テラーノベル
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uttnの続きです
今回はBL要素ほんまにちょっとはいっております!
⚠︎BL、nmmn要素ありけり
苦手な方はブラウザバックを!
どんと来いって人はどうぞ!!!!↓
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保健室に着いたときにはもうてろんとしていて、目はぐるぐるに回っていた。
保健室には先生も誰もいないようだった。
「とんちー振り回してごめんなあ、大丈夫か?」
「あ、や、おかげで大丈夫やと思う、ありがとうなあ」
大先生は肩で息をしていて全身汗だくだった。
そんな自分のことよりもこんな僕にへにゃっと微笑みかけてくれた。
さっきの気持ち悪さはどこへいったのか誰かに聞きたいほど無くなっていた。
それは大先生のおかげだ。でも、胃の中が空っぽだったことに今更気づいた。
すっとお腹に手を当ててさする。
元々すこし肥えていた方だが、今ではびっくりするほど肉つきが変わっていた。
この数日、顔つきが日に日に変わる僕に大先生はびっくりしたのだろうか?
そんな僕を見て大先生はどう思ったのだろうか?
悲しいことに、ほとんど記憶が無に等しくて覚えていなかった。
お腹をさする僕を見た大先生は気を遣ってくれた。
「おまえここ最近ちゃんとメシ食うてるんかってずうっと言うとるやろ。とりあえずなんかのみもんでも飲むか?」
またぼやりとしてきた僕はこくりと首を縦に振った。
「わかった、ちょっと待っててえな」
大先生はいつも保健室に世話になっているため、(主にサボるため)手慣れた手つきで保健室の事務室(明らかに先生しか入ってはいけないところ)に入りごそごそし始めた。
ぼーっとベッドに丸まったまま不思議にその姿を見ていると、少し経ったのち大先生は右手にスポーツドリンクを持って事務室から出てきたのが見えた。
「ほらスポドリ。とんち飲めるか」
ペットボトルのキャップを手慣れた手つきでぱきっと開けてこちらに差し出してくれた
もそりと少し体を起こし、震える手でキンキンに冷えたペットボトルに触れた僕は、大先生にちびりと飲ましてもらった。
久しぶりに飲んだスポーツドリンクはもちろん糖分を含んでいる。
とても久しぶりな糖分が舌をつたい味が伝わる。
「おいしい…」
久しぶりの糖分であり水分であった。
体はこれほどないぐらい喜んでいて、舌がぴりぴりっと震えた。
手先の冷えが糖分のエネルギーによってぽっと温まってゆくようで、とても心地が良かった。
また、本当に涙が出るほどそれは美味しかった。ここ最近、ずっと泣いている気がする。
「うえあああとんち!?!どうしたんや泣いて、え、ええ??」
大先生も僕の表情をあまり理解してないようで、さっと青ざめた大先生だった。
だがにこりと微笑んだ僕を見て大先生も頬が綻んで、ははっと笑い返してくれた。
「いやあ、なんか安心したんy、…へ、んっう」
そのまま唇を奪われたのは夢なのだろうか。
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さあさあストーリも山場となっておりますぜ!
ここまでの話はメモでずっと書いていたところなので続きが少し遅くなるかもしれません、すみません🙇♀️
あと一話ぐらいは途中まで書けているので、それはすぐ投稿できると思います。
たぶんもう少し続くと思うので、気長に 続きを待っていただけると嬉しいです!!
また会う日まで!!ばい!!
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