〖ありがとう〗

本編は第19話〖失敗〗の続編となっておりますそちらをご覧になられてからご覧ください

青「お前なんかｯ”…」

「大っ嫌いやｯ”ｯ”!!!」

黒「ｯ”…ぁ”……」

「お…れもｯ”…ｯ”………まろなんかｯ”…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

青「ｯ”……」

黒「まろなんかｯ”！」

「大っ嫌いやｯ”!!」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ!

青「待ってｯ”！」

ﾊﾟｼｯ

黒「離せやｯ”！」

「このなんにも可愛くもなんともねぇｯ”……」

「このｯ”」

「失敗作がｯ”！」

青「ぇｯ……？」

ﾊﾟｯ

黒「もう行くな」

青「待ってやｯ”ｯ”！」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ!

黒「着いてくんなｯ”！」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ!

青「ｯ””…」

またｯ、

また人を不幸にさせた、

ごめんｯ……ごめんなさいｯ、

ｽﾄﾝｯ

もう、

辛い

幸せ

好き

嫌い

楽しい

苦しい

もう、何もわかんない

ごめんねｯ

帰る家ないな……

もう、えっか

暑いですら分かんない

青「……」

〖このｯ”失敗作がｯ”！〗

最愛の彼に言われた言葉

青「う……ぁ…ごめんなさいｯ…」

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

水「いふ君ｯ……？」

「ねぇｯ！いふ君ってばｯｯ！」

ﾍﾞﾁﾝｯ

ｼｭｯ（爪が当たる）

水「ぃ……」

青「あ……ぁｯ……」

白「ちょｯ…いむ君に何してくれてんねんｯ！」

青「だってｯ…」

白「だってや無いやろｯ”!?明日せっかくのモデル撮影があったんにｯ”どうするんｯ”！」

青「ごめｯ___」

白「ごめんや無いやろｯ”!?付き合ってた頃からｯ”謝って許されると思っとんｯ”!?」

青「ちがｯ」

白「違うくないやろｯ”！少なくとも俺の中のお前は謝ってばっかでｯ”何も出来ひんくてｯ”！」

青「う……ぁ…」

ﾍﾞﾁﾝｯ”！

白「ちゃんと喋れやｯ”！」

ｸﾞｼｬｯ（髪を持つ）

青「あ……ぁ…」

〖ちゃんと喋りなさいよｯ”！〗

白「聞いてんのかｯ”!?」

〖聞いてるのｯ!?〗

白「なんでそんなに出来ん奴なんｯ”！」

〖なんでそんなに出来ない子なのｯ”!?〗

白「誠に申し訳ございませんでしたって謝れよｯ”！」

〖誠に申し訳ございませんでしたって謝りなさいよｯ”！〗

水「落ち着いてｯ……大丈夫だからｯ」

〖母さんｯ…落ち着いてｯ〗

水「隠せるって言ってたしｯ……」

白「ｯ”……いむ君が優しいでよかったやんｯ”」

〖お父さんが優しくて良かったわねｯ”！〗

「もう、要らへんから、じゃあな」

〖もう貴方は必要じゃないのｯ！〗

青「ぁ……ぃゃｯ…」

水「いふ君ｯ？大丈夫ｯ……？」

白「まろちゃんｯ……？」

青「ｯ”…はｯ”………」

ﾄﾞｸﾝｯ

ﾄﾞｸﾝｯ

ﾄﾞｸﾝｯ

青「はぁｯ”…！はぁｯ”…！」

嫌だｯ”…嫌だｯ”……

何もｯｯ”…俺に言わんといてやｯ”……

白「まろ……ちゃんｯ……？」

ﾄﾞｶｯﾄﾞﾝｯ!

【なんでしてないのよｯ”！】

〖ゃめてｯ”下さｯ”〗

〖次からはｯ”…ちゃんとしますｯ”…〗

【次からって……その言葉何回も聞いたｯ”！】

ﾄﾞｽｯ

〖あ”……ぅ”ｯ…〗

ｸﾞｼｬｯ（前髪を持つ）

〖い”……〗ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

嫌だｯ

思い出したくない

嫌だｯ…嫌だｯ”！

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ!

白「まろちゃんｯ！」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ!

水「ちょっとｯｯ」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ!

青「ｯ”…はぁｯ”…はぁｯ”…」

ﾄﾞﾃｯ

青「ぃ”……？」

ぁ……れ？痛くな…い？

青「あ……ははｯ…」

立てないな

手足に力…入んないや

水「いふ君ｯ！」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ!

青「……？」

水「頭打ってるｯ…」

白「頭から出てる血も止まんないｯ…」

青「ぁ…に…き」

「手ｯ……ぎゅって…してｯ」

白「ｯ”……!!」

「もしもし悠くんｯ！」

「今すぐ位置情報送るから早く来て！！」

「まろちゃんがｯ！」

ﾌﾟﾂｯ

青「ど……こｯ……？」

水「あにきもうすぐで着くって」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ!

黒「はぁｯ”…！はぁｯ”…！」

青「てｯ…にぎ……って」

黒「ｯ”……」

ｷﾞｭｯ

青「んへ…へｯ…あ………ったかいｯ」ﾆｺｯ

ﾖｼﾖｼ

青「て……お……っきいねｯ…」

黒「も、ゆっくり寝てな……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

青「ぅ……んｯ…大……す……きｯ…」

ｷﾞｭｯ（握り返す）

青「……」ﾆｺｯ

ｶｸｯ

黒「ｯ”……なんでｯ”支えてあげんかったんｯ」

水「僕達は僕達なりに支えてたよｯ！」

黒「支えられて無いからこうなっとるんやろｯ”！？」

白「悠くんやって支えれてないんやないんｯ”!?」

黒「なｯ”……」

水「ほら、落ち着こ？」

ﾎﾞｺｯ

水「ぃ”…」

黒「ほとけは黙ってろｯ”！」

白「いむ君になんするんｯ”！」

黒「はぁｯ”!?割り込んできたこいつが悪いやろｯ”！」

水「ｯ”……」

ﾄﾞﾝｯ!

白「ｯ!?」

ﾋﾞｸｯ

水「やめてって僕が言ってんのに」

「なんで辞めないの？」

黒「だってｯ」

水「真夜中に成人男性が叫んで恥ずかしくないの？」

「なぁｯ”…」

「はぁｯ”…もういい”…明日の撮影取り消しとって」

ｽﾀｽﾀｽﾀｯ

黒「どこ行くんｯ！」

水「マナーを守んないやつと一緒にいたくない」

ｽﾀｽﾀｽﾀｯ

白「待ってやｯ”！」

水「うるさいｯ”！」

白「ぁ……」

ﾋﾞｸｯ

黒「……ごめんｯ初兎」

白「……ｯ”！」

ｸﾞｸﾞｸﾞｯ”！

黒「ぅ”ぐｯ”…かはｯ”…」

「な”__で首ｯ”……ぅ”ｯ”……」

（抵抗する）

白「お前のせいでｯ”…」

「お前のせいでｯ”ｯ”！」

黒「ぅ”ｯ”…」

白「いむ君はｯ”おかしくなったｯ”ｯ”」

「お前なんかｯ”ｯ”！」

「このまま死んでまえｯ”ｯ”！」

黒「ぁ”……」

俺なんか……

このまま死んでしまった方が楽なんや

（抵抗しなくなる）

黒「ぉ”…れ”…を”ｯ”…」

「こ”…ろ”ｯ”…しｯ”………てｯ”」

「お”ま”……ぇ”…の”」

ｷﾞｭｯ

黒「こ”の”…手”…でｯ”…」ﾆｺｯ

白「はぁｯ”…はぁｯ”！はぁｯ”！」

ｸﾞｻｯ

白「死ぬ時はｯ”…一緒やろｯ”？」

ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

黒「…ぉ”ん”ｯ”…」ﾆｺｯ

白「ありがとうなｯ”…悠くん」ﾎﾟﾛｯ

黒「ぉ”れ”……も”…ぁ”り”……がｯ”…と”……」

ﾊﾟｯ

ﾊﾞﾀｯ

黒「……」ﾎﾟﾛｯ

白「……」

ﾊﾞﾀｯ

（手を握る）

黒「しょ”ぉ”で…よかっ”…た”」

ｶｸｯ…

白「俺もやでｯ”…」

ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

白「ごふｯ”…」

ｶｸｯ

一方その頃

水「仲直りの為のケーキ買ったけどどう食べさせようかな…お菓子もかったし…手紙も書いたし…」

ｷｷｷｰ！

水「ぇｯ……？」

僕は歩道を歩いていたはずなのに

柵をひん曲げて突っ込んできた

水「ぅ”ぐ…」

僕は柵と建物に挟まれ

腹には柵がめり込んで血が落ちている

痛い、苦しい…

息…できるはできるけど上手く出来ない

<人が挟まれたぞ！

水「……」

2人とも…ごめんね…

来世でも……会おうね

そして

ありがとう

ｶｸｯ…

計5000字ぐらい行きましたね

それでは

またね！