TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

本日は深草がすだて漁の番。

よって獲れた魚を捌くのも、深草うちの皆さんだ。


「スズキや黒鯛が大漁なのですけれど、これも干物や保存食に出来るのですか」


「そこそこ持つ魚だからサクにして冷凍でもいいのですけれどね。何なら干物にして燻製までしてから、冷凍保存してみましょうか」


そんな訳で、普通に魚を捌く組と、チャレンジングな準備をする組とに別れる。

彩香さんと美洋さんがチャレンジ組に志願した。

だから僕と未亜さん、そして川俣先輩は普通に捌く組。


この合宿で何度も魚を捌いているので、もうかなり慣れてきた。

ウロコ取って洗って内臓取ってと、何か機械的に手が動く。


「ここまで獲れると、昆布締めとかもしたいよな。用意してくれば良かった」


なんて先輩が言って。


「待てよ、味噌漬けとかなら出来るよな」


なんて自問自答した後。


「よし決めた。半分は西京味噌風味と行こう!」


なんて提案をしてくる。


「それなら、どうすればいいですか」


「3枚なり5枚なりにおろすところまでは同じ」


そう言うので、取り敢えず未亜さんと魚をおろしまくって。


「この大漁だと、4分の1を刺身用に取っておけばいいだろう。残りは西京味噌につけて、4分の1は合宿で食べて、残りは冷凍といくか」


なんて言いながら、先輩が味噌と味醂、蕎麦つゆを目分量で混ぜている。


「本当は白味噌を使うんだけどな。用意していないから普通の味噌で代用。その分、ちょっと味醂多めで、ゆるめに解くと」


うん、色々と疑問が。


「毎回不思議なんですけれど、何で先輩がインド風だけで無く、欧州風とか和風のレシピを色々知っているんですか」


「昨年1年の活動実績があるからな。それに料理は好きだし」


そんな事を言いながら、大型タッパーに味噌、キッチンペーパー、魚という感じで敷き詰めていく。


「キッチンペーパーより、習字用の半紙とかの方が雰囲気なんだけれどな。まあ、ちょっとくっつくが、これでいいや」


「何で、直接魚に味噌を付けないんですか」


「砂糖入り味噌なんて、すぐ焦げるからな。この方が、後で便利だし、上品な味になる」


「これは、何日かこのまま置いておくんですか」


「5日以内に食べるなら冷蔵庫にそのまま、それ以上先なら冷凍庫に直行。1日目から食べられて、3日目が一番美味しい。4日目以降は固くなる。経験談だけどさ」


そんな感じで、巨大タッパー3個分作って。

1つは冷蔵、2個は冷凍庫へ入れておく。


「これは焼いて食べるのですか」


「本当はな。でも邪道だけれど、皮部分だけ焼いて、あとはそのまま生で食べるのも有りだ。ただ、素直に焼いた方が、西京味噌風の場合は美味しいかな」

今週末は合宿です ~ 深草学園野遊び部・アウトドア歳時記

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚