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テラーノベル(Teller Novel)
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暗闇の中、目が覚める

暗闇の中には誰にも居なくて

ただ、真っ暗で音も何もしなくて怖かった

すると、ひとつの光が出来た

光に向かって手を伸ばしてもそれは届かなかった

絶望しかけている時に聞こえるのは

仲間の声だ大好きな彼奴らの声

「大先生……起きぃや……」

ぼくやって、起きたいねん

「なぁ!!なんで起きひんねん!!!」

怒らんといてや、シャオちゃん

「気づいて……られへんくてごめん……なぁ、……ッ!」

トントン、泣きそうな声で言わんといてぇや

「……、お前が居なくなって、皆、……おかしくなってもうたんや」

ロボロ?それ……ほんとなん……なら、

起きな、……

「だいせんせぇ、……ロボロまで可笑しくなったら俺……、」

ゾム……、

お前らの所へ行こうとしたって道なんてない

音もなく、こぼれ落ちる涙を拭ってくれる人なんていない

目の前には、ひとつの青色風船があって

その風船は割れそうだった

割れないようにしようとしても、風船は膨らみ続けた

風船が膨らめば膨らむうち、自分の体はドンッと重くなった

風船のせいならば、風船をどうにかしなければ……、

そういえば、昔のパーティーの時

『あれー?無理やねんけどぉ!とんちぃ!助けてぇぇ!!』

「はぁ、!?、もう知らへんわぁ、」

「あ、でも風船の空気入れる部分あるやん?」

「そこをゆっくりもって、少しづつ空気抜いてけば大丈夫や思うで?」

そんな、アドバイスをとんちにして貰ったような……、

風船は、悪い言葉で大きくなるなら、……

なら、……

『……簡単な事や、』

なんで気づかなかったのだろう。

すると、タイミング良く声が聞こえる

『大先生!!起きてはよ、ゲームしよや!、』

……しょうがないなぁ…w…やらなきゃ、

『ご飯とか食べいこうやぁ!シッマだけやと暇やねん』

えぇ、?それは勘弁してほしいなぁ、

『お前ともっと、何かをしてたい!!!』

…僕もだよ

『お前と、我々だと言う組織で活動をしていきたい』

僕もそうしたい、…

『全員で!此処で!!!』

そう聞こえると、風船はどんどんと小さくなり、

空気はほぼほぼ入っていなかった

風船はこちらの方へ少しづつ飛んできて、自分の方へとんっと当たった

目が覚める

目を開けると、自分は病室へいた

だけど、やっぱり思ってしまった

自分なんかが、そんなこと思ってもいいのか

だって、彼奴らとは生きている格が違うのだから、

そう思うと、自分が情けなくなってきて、

あぁ、死にたい

パジャマみたいな、病院着に違和感を持ちながら、

ベッドの上からゆっくり下りる、

下にあったサンダルを履いて、病院からこっそりと抜ける

そこは、××病院と言って、海に1番近い病院だった

五分ほど歩くと、海が見えてきた

サンダルを抜いで、浜辺から海の中へと入る

夏でも無いのでそりゃあ冷たい

腰ぐらいまで浸かった時、海の側面には

空に写るまん丸のお月様が反射されていた

流れ星がヒューンって過ぎて、

昔に彼奴らと海に来て騒いだ記憶を思い出しながら、ははwなんて乾き笑いをして

僕は、綺麗なクラゲが青色の風船がまん丸満月のように大の字に海に浮かんだ自殺しようとした

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コメント

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まだしようとしただけだからぁぁぁぁ

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