テラーノベル
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館さんから、〝病院に行って熱は下がった〟と連絡を受けた。暫く舘さんが面倒を見てくれる事になった。
俺たちはと言うと、互いのマンションに帰ろうかと言う話にもなったが、いつ帰ってきてもいいようにと2人で過ごした。阿部ちゃんは今夕飯の買い出しに行ってもらってる。
亮平💚『只今、見てこれ美味しそうだから思わず買っちゃった』
そう言って俺に見せてきたのはスパークリングワインだ。お酒弱いはずなのに・・・
亮平💚『ライチ味だって、マネキンさんに捕まっちゃった』
ここにも居た・・・
他にも、マネキンさん自慢のウインナーや生ハムなど頼んでもいない物を手に抱えている。思わず吹き出して大笑いした。
亮平💚『どうしたのよそんなに笑って』
蓮 🖤『いや、翔太くんと似てるよね阿部ちゃん』
〝あんなお馬鹿さんとどこが似てるのよ〟なんて失礼な事を言っている。
蓮 🖤『頂戴冷やしておくから。後で飲もう』
徐々に阿部ちゃんも料理の手際が良くなってきている。俺が指示しなくても、手を伸ばせば機械出しの看護師のように調味料を俺の手に乗せてくる。
長年連れ添った夫婦ってこんな感じだろうか?
ワインに合う料理で良かった。マネキンおすすめの生ハムはサラダにして、今日のメインはパスタだ。
食卓に並べてワイングラスに音をたてると阿部ちゃんは一気に口に運んだ。
蓮 🖤『うわっちょっとお酒弱いのに一気に飲んだらだめだよ』
プハーとか言ってる。悪酔いしても知らないからな。
亮平💚『そう言えば仕事で涼太に会った。翔太そろそろこっちに帰って来れそうだって』
蓮 🖤『そう?良かった。その時は2人で迎えに行こうか。阿部ちゃんそんなに飲まないの』
甘口でフルーティーなスパークリングワインをグビグビ飲んでいる。
久々にゆったりとした時間が流れ俺もついつい飲み過ぎてしまった。
見る限り阿部ちゃんも相当飲んで酔っ払っている。
赤らんだ顔が可愛らしい。
2人ソファーに座って、昔話に花を咲かせた。
デビュー時の事とか、尖ってた翔太くんの話とか。話の中心は翔太くんだった。
ここに翔太くんだけが居ない。
結局何で家を出て行ってしまったのか分からず仕舞いだ。舘さんに聞いても、今度説明すると言われたっきりだ。
マネキンご自慢の4種のチーズセットを食べながら2本目のワインを開けた。
阿部ちゃんは隣でほぼ寝てるに等しい。
相当お酒に弱い。こう言うところも翔太くんにすごく似ている。
しっかりしてそうで天然な所も似ている。
俺の肩にもたれてむにゃむにゃと口を動かして可愛い。阿部ちゃんの肩を摩るとこちらに体事なだれ込んできた。
蓮 🖤『阿部ちゃん酔っ払いすぎ!ベット行く?』
亮平💚『ん』
翔太くんと違って長い。
華奢なので持ち上げれないことはなさそうだけど、支えながら運ぶとベットに下ろした。
いきなり腕を掴まれて阿部ちゃんの上に乗っかると〝うっ〟と苦しそうな声を上げた。
慌てて起き上がると、阿部ちゃんに跨ってる事に気づいて身じろいだ。阿部ちゃんはその手を握って離さない。
亮平💚『ねぇ亮平って呼んでって、最初に言ったのに、全然呼んでくれないんだね』
一線を引いていたのかも知れない。一度は俺の事を好きだと言った阿部ちゃんに、少し距離を取りたいと思っていたのは事実だ。
亮平💚『ねぇ2人とも酔ってる・・・でしょ?』
阿部ちゃんの手はもう俺のを掴んでる。
馬鹿みたいに男の体は誰にでも反応する。
蓮 🖤『ダメに決まってる、翔太くんが・・・』
亮平💚『バレないでしょ。それにココは期待してるみたいだけど?』
手に力を込められて思わず声が出る。
蓮 🖤『んんっつ!ちょっと阿部ちゃん////』
亮平💚『亮平!』
蓮 🖤『止められないよ?いいの亮平』
亮平💚『誘ってるの俺だからね』
阿部ちゃんは俺の服を剥ぎ取ると全身を愛撫した。大胆な雌と化した阿部ちゃんは妖艶に振る舞った。
下半身へと到達した舌が俺のモノを口に含むと丁寧に扱く。
蓮 🖤『ンンンンッ///あっ//あっ』
亀頭まで吸い上げながら白濁を飲み込むと、上昇して唇を貪った。終始阿部ちゃんのペースで進む性行為に新鮮さを感じた。引き込まれていく一つ一つの仕草に思わず声が出る。
蓮 🖤『亮平////….綺麗』
阿部ちゃんの服を剥ぎ取ると、荒々しく唇を貪る。舌を抱き合わせ耳朶を甘噛みすると吐息が漏れ、胸の突起を手で擦ると可愛く鳴いた。
亮平💚『んっやぁっ////』
蓮 🖤『何処から出てくるのそんな可愛い声』
花茎を手で扱けば腰を浮かせて感じている。同時に口に含めば、快感に腰を震わせシーツを握りしめた。
亮平💚『ああっいい//ンンッ気持ちイイ蓮///イクぅ』
ビクビクと腰を震わせ白濁を放った。お腹に放った白濁をなめとると嬉しそうに頭を撫でた。
蓮 🖤『後ろ解すよ』
そう言うと阿部ちゃんは自ら四つん這いになった。ローションを塗って後孔に指を入れる。
腰を逸らして気持ち良さそうだ。
蓮 🖤『どう平気そう?』
亮平💚『んっ上手//すごく気持ちィ///もっと強くきて』
さらにローションを足して2本目を入れると腰を揺らしている。徐々にスピードを早めて抜き挿しする。
亮平💚『ああっあん、んっイイすごくイイ、あん』
相当感じやすい体。そう言う所も・・・今はもうやめよう。すでに取り返しのつかないところまで来てしまっている。
3番目を飲み込んだ阿部ちゃんは、上手に腰を振っている。もう片方の俺の手を掴むと自分のモノに持って行った。
亮平💚『こちらの手も休まないで、ちゃんと気持ち良くして』
俺の指を美味しそうに咥えたまま、自らも腰を揺らし、花茎からは液体が漏れ俺の手はグチョリと濡れている。
亮平💚『ああっああっ///ンンンンッイイ..//気持ちイイ////あん、あんンンッイクイク蓮』
翔太くんが選んだシーツに白濁が飛び散った。
亮平💚『蓮早く頂戴//挿れて』
迷いなく挿入された俺のモノを、あっさりと飲み込んだ結合部は、グチョグチョとイヤらしい音を立てた。
蓮 🖤『ンンンンッ///あぁ気持ちイイ亮平アッタカイ』
パンパンと音を立てベットを軋ませる。抽挿を繰り返し阿部ちゃんの奥を突けば、気持ち良さそうに声を荒げて鳴いた。
亮平💚『ああっんっやぁっ気持ちイイ///もっと、もっと蓮////』
溜まった欲を出し尽くす。
お酒のせいか少しクラクラする。
今度は阿部ちゃんが俺の上に跨り自身で挿入すると腰を動かして感じてる。汗が光って綺麗だ。
亮平💚『そんなに見ないでよ//惚れないでね』
そう言って髪を掻き上げると今度は男の顔になって抽挿を繰り返している。
蓮 🖤『中に出しても?』
コクリと笑顔で返事した。下からも腰を突き上げ手助けすると、白濁を阿部ちゃんの中に放った。
蓮 🖤『ンンンンッ///亮平』
亮平💚『ああっああっ蓮////』
阿部ちゃんも俺のお腹に放った。
亮平💚『最初で最後・・・』
蓮 🖤『・・・勿論だよ』
馬鹿みたいに大人は自分の都合よく解釈する。
〝酔ってた〟〝魔が刺した〟
誰かを傷つけると分かっているのに止められないのは何故なのか。
バレない?隠し通せる?いずれにしたって卑怯で身勝手な言い訳だ。
理性の箍が外れると、大人は大胆になり、途中で後戻りすることはない。
一心に互いを貪り、体を求め合った・・・
一番傷つけてはいけない人がそこに居るとも知らずに。
涼太📩『翔太が居なくなった。そっちに行ってない?』
次の日の朝、玄関に残された翔太くんのサンダルを発見し、2人同時に青ざめた。
亮平💚『蓮・・・これ、寝室の前に落ちてた』
蓮 🖤『そんな・・・』
阿部ちゃんから差し出された物を見て膝から崩れ落ちた。
一番好きな人
一番守りたい人
一番大切な人を二人で傷つけた。
コメント
27件
悲しいねぇ。でも行き先はあそこしかないんだ、蓮の胸の中。
はぁ。しょっぴーどこにいるの…😭
この2人はもうちょい先になると思ってたのに😅それにしてもよく目撃される家だな🤣🤣🤣 しょっぴー、舘様のところじゃないとするとどこ?ラウ????