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「あれ?めめー!バスタオルどこー?」
「え、棚になかった?ちょっと待って」
風呂から出ると、タオルの棚を見上げている翔太くん。ちょうど翔太くんの身長だと微妙に見えないところにバスタオルがあったので、左手を翔太くんの左肩に置いて、翔太くん越しに右手を伸ばした。
「…っ」
翔太くんの背中に俺のお腹辺りが少し触れて、息を呑んだ音が聞こえる
見下ろすと少し耳の端が赤い
いたずら心が刺激されて、スッとうなじから腰までを指先で撫で下ろした
「ひゃっ…っ!…なに…///」
勢いよく振り向く。高い声が出たのが恥ずかしいのか、もう顔まで真っ赤だ。
「綺麗な背中だなーって思って」
「なっ!もっ///急に変な触り方するなよっ!びっくりするだろ!///」
俺の手からバスタオルをひったくって、体を隠すようにして拭き始める
「ふふ。しょっぴー顔真っ赤」
「うるさい〜!着替えどこ。」
入る前に押し問答をしてたせいで、用意するのをすっかり忘れてた。
「下着これ、新しいやつだから。上はとりあえずこれ着てて、ズボンは流石にちょっと大きいか、探してくるね」
「悪かったな、小さくて」
「そんなこと言ってないでしょ〜笑」
自分も下着とズボンを履く。翔太くんに渡したパーカーは俺でも少し大きめに着てるから、完全に彼氏の服着てます状態だ。
「ワンピースみたいでかわいいね、しょっぴー」
「くそ。お前はかっこいいのがムカつくな」
「嬉しくない褒められ方だな〜笑」
憎まれ口を叩きながらも、俺の後をついてくる。
「あ、これしかないや。」
「えぇー、短パン〜?」
「文句言わないの、そのままでもいいの?」
「わかったよーぅ」
「パーカーは?新しいのにする?それ昨日俺が着てたやつだし」
「もうこれでいいよ、別に嫌じゃないし〜」
口を尖らせながらも素直に短パンを履いた翔太くんは、俺の問いかけに適当に答えながら、さっさとソファに向かっていった
パーカーが大きすぎて短パンはほぼ見えてなかったが、かわいいので何も言わずに後ろ姿を見送った