リ「るぅちゃーんッ!!」
黄「うわぁッ…急に抱きつかないでよ、」
リ「いやぁ、るぅちゃんに会えない時間が長く思えてきちゃうの、だめ?7限も喋れないなんて俺耐えられなくてさ、」
流石はヒロイン。こんな愛嬌振りまかれたら断れないよ、それなのになんかおかしいんだよなぁ…もっとこう原作みたいにヒロインを取り合うシーンが密かに見たいだけなのに、
黄「りいぬだけだからね?…今回は許してあげる。でも今度やったらりいぬのこと許さないんだもん。」
リ「あー…、かわい。今日るぅちゃんと一緒に帰りたいなぁ。今日は馬車でお迎えなの?」
黄「多分そうだけど…、」
リ「一緒に乗りたいなぁ、るぅちゃんのとこにもお邪魔したいし、」
うぅ、そんな目で見ないでぇ〜、
黄「しょうがないなぁ、りいぬは。今回だけだからね」
リ「やったぁ!!」
リ「じゃあ帰ろうか、」
リ「こ、ここがるぅちゃんの部屋!でっかぁ…」
黄「あはは…ころちゃんに比べたら全然だけど、」
リ「…ころちゃんって青色の髪の奴?まぁそいつの屋敷になんて行かないし比べなくていいよ。」
いや、それがくっついちゃう設定なんですけど、どうも小説みたいに上手くいってないんですよね…
リ「でさ、婚約者の件どうなの」
黄「…へッ、」
リ「変更とか考えといてって言ったじゃん」
黄「それが、父様は段位が欲しいから有力なローズ家に嫁ぐしかないって…」
ドサッ…
リ「…..もしさ、るぅちゃんが俺の事好きになった時にはさ駆け落ちしちゃおうよ。」
黄「りいぬ、どうしたの…?」
リ「こんなに無防備だとさ、何が起こるかわかんないよ?例えば…」
スルッ…
黄「 ねぇッ…りいぬ、やめよ…?」
リ「いやだ、やめたくない」
黄「婚約者のことならまた考えとくからッ…」
リ「”魅了”………ごめんるぅちゃん。普段は使わないけど神の力をここで粗末にする訳には行かないからさ」
サシャとは違って頭がふわふわする感覚…、やっぱり重要キャラは持ってるんだ…神の力。
黄「り ぃぬ…だめだよぉ…」
リ「だめじゃないよ。るぅちゃんが決めれば済む話なんだから」
バサッ…
リ「…やっぱり先越されてる、マジで最悪。あんのガキが、」
黄「りいぬッ…ふわふわしちゃぁ、」
リ「あれ、もう効いてきちゃったの。催眠に弱いんだね。いつも俺がかわいいんだって勘違いしちゃダメだよ?あいつに先越されたけどその倍気持ちよくさせてあげる…」
黄「あ” ぁうッ♡り ぃぬすきッ…♡すきらよッ♡」
リ「ははッ♡るぅちゃんってば堕ちるのはやいね♡これも神の力のおかげかな…、使ったら呪いは一生解けないって言われてるし、精々あいつの絶望した顔が見てぇな…笑」
リ「俺が死ぬまでずっと好きって言ってね、かわいいるぅちゃん♡」
黄「んぁ…?」
リ「おはようるぅちゃん、お母様から泊まり許可頂いたよ。弟さんには何故か猛反対されたけど、明日一緒に学園行こうね」
黄「 ぅん…!うれしい♡」
リ「あ〜、そのるぅちゃんを早く見せびらかしたいなぁ♡」
ジ「兄ちゃん昨日何してたんや」
黄「なにって?」
ジ「チビで赤色の髪の毛の奴とや」
黄「んーとね、りいぬときもちいことしてたの」
ジ「…そういうことね、話つまらんからさっさと行ってき」
黄「なッ…言われなくても行くんだから!」
コ「おい、お前昨日なんで居なかったの。」
黄「なんでって、りいぬと帰ったから?部屋についたらねずっと気持ちよくしてくれたの」
コ「…は?、お前って誰にでも股開いてんのか。」
黄「そんなことないもん!でも今後はりいぬだけ…」
コ「そういうことね…僕のやつも結局はお遊びって訳だったんか、もういい。金輪際僕に近付くな!この淫乱くそビッチ!」
黄「ころちゃん!公共の場で…」
あれ…僕、りいぬが好きなのに…ころちゃんに言われたことが何でこんなに胸が痛いんだろう、
コ「お前との婚約関係も今日で終わり。お父様に伝えとくから、お前なんか目も合わせたくもない、今まで迷惑掛けやがって」
ころちゃんって今までそんなに僕のこと目障りだったのかな、ルリザの時も僕の時も。僕が口を開ける前に消えちゃったし…ころちゃんはやっと婚約解消して嬉しいんだよね、
黄「…そっか、」
リ「笑…..、 るぅちゃん!!どうしたの、そんな悲しそうな顔して、」
黄「りいぬ…、なんにもないよ…ただころちゃんに婚約解消しようって言われただけだから、悲しくなんてないよ…。」
リ「なにそれ…最低じゃん、るぅちゃんにそんな顔させるなんて許せないよ。これからは俺が一生横にいてあげる、近付かせないようにね…、?♡」
黄「うん、ありがとう…僕もりいぬの横にずっといる」
リ「わーい…♡」
Ep.7 ヒロインの裏作戦
コメント
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たのしみ、
このシリーズめっちゃ好き🥹💗 ぶくしつ ✊🏻🎶