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どーもっ無亜です~。
今回は🎲様より🍣様の病みです。
結構ぐろいんで注意してお読みください。
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死後の世界_
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夜中の2時。俺は机に向かいペンを握る。
俺の目に映し出されているのは「遺書」と書かれた表紙と端から端までびっしりと
綴られている今までの気持ち。
桃 「こんなの誰にも見せられないなぁ笑」
桃 「今日はここまでにしておくか」
そう言ってペンを置き、外の空気を吸おうと窓を開けた。
風が心地よくて思わず目を瞑ってしまう。
桃 「疲れたなぁ…」
ふと本音が出てしまった。
いつもは言わないようにしているけれど、高校の勉強も人間関係も
正直、嫌になるくらい苦しい。
そう思い始めたら無性に自己嫌悪感が湧いてくる。
皆に大丈夫だよって嘘をついて一人で抱え込んでしまう、
そんな俺が世界で一番大嫌いだ。
今日も朝が来てしまった。
目の前には小さく灯る寝室の電球とカーテンの隙間から差し込む光。
重たい体を起こし、リビングに続く階段へと足を運ぶ。
誰も居ないリビング、小鳥の鳴き声、改めて俺が一人だということに気付いた。
桃 「行ってきます」
俺は、ぼそっと呟いて家を出た。
黄 「おはよ~さん、ないこ」
青 「おはよ~」
桃 「二人ともおはよう」
青 「元気ないやんどうしたん?」
桃 「別に…?」
黄 「そうか~?」
そんな他愛のない会話を交わしているうちに予鈴が鳴った。
先 「今日の六限は体育館で道徳の授業を受けてもらうからな~」
なにそれ。道徳とか小学生じゃん。
俺がどうせ人生について語るんでしょと変な妄想をしていると一限目が始まった。
先 「内藤、答えろ」
窓の外を見ながら暇を潰していると、先生が俺の名前を呼んだ。
桃 「5xの6乗です」
先 「正解だ」
桃 「先生、お腹痛いんでトイレ行ってきて良いですか?」
先 「おう、早く行け」
俺は隠し持っていたカミソリで右腕を切る。
すると、血の塊が溢れてきた。制服の白いシャツに血が垂れて
床にべちゃ、と音を立てて落ちていった。