テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
はろー
uttnの続きだあああ
何回も言ってますが、BL、nmmn要素ありますのでご理解ある方のみどうぞ!!!↓
(今回も少しtnが可哀想です。 苦手な人はブラウザバックを!!)
____________________
あの日から数日経った、ある日のこと。
とても天気のいい日だった。
地面はからりと乾いていて、きらきらと反射していた。
それはそれは僕にとって酷く見えた。
光が描く虹色が、頭の中で処理ができなくて。
光の屈折が根本ごとわからなくなって。
それはとても酷く歪んで見えた。
ばたりと、頭の重みが急に感じなくなった。
頭と背に鈍い衝撃が襲いかかる。
「さっさと死んでしまえば」
「生まれてこなければ」
「どうしてそんなことができないの」
大嫌いなあの声が、頭の中で鮮明になって歩きだした。
苦しい
息がうまく吸えない
だんだん目の前が真っ暗になってゆく。
視界の端にタバコの煙が映ったような気がした。
大好きな匂いが、鼻腔をくすぐったような気がした。
「________トントン!」
大好きな声だ。その声に思わずハッとして、視界が開かれる。
「あうっ、はあっ、はぁっ、はあぅっ、げほっ」
__________大先生だ。
「とんち、落ち着いてや、頼りないかもやけど俺がおるからな。ひっひっふーやで」
「はあっ、はっ、はあっ、大先生おまえ、そ、それはちゃ、ちゃうわ…はあっ、げほっ」
「あえ、ちゃうかったっけ、て、そんなことなんてどうでもええねん!一回ゆっくり深呼吸しよか。俺の呼吸にあわせてや」
すーはーすーはー
大先生が僕を抱え上げて、至近距離で覗き込むような体制になった。
もうこれは別の意味のしんどいに塗り替えされると思う。
鼓動がどんどん速くなって顔が熱くなる。
「と、トントン!?!大丈夫かおまえ、げろ顔熱いやんけ!!絶対熱やて、ほ、保健室!!!」
きゅ、救急車!!みたいに呼ばんとってくれと内心思いつつ、大先生らしい言動に安心を覚えた。
びっくりすることに、大先生は僕を姫様抱っこで保健室まで届けてくれた。
まさかの見たことないぐらいの全速力で、僕は思いっきり風を感じた。
保健室に着くまでの僕の心拍数は異常値を示していたと思う。
大好きな匂いが体いっぱいに感じられてとても幸せだったが、幸せすぎてくらくらしていた。
__________________
読んでいただきありがとうございました!!
続きをお楽しみに!