私の周りには面倒臭い人達しか居ません

帰宅途中

水華）…お前らなんでいるの？

快斗）え？護衛

水華）絶対違うよね？

どこぞの変態共はニコニコとした顔で私の後ろついてくるけど！新手のストーカーじゃん

水華）…帰れよ…(結構真面目)

かな？

水華）それならそこの警官誰か一人連れていくから帰れよ

引き下がりませんと言わんばかりに引っ付いてこようとする変態共

快斗）巨漢が100人来たら！？

水華）それはもうただのヤバいやつらよ…

秀一）つまりだ、俺が送ってくから帰れってことだな

水華）うにゃっ

私の腰に手を回して抱き寄せてくる秀一…ちょっとタバコ臭い…

水華）んぅ〜…

新一）ちょっと嫌そうなんすけど〜？

秀一）おや？

水華）…や！

秀一）いや！？

顔を背けて胸板を押して「はなれろぉ”ー！」と暴れると簡単に離してくれた

水華）零の方がまだいい！

零の方に駆け足で寄り腕にしがみつくとドヤァとどやってる

水華）(●`^´●)

陣平）いいのか〜？そいつより俺の方がまだ＿

水華）陣平は爆弾処理班でしょ…爆弾処理班…陣平がいい！

零）え！？

腕から離れて陣平の腕にしがみつくと「可愛いな〜」と言いながら頭を沢山撫でて来た

水華）んふふ〜♪

秀一）…！！俺は？

水華）え”…

秀一）俺だって命かかってるんだけど？一緒に帰んねぇの？

水華）う〜……じゃ、じゃあ！警察三人衆は私と一緒に帰宅！( *¯ ꒳¯*)ﾌﾌﾝ

陣平）クソかわ…

零）やったー！帰ろ帰ろ！

水華）んわっ…えへへ

4人で仲良くイチャイチャしていると快斗と新一が裾を引っ張ってきて2人の方を見ると新一は「俺名探偵だからいつか恨み買って殺されるかもよ？」と言えば快斗は「俺怪盗だから下手したら警察に捕まるかもよ？暫く会えなくなるよ？」と言われた

正直…悩んだよね悩んだから一緒に結局帰ったよね

水華）〜♪

全員）あ”〜…(くそかわいいかよォ…)

水華）？？

秀一）いや…何にも……ただ可愛いだけ……

水華）ん？あ、そう？

家に着くと…

5人が少しひきつった顔をした

水華）？？

新一）家…デカくね？

水華）あ〜…まぁ、うん…(*´ ˘ `*)♡ｴﾍﾍ

零）可愛いけど…大丈夫…なの？リフォームでもしたの？

水華）あ〜…まぁ、お母さんがリフォームしたいって言ったから…したけど…また貯金がなくてね…(*´ ˘ `*)♡ｴﾍﾍ

全員顔から私と居る「幸せ」の顔ではなくなり「心配」そうな顔をした

そしてすぐ私の手を引っ張って家の中に入った

水華）あ、ぇ？ど、どうしたの！？

零）お金が大量に入った途端にリフォームって事はお母さんは水華のお金を絞り取ろうとしてるんだよ！

水華）え？そ、そんなはずは…

零）お母さんが水華に養育費の入った通帳を預けてるのは多分だけど使わないって確信してるから預けてるんだよ！水華がそういう性格なの知って

零は私の手を強く握って「お母さんの部屋はどこ？」と言われお母さんの部屋を大人しく教えると直ぐに全員でお母さんの部屋に向かった

水華）？？？

全員が殴り込みにも近い感じで部屋に入るとお母さんは男を連れ込んでいた

水華）あ、ぇ…？

お母さん）あ、あなた！なんでこんな時間にｯ…いつもは寝てるじゃないの！

水華）あっと…夜のお散歩してて…ね、ねぇ…何してるの…？

零）…水華、もう見ない方がいい

快斗は自分の浮上着を頭から被せて来た

水華）か、快斗…？

快斗）こっちおいで

手を引っ張られ快斗の胸板に沈み込むように抱き締めると快斗は私の耳を塞いだ

水華）…ありがとう…

快斗）気にすんな、それより…

快斗サイド）

俺はこんな酷な現実から目を背けさせるように水華の目が隠れるぐらいに上着を頭からかぶせ抱き締め耳を塞いだ

水華の体は少し震えていた…多分、こんな現実に耐え切れなかったのだろう

だから、こいつの文句は全部俺が言ってやる…

快斗）おい、水華の母親、お前こいつの金絞り取ろうとしてたな？

母親）か、関係ないじゃない！

快斗）腕が不自由ってのも嘘か、水華に苦労ばっか掛けやがって…言っちまえばあれか、お前はこいつの貯金が底を尽きたら養育費に手を出すと思ってこいつの金を絞り取ろうとしたのか……な？

母親）は、はぁ？それに！あいつとはもう終わってんの！関係無いじゃない！

水華のお母さんは自分の体を布団で隠しながらこっちに近づいてきた

憎たらしいほどに水華とそっくりの顔…水華が少し老けた程度の顔

秀一）お前がこいつをここまで育ててくれたのは嬉しいが…こいつの人生を…こいつ自身を汚すような真似は許さん

母親）はんっ笑この子をあんたらが貰ってもいいけど…保険金ぐらいは置いて行きなさいよ？笑

零）んなっ…母親として責任が＿お母さん）私は元から責任なんてないわよ笑

新一）…親権の放棄は違反だって知らねぇの？日本の３大義務のひとつ、親は子を育てる義務

新一）それに金銭的虐待…

新一が珍しく…いや、俺達も怒っている…こいつをここまで苦しめたんだ、母親は元からこいつを殺すつもりで働かせてたんだ…勝手に金を抜き取って……

秀一）一気に金が入るようになったからリフォームをするよう強請って金の一括消費を目論んだ…と

母親）今更その子に気づかれたって構わないわよ笑その子の父親が親権を貰おうとしたけど私に払えるお金なんて無いからね笑無理やり親権を奪い取って養育費を貰ってたのよ笑

快斗）養育費を男につぎ込んだり自分の身だしなみを整えるのに使ってたって訳か

震える水華の頭を撫でながら睨み付けながら言い放つと水華の母親が人差し指で顎を撫でてきた

母親）私がこの子を大切にしてる訳ないでしょ？それに私に似て顔も身体もいいから＿

ﾊﾞｻｯ

水華の母親は被せていた上着を剥ぎ取り「男どもに売って金を大量に巻き上げようとしてたのよ笑」と言いながら水華の背中を撫でた

母親）ほんっと、私にそっくりで可愛い子♥

快斗）触んな

ﾊﾞｼｯ

俺に触れている指と水華を撫でる手を振り払い2歩下がると松田さん達が前に立った

水華）…ｷﾞｭｩｯ

快斗）これ以上は水華に悪影響だ、外に連れていくついでに警察を呼んでくる

新一）そこから動くなよ外道

母親）ﾁｯ