TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

アクセサリーを入れる箱と、メモと、鍵。

箱の中には先日贈ったエメラルドの指輪と、その横に黒い石のはまった見慣れない指輪。

置かれていたメモには、阿部ちゃんとは思えないほど乱れた字が並ぶ。


『ブラックダイヤモンド

持ち主をあらゆる悪い事から守ってくれる魔除けの石だそうです。

捨ててくれて構いません。

これからもめめの活躍を願っています。

ごめんなさい。』


鍵は渡していた合鍵。

玄関は閉め忘れたんじゃなくて、締められなかったんだとわかる。



俺は今日の事を、もう謝れないのかも知れない。

謝ったって元に戻れるかもわからない。

俺が自分を止められず一番後悔する手段をとった上に、あまりに深く傷つけてしまった。


電話は出たくないだろうし、メッセージも追い詰めてしまいそうで送れなかった。



食欲はないけど、せっかく作ったご飯がそのままだったので食べる事にした。

何も考えたくなくて、夢中でかき込む。

『もっとゆっくり食べなよ』って笑う阿部ちゃんの声が聞こえた気がして、途中から全部しょっぱくなって、もう味なんてわからなかった。

🖤💚 想い合うが故に

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

211

コメント

2

ユーザー

もーお。めーめー😢

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚