雨恋ベーカリー

雨恋ベーカリー (rm×syu

第1話 梅雨入り時＿。

梅 雨 入 り 時 ＿ 。

僕はある人に恋をしました。

雨が続く憂鬱な日々。

でも、あの人が笑うと、晴れたかのように明るくなれるんですよね、笑。

あの人には笑って欲しい。今日も、明日も、いつまでも＿。

俺の名前はsyu。

一人でパン屋を営む、ごく普通の人間。

syu「はぁ、今日も雨かー」

syu「気分乗らないなぁ」

俺は雨が嫌いだった。

雨の日はなんだかテンション下がるし、パンも、晴れの日に比べれば売れない。

その途端誰かが店に入って来た。

syu「いらっしゃいませ」

???「あ、あの！」

syu「はい、どうなされたんですか？」

???「このお店で1番人気のパンってありますか？」

syu「あ、クリームパンが1番人気ですよ」

???「じゃあそれ買います!!」

syu「ありがとうございます！！」

この店の1番人気はクリームパン。

まぁ単純に美味しいって言うのもあるけど、

老若男女関係なく何故か大人気なのだ。

???「もう梅雨入り時なんですね？」

syu「まぁ確かに最近、雨ばかりですもんね」

???「ですよね〜」

何気のない会話が続いた。

名前を聞いてみるとその人は”rm”さんって言うらしい

rm「じゃあまた来ますね！」

syu「はい！いつでもお待ちしています！」

その日から毎日のようにrmさんはお店に来てくれた

でも、何故か晴れの日にはrmさんはお店には来なかった＿。

その日からだんだん、俺は何故かよく分からないけど雨を望むようになっていた＿。

syu「なにこれ…」

不思議な感覚だった。

rmさんに会いたい＿。

いつからかそうゆう気持ちに取り憑かれていた。

𝙉𝙚𝙭𝙩 .♡100