドリいる?」

「え?」

「えっとー、たしかここに、、あった!」

「はいっ!」

スポドリをなげ、狙ったようにちょうど僕の手元に渡った。

「、、、なんで保健室の冷蔵庫にスポドリが、、?」

「僕がいれた」

「いや、いれたじゃないですよ」

「氷華さん、あなた何者なんですかっ?!」

その言葉を放った瞬間に、氷華さんはさっきまでニコニコしていた顔が剥がれ落ちたように

こちらを睨みつけるような視線を送った。

しかし、この視線に怯んだら終わりだと思い、僕も醜いかもしれないが警戒するような視線を彼に送った。

「学校で僕にそんな目を向けれるのは片手で数えるくらいしかいないよ。」

「あーあ、もう少しかんさつしようとおもったのに」

「僕は、この学校では氷華と名乗っている。

生徒会書記の2年1組氷華。よろしくね」

「、、!」

生徒会、その言葉を聞いただけで全身が震える。この学校での生徒会はこの学校の全てを統べるものたちの集まりだ。生徒会のメンバーは4人しかいない。それでもこの学校が回っているのはこの4人のカーストの高さや生まれ持っての才能が関係している。

そんな人物が、なぜ僕らの元に?

「あの、、」

「?」

「それ、保健室にいる理由になります、、?」

「うーん、理由としてはね、僕ら生徒会メンバーは授業を受けることが出来ないのさ。」

「え?」

「イベントは別だけどね」

「登校しても、まず先に行くのは生徒会室。授業は受けないからみんな暇つぶしするのさ」

「授業を受けないって、、カースト下がらないんですか?」

「下がらないよ。生徒会メンバーはカーストの高い人たちの集まりだし。高校の勉強なんかもうとっくのとうにできるよ」

「、、そんな人たちがなぜ僕たちに絡むのですか?」

「、、それは、あのへんたi、間違えた生徒会長様に言われたからだよ」

「へ、変態?」

「ん?」

「今、変態って、」

「話を逸らすとは随分とよゆうだね」

「いや、あなたに言われたくないです」

「(*^^*)」

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