テラーノベル
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ずっと後悔していた。
ずっと此現状に悩んでた。
ずっと君にこんな気持ちを伝えられぬまま。
我は、深い闇のそこへ沈んでいった。
?「皇帝!!」
ああ、誰かの声がする。でも、ここは響いて闇に呑まれるだけで、なんと言ってるのか、誰の声かも分からない。
ただ、何かから目を覚まさず、誰かの声が聞こえて、恐怖に自分が呑まれてる。
それだけしか分からない。
皇(あーあ、ヘスティアに思いを伝えれば良かったなぁ…)
でも、そんなこと考えてても、もう遅い。間に合わないから。
手遅れだから。 あと一歩ぐらいで、間に合ったはずだった。
でも、我が全て変えた。 全て疲れたから。
警察業務も、ギャングの対応も、全部、自分がやったから?
自分が溜め込みすぎたせい? なら、自業自得だね。全部自分が悪いから。
みんなが心配してくれてても、その返事はだいたい「大丈夫だよ」「いや?別に?」って言ってはぐらかしてるだけなんだ。
本当は、体も心もSOSを出てたんだ。でも、自分の想いが、そのSOSに気づかなかった、いや、
気づいていても、「大丈夫」って言って、放っておいてしまったから。
そんな事なんか今はもう、関係無いんだから。
もう、我が「皇帝」としても、「警察の上官」としても、生きなくていいから。
生きる理由なんて砕け散ってしまったから。
?「ねえ!皇帝がいなかったら嫌だよ!!」
…?なんて言ったんだろう。
そういえば、生きる理由は一つだけあったな。
皇(ヘスティアが居たからだな。)
ヘスティアには辛いことを言えたし、悩みも言えた。弱音を吐けたし、
自分の今一番の心の支えだったのかもしれない。
君も、救急隊の仕事が忙しくなってしまって、それでも、辛い時も優しいことをしてくれた。
段々と疲れていく君を我は見たくないんだ。 辛い顔してる君を見たくないんだ。
だから、それで、溜め込みすぎたのかもしれない。
皇(ごめんな…ヘスティア、先にこんなことになってしまって。)
謝ることしかできない。ただ、我の言葉も闇に呑まれ消えていくだけ。
何も出来やしないんだ。何も変わらないんだ。
?「お願い…だからっ!」
なんで君はそんなにも目覚めて欲しいの?こんな我を必要とするの?
?「皇帝に、思いをまだ伝えきれてないよ!」
皇(…へ?今…)
そっか、君はまだ我のことを必要としてるんだな。
…やっぱり、君ともう一度話したい。ヘスティアに思いを伝えたい。
やりきれてないことが沢山ある。
どうか、闇に沈みすぎた我を光で包み込んでくれ…!
ヘスティアside
「皇帝、もう急に倒れてから7日が経ったんだよ。
一回でいいから、てーこーと話したいな。」
私はそう言い、てーこーの手を握る。
そんなことしたって、握り返されることも無いけど。
なんで、こんなことになっちゃったのかなぁ?
私が切羽詰まりすぎて、てーこーの悩みも言えなくて、溜め込んじゃったのかなぁ…
「それだったら、ごめんね、私が悪いよ。ごめんね、ごめんね…」
ただ、謝るだけしかできなかった。そして、何度も拭いてもこぼれる涙はどうしようも無かった。
「ふーっ…何とか収まった。
いつもなら、こんな時は慰めてくれただろうなぁ…」
ガラガラガラ
「…?あ、らだおさん達。」
ら「…どうですか、皇帝は。」
「まだ…覚めそうにも…ないです。」
ミ「…そっか、でも別に、ヘスティアさんのせいでは無いですよ。大丈夫です。」
ペ「きっと皇帝は目を覚ますから!」
「っ…そう…だよね。」
ペ「…だからさ、大丈夫だから。」
「ありがとう…」
ら「…そうだな、いつか目を覚ます、そう信じないと、皇帝も目を覚まさないか。」
ミ「そうだね、きっと皇帝もこんなのを望んでるだろうし。」
ペ「…そうだ、みんなで皇帝を呼びかけよう。」
「…え?」
ペ「みんなで一緒に、皇帝を呼ぶんだよ、そしたら、その声に気づいて目を覚ますかも。」
ミ「…そっか、なら、一回やってみよう。」
ら「分かった、じゃあ、せーのっ。」
みんな「皇帝!」
皇帝side
?「皇帝!」
あ?今誰かの呼び声がしたな。
いや、きのせいか。こんな闇深いとこまで声が届くはずがない。
きっと、違うから。
?「皇帝!!」
これも、全部、嘘だから、ただの幻聴だから!こんな声はここまで聞こえないし、間に合わないよ!
みんな「皇帝!!!!」
リア(っ…ははっ…皆の声が聞こえる…あれは…紛れもなくみんなの声なんだな。)
分かったよ、我。みんなの熱い想いが。
その瞬間、目の前に光が現れた。 光が迎えてくれてるのだろうな。
ヘスティアside
皇「ん…」
ヘス「皇帝!」
ぺ「こうてー!」
ら「目を…!」
ミ「良かった、目を覚まして。」
皇「ごめん、こんなことをしてしまって。」
ら「いや、これは誰も悪くない。」
ヘス「…これは…」
ペ「大丈夫!ヘスティアさんは悪くない!皇帝のために心の支えにもなってくれてるんでしょ?」
ヘス「…!そ、そっか、ありがとうね。」
皇「…なぁ、ヘスティア。」
ヘス「ん?どうしたの?」
皇「今一旦ヘスティアと我だけってことは出来ないか?」
ら(お…?)
ペ(ついに…?!)
ミ(どうなるかなぁ…)
ヘス「…!出来るよ。」
ら「じゃあ俺たちは抜けますね。」
ペ「じゃーね!皇帝、元気にしてよな!」
ミ「それでは、ヘスティアさんありがとうございます。」
ヘス「…それで、話って…?」
なんだろう…まさか?いや、そんなはずがないよね…
皇「あの…えっと…そ、その…」
皇(やばい言葉詰まりすぎだ…)
ヘス「ゆ、ゆっくりで良いよ。今言えなかったら後ででも良いよ」
皇「いやせっかく今ここにいて誰も居ないから今で…」
ヘス「分かった。」
皇「え、えっと…ヘスティア、あ、あのっ、前から…ヘスティアのことが…そ、その」
皇「す、好きだったんだ!」
ヘス「ほ、ほんと!嬉しい…」
皇「い、良い…のか?」
ヘス「うん!もちろん!」
皇「よろしくな!」
ヘス「こちらこそ。」
一方その頃
ら(イヤッフー!)
ペ(ナイスナイス)
ももみ(結ばれたー!)
ましろ(いよっしゃー!)
ミ(待ちに待ったこの時!)
フィーバー状態だった。
今回は報われない路線に行こうかなって思ったけどヘスティアと皇帝結ばれたらいいよなって思いました。
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