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番外編 「雄英の日常・小さな胸キュン」
雄英高校・放課後。
校庭には子どもたちの声はなく、静かな空気が漂う。
哀とダビは、校舎の屋上で並んで座っていた。
哀:「ねぇ、ダビ。」
ダビ:「ん?」
哀:「こんなに平和な日常って、久しぶりだね。」
ダビ:「……そうだな。昔の俺じゃ想像もできねぇ光景だ。」
トガが突然、屋上に駆け上がってきた。
トガ:「おーい!二人とも、今日は模擬戦がないから暇でしょ!?」
ダビ:「あぁ……暇だな。」
哀:「トガ、急に来ないでよ!」
トガ:「えー?でもほら、せっかくの平和な日常なんだから、楽しもうよ♡」
トガが持ってきたのは、手作りの紙飛行機。
三人で飛ばし合いながら、笑い声が屋上に響く。
ダビ:「……お前、何でそんなに元気なんだ?」
トガ:「元気が取り柄だから♡」
哀:「もう、ほんと……」
飛ばした紙飛行機が、ダビの肩に当たり、彼は少し赤くなる。
哀は思わずくすっと笑う。
哀:「ふふ……ダビ、赤くなってる。」
ダビ:「……なんでもねぇよ!」
哀:「ほんとに?」
ダビ:「……あぁ。」
その時、ホークスが屋上の端から羽を広げて登場。
ホークス:「おいおい、何してるんだ。楽しそうだな、俺も混ぜろよ。」
トガ:「おじさんも紙飛行機で勝負だ!」
ホークス:「……負けるわけねぇだろ。」
こうして、屋上は大人と学生が入り混じった笑い声で溢れた。
ダビはそっと哀の手を握り、互いの温もりを感じる。
ダビ:「……こんな日常が、ずっと続けばいいな。」
哀:「うん、ずっと一緒に。」
夕日が二人の影を長く伸ばす。
小さな幸せと胸キュンが、
雄英の日常に静かに積もっていった――。
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🌸 ナレーション:
「戦いや災いを超えた日常は、
小さな笑いや胸キュンで満ちていた。
二人の愛も、誰もが羨むくらい穏やかで確かに続いていった。」
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💠 完 ―「雄英の日常・小さな胸キュン」 💠
戦いも炎も過去も、もう必要ない。
残ったのは、笑顔と温もり、そして二人の変わらぬ愛。