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第80話『予選 ― 再戦』
中華連合武闘場。
直径百メートルを超える巨大な闘技場。
観客席には九雄の兵士や民たちが集まり、超満員となっていた。
実況役の兵士が高らかに叫ぶ。
「皆様、お待たせいたしました!」
「第一回・中華最強将軍決定戦!」
「最初の試合は予選!」
歓声が響き渡る。
「虹代表!」
「じゃぱぱ!!」
じゃぱぱがゆっくりと入場する。
右手を軽く上げると、虹の応援席から大歓声が上がった。
なおきりが笑う。
「頑張れ!」
シヴァも手を振る。
「いつも通りでね!」
続いて。
「龍代表!」
「黒牙!!」
黒牙が堂々と歩み出る。
龍の応援席では、蒼厳が腕を組んで見守っていた。
黒牙はじゃぱぱを見る。
「また会ったな。」
じゃぱぱは笑みを浮かべる。
「今度は戦争やない。」
「正々堂々、一対一や。」
黒牙は頷く。
「ああ。」
「今日は勝敗だけを決める。」
二人は闘技場の中央へ進む。
#リゼロ
すず
812
41
🍙
2,338
33
その時。
李丙が立ち上がる。
「ルールを説明します。」
場内が静まる。
「武器の使用は自由。」
「場外。」
「降参。」
「戦闘不能。」
「この三つのいずれかで決着とします。」
「なお、相手の命を奪う攻撃は禁止。」
「故意に命を奪おうとした場合は即失格です。」
両者が頷く。
李丙は右手を上げた。
「それでは。」
「予選。」
「開始!」
ゴォォォン!!
開始の鐘が鳴る。
黒牙が一気に踏み込む。
「はぁぁっ!!」
巨大な拳がじゃぱぱへ迫る。
しかし。
じゃぱぱは半歩だけ身体をずらした。
拳は空を切る。
黒牙が驚く。
「速い!」
じゃぱぱは反撃しない。
ただ距離を保つ。
観客席の王翦が静かに口を開く。
「見極めている。」
李牧も頷く。
「黒牙将軍の癖を読んでいますね。」
黒牙は連続で攻撃を繰り出す。
右。
左。
回し蹴り。
だが。
じゃぱぱはすべて紙一重でかわしていく。
観客席からどよめきが起こる。
黒牙は息を整え、笑った。
「なるほど。」
「戦争の時より強くなってるじゃねぇか。」
じゃぱぱも笑う。
「そっちもな。」
「だからこそ……。」
じゃぱぱは初めて構えを取る。
「ここからが本番や!」
場内の歓声が一段と大きくなる。
予選とは思えない熱戦が、いよいよ幕を開けた。
コメント
1件
うわああ第80話おめでとうございます!!🎉✨ もうそんなに積み重ねてきたんだね、すごすぎる…! 今回の予選再戦、めっちゃ熱かったよ〜!!じゃぱぱvs黒牙、戦争の時とは違う「正々堂々の一発勝負」ってところにグッときた😭💕 最初は全部紙一重でかわしてたじゃぱぱ、あれ「見極めてる」って王翦と李牧が解説してくれたおかげで、強者の余裕と戦術眼が伝わってきたよ! 「ここからが本番や」で構え取るところ、マジで鳥肌立った…!次どうなるの?!予選なのにこの熱量やばすぎるよ🍙さん…!🔥🔥🔥