母の通夜時、姉夫婦の城山先生、
私の傍にお父さんが座り、梨花おばちゃん、龍之介、城山先生の両親がお線香を立て、
「あなたお神酒」
「そうだったな」
姉の摩沙美があずみを抱いてた。
あずみが指をさしてた。
「あそこに…おばあちゃん?」
「あずみ見えるの」
頷いたあずみ、
みえた、
叔父の田村真哉さんが動く人だった。母の弟になる。
「義兄さんこれは?」
「葬儀のスタッフがやる仕事だろ…」
「上がり元に花があったから」
「名前ついてないのか?…」
誰だろ…
「真山未だか?梨花…」
「連絡したわよ…」
「ねぇ仁さんも動いたらわ…」
顔合わせした時、真面目な人だって真山のお義父さんが話してた。
ヨイショ!
桜井さんのおじさんいますか!
「どなたかな」
神野慎之助君…
「これ家の親父が添えてあげなさいって」
「え?神野さんが…」
「足悪いから来れないからって」
「慎之助あなた何してるのよ!」
「母さん…来たのか…」
「タクシー使うの?困った子ね」
奥さま…
「桜井さんお初に目にかかりますこの度は御愁傷様でした」
和歌子に似てた…
背格好、仕草がそっくりだった。
お線香あげさせていただきます。
後ろ向きになり靴を並べてくれた。
少しずつお客様がみえた。
これをどうぞ…
記載した、
若松先生、中島加奈子先生、中学時代の先生達がみえた。
誰が教えたの?…
優樹菜がみえた。
万梨子…
同級生がみえたのは、龍之介、慎之助、優樹菜だった。
高校生でみえたのは、川合久美子、真坂薫さん、
万梨子さん~!
真坂さんありがとうございます。
隣に座ったご婦人の顔を見て、
おば様?…
「薫さんその方中学の神野君のお母さんよ!」
警察が見えた。
桜井さん良いかな?…
はい和尚がまだ来てませんが、
フードを被された男性が手錠をかけてた。
「良いかな?…」
はい?…
皆が見た相手
小暮祐也先生、
「濡れ衣される所でした」
「君…」
傍にいた真坂薫さんが
「先生?」
ちょっと待ってください。
お線香、ロウソクに火をつけた。
数珠をかけ、チーン!
拝んでた。
皆様にお伝えしたいと思い、
「私は桜井和歌子さんと以前お付き合いされてましたが。歳が離れて過ぎるから別れました」
〈〈〈え…〉〉〉
万梨子ちゃんが入学した時に彼女は目を合わせてくれなくて、
「一度会いたくて、私が結婚するから…お仲人を申し込んだのですよ後から聞きました。桜井和歌子さんが亡くなったって。彼女に結婚延期しました。でも理由を聞かせて欲しいって疑われてもいいから、彼女に話しました。でも彼女は受け入れられないって別れました…すみませんでした」
「元彼氏?お父さん知ってたの?」
目を白黒してたお父さんが倒れた。
タオルを頭にかけ、
お父さん?…
「お母さんと会ったときいつの事笑っ」
俺は25の時、和歌子が20才
「すぐに子供作らなかったよ摩沙美が出来たのは3年後だ」
「そうだったのね」
「摩沙美?…お前鼻血が出てるよ」
お父さんのタオル取りかえた。
和尚が見えた。
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