道枝side
「………僕にすればええのに」
「康二くん追いかけて苦しんでるみっちーが、みてられなくて…っ僕なら絶対こんな思いさせへんのにっなんで…なんで康二くんなんっ?僕がいるやん…っ僕を好きになって……っ!」
長尾の、俺を抱きしめる力が強くなった気がした。
なんて言えばいいのかわからなくて…何も言えなかった。
道「……」
俺が黙ったから、長尾は申し訳なさそうに俺から離れていった。
謙「ごめん…迷惑やったな」
駿「長尾……」
何か、言いたいのに。
迷惑してたわけやない。
何て言えばいいかわからなかった。
でも今俺が無理にしゃべっても、気を遣ってると思われるかもしれん…。
なんていえばいいんやっ!!
どうすれば長尾を…安心させられる?
……康二くんを、諦める……?
あ、あかんっ無理やっ!
……結局自分のことばっかやな、俺。
駿「……俺もごめん。心配かけて」
これが、俺の言える言葉だった。
これしか言えなかった。
謙「はは…なんか空気重くなっちゃった笑ごめん!今の忘れてええで!あ、僕ちょっと喉乾いちゃった、コン○ニ行ってくる!先帰っててー!」ダッダッダッ
駿「……」
空元気……。
駿「……待てっ」
謙「ついてこないでっ…!泣」
駿「……っ」
………………ご、めん。
ごめんな……長尾……。
長尾を追いかけることも、その場から立ち去ることもできず俺は、ただひとり、ゴールのない迷路をさまよっているようだった。
最近、実らない恋をかかえて。投稿できずごめんなさい!
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次回も楽しみにしています!!