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第18話 深まる謎
md side
僕はラダオを死体に近づかないようになるべく遠ざけてから、アイリスから死体の状態について聞いた。
ガイスト(md)
「随分と惨い死体だね…」
アイリス・シルフィーヌ(ir)
「そうだね…死体は心臓を抜き取られただけ…それ以外に外傷は見当たらないかな。」
ナハト(nc)
「行方不明になった2人…どこ、行った?」
トロン・フォグナー(tr)
「さぁ…昨晩死んだ牧師を含め、その姿を見たものはいないそうです。」
いなくなった子供は昨日、僕とラダオが会ったあの男の子だそうだ。つまり”Ж”の印には何か意味がある。でも何かは分からない。そこで僕はふと死体の方を見た。そしてある事に気づいた。首からぶら下げているペンダントにとある印が掘られていた。”Ю”という印はあの男の子の右肩にあった”Ж”と何か違う?
ラダオは近くの教徒に話を聞いていた。
ラダオ・ヴェルディオン(rd)
「あの、随分と落ち着かれているのですね。」
「…実はここ数日、このようなことが起きているのです。死体として発見されたあの牧師も神の声を聞いたと騒いでいたので…」
md
「…それ、どういう…こと?」
僕は何とか会話に混ざって詳細を聞こうとした。
「心臓を抜かれたものは誰もが死ぬ前日に神の声を聞いたと騒ぐのです。そして、自分は神の一部になれるのだと言うのです。」
rd
「神の一部…?」
「詳しいことは分からないのですが…。」
話を聞いていた教徒が口ごもると近くにいたもう一人の教徒が僕達の方に近づいて言った。
「しかし、行方不明になった子も可哀想だよな…。あの子、魔力が強かったから学校でもかなり上位に行けそうな子だったんだよ。大人の方も学校でかなり有名だったらしいし。」
…ということは、魔力や魔法に才のある者が行方不明になった。これはやっぱりと言うべきか、何か裏がある。話を聞いたこの2人の教徒をはじめ、ここにいる人達はあまり事情を知らなそうだ。つまり、教会の良くない噂は上の人間のみが対象であるということだ。
ir
「…ガイスト、一先ずこの事件を解決したいから協力して。」
md
「それはもちろん…だけど具体的に、何するの?」
ir
「私は牧師の人達に話を聞いてみる。トロンには他の人達の様子を見てもらってる。ナハトも教会内を歩いて見るらしい。だからガイストはラダオ様と共に教会内にある図書館で情報を集めて欲しい。そこに入る許可は既に取ってるからお願いね!」
そう言ってアイリスは言ってしまった。とりあえず僕は言われた通りにラダオを連れて図書館に行くことにした。
To Be Continued………
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たまごはんちゃーはん
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