テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
なつと同居してから早くも2ヶ月が経った。
季節は夏になりかけ
もうすぐ体育祭が始まる頃だ。
桃)明日、体育祭の種目決めるんだって!
翠)もうそんな季節か〜
茈)⋯
この体育祭
ほかの人は楽しみで仕方がない行事の一つだ。
けど、俺らにとっては苦痛の行事
去年の体育祭で余裕の勝ちを見せたのも俺らのおかげだと思ってるやつらが多い。
だから、今年も期待のまなざしを受ける。
茈)だから、嫌なんだよ
桃)まぁ今年は目立たない種目を選ぼ
翠)そうだね、もう目立つのは懲り懲りだよw
部屋に戻るとなつがもう居た。
毎回早いんだよな帰るのが
茈)よっ!
赫)ビクッ…ペコ
2ヶ月同居しているのに距離を置かれている。
そんなに俺の事嫌いか?
茈)そ、そういえば明日運動会の種目決めるんだったよなー(棒)
〃)なつは何かしたいのあるの?
よし、我ながら良い作戦
さり気ない会話が1番いい、らしい
するとなつの食い付きが今まで1番良かった
けど…
赫)…ッポロポロ
泣いている。
茈)、!?どうしたんだ?
赫)…ポロポロなんでも、ない…です、
茈)なんでもなかったら泣かないだろ
とりあえず泣き止むまで傍にいた。
約5分ぐらいで泣き止んでなつは話した。
赫)たまたまね、クラスの人の話が聞こえてきて…
ク)今年の運動会楽しみだね
ク)それな!でもさ、俺らのクラスハズレだよな
ク)なんで?
ク)嫌だって”障害者”いんだぜ?負け確やんw
ク)確かにw、一気に楽しみ無くなったわ
赫)…
赫)それで去年も同じだったから…怖くて…
始業式、いや入学式から感じていたが
ここは”価値があるものだけが勝者”
“それ以外は要らないもの”
そんな感じで人を分けている
直接見てなかったから何も先生には言えなかったけど
今のなつの言葉で俺の中で何かが切れる音がした。
茈)明日、決める時俺が何とかする
〃)だから泣くな、大丈夫だから
赫)…ッありがとう…ございます…ポロ
赫視点
もう少しで体育祭が始まる
俺は当然のように邪魔者扱い
今年だって…、ッ
相部屋のいるま
俺とは違って才能の塊のやつ
そんなやつと一緒なんて誰もが嫌味を言ってくる
『あいつのせいでいるまくんに不調起こしたらどうすんの?』
『先生も部屋の決め方後悔してるらしいよ』
『あの時潔く”俺違うところがいいです”って言えばいいのにね』
『空気読めよ 』
慣れているつもりだったけど改めて聞くとだいぶ傷つくんだよな、w
体育祭だってそう言われてる俺は出ない方が迷惑かけないんじゃ、なんて何度も頭を過ぎる
茈)よッ!
赫)ビクッ
突然、部屋に入ってくるからびっくりする
あまり関わりたくない、関わってはいけない人だからどう一緒にいればいいか分からない
すると彼は、体育祭の話を振ってきた
、種目?
『マジで足引っ張るんじゃねぇぞ』
『お前は雑用にでもまわってろ』
また聞こえてくる、”話声”と”心の声”
赫)…ッポロポロ
怖い…心の声なのか嘘なのかも分からないッ
そう思ってるなら体育祭なんて…ッ
でも彼は俺が泣き止むまで一緒にいてくれた
途中、また聞こえてパニクっても優しく声をかけてくれたように見えた
この人ならいいのかな、
こさめとかみことしか信じてこなかった
何故か、この人ならって思えてしまう
でも、そうやって…ッ、また…、
だから、俺は本当のことは言わずに
でも、クラスの人に言われたことは言った。
少し傷ついたって思ったからかな
別にそんな気にしてる訳じゃないし…
俺が話してる時のいるま真剣に聞いてくれた
なんでそんな優しい顔をしてくれるの?
思わず泣きながら話していた。
悩んでない訳でもなかったんだなって
辛かったけどこんな真剣に聞いてくれる人が今いるから泣いてしまう。
茈)明日、決める時俺が何とかする
〃)だから泣くな、大丈夫だから
そう言って抱きしめてくれた。
この人を少しでも警戒してた自分が馬鹿みたいだ
赫)…ッありがとう…ございます…ポロ
俺が生きててもいいって思えた日だった
俺は心から感謝を言った。
いや〜、下手くそすぎてやばい
続いてるのも奇跡かもしれませんw
では、次の話で!
コメント
1件