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3
nmmn
hbkn
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僕には秘密がある。
絶対誰にも言えない秘密。
友人に相談しようにも、とてもじゃないけど人には言えないような内容。
別に個人的な話だから放っておけば済むのだけれど、ここ数日ずっと同じことに悩まされていていい加減本気で考えないと困る。
そんなことを考えながらランドリーの3人掛けの大きなソファに背を預けてスマホをいじっていると、背後からゆっくり影が近づいてくる。
「かーなと!何してんの?」
「わっ、ちょっと雲雀?びっくりするじゃん」
「ん〜、なんか暇やったから」
「で、何してんの?」
「いろいろ」
「具体的に」
「調べ物」
「それじゃダメ、もっと詳しく」
「はぁ〜?いきなり何なの、別に何調べてても良くない?」
「あ、そーゆー言い方するんだぁ、奏斗くんひどーい!」
「もー何なのさ、僕忙しいんだからあっち行って」
「おー、邪魔してごめんな!」
「せらお〜、暇やし何かやらん?」
ぽんっと僕の頭を撫でてからそう言ってセラのいる部屋にノックもなしに入って消えていく。
「、、またやっちゃった、」
そう呟いても誰にも聞こえない。
今この部屋には僕一人なんだから当たり前だ。
僕の悩みというのは雲雀のこと、もっと具体的に言うと雲雀に対する僕の態度のこと。
つい1ヶ月前に雲雀に告白されて付き合い始めた僕らは、最初こそいつもと変わらない日常を送っていた。
しかし最近は、、、、
雲雀はもともとよく頭を撫でてきたり、ボディタッチが多かったりする。
今まで何とも思っていなかったその行動が、付き合ってからというものどうも意識してしまって、つい冷たい態度をとってしまうようになった。
雲雀が近くにいてくれるのは嫌なわけないし、なんなら嬉しい。
でもそれを素直に伝えられるほど可愛い性格はしていない。
それに最近はますます雲雀への当たりが強くなっている気がする。
さっきだって「あっち行って」なんて言ってしまった。
ほんとは忙しくもないし、そんなこと思ってもいない。
自分のことで悩んで苦しめられて、ほんとバカだな僕。
でも、もしかしたら雲雀が傷ついてるかもしれない、あの眩しい笑顔の裏に悲しみが隠れているんじゃないかと思うと自分を殴りたくなる。
それを直接聞く勇気は持ち合わせていないのでただの杞憂に過ぎないかもしれないけれど、やっぱり酷いことしてるのには変わりない。
、、、よし、こーゆーのはあいつに聞くに限る。
あ、でも今書類に追われてたっけ?、、、まぁ気にしない気にしない。
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hbr. side
「なぁせらお、俺ってじゃま?」
「書類片してる時に遊ぼーってくるとこ以外は邪魔じゃないよ」
「つまり今は邪魔じゃん」
「w冗談だよ、どーしたの急に」
「、、、何だと思う?」
「奏斗でしょ」
「、せーかい」
やっぱせらおって何でも分かるんや。
え?俺が分かりやすいだけ?そんなわけw
「せらおが奏斗のとこ行っても普通に話してるやん?」
「うん」
「最近さ、俺が奏斗に喋りかけるとすぐどっか行くんよ」
「なんか怪しいって言うか、よそよそしい?って言うんかな、、」
「確かに避けられてる感あるけどね」
「やっぱそう?俺なんかしたっけなぁ、、心当たりあり過ぎてどれか分からん」
「別に雲雀が何かしたわけじゃないと思うけど」
「、、強いて言うなら鈍感なとこじゃない?」
「ごめんせらお、意味が分からねぇ」
「まぁだから、、奏斗の気持ち汲み取ってあげなきゃってこと」
「俺そんな奏斗の気持ち無視してる?」
「無視してるわけじゃないよ」
「ただ雲雀は鈍いんだよ、奏斗自身も分かってない気持ちに気づけてないんじゃない?」
「むずくね」
「結構分かりやすいよ」
何だ?奏斗自身も分かってない気持ちって。
奏斗がわかんねぇのに俺が分かるわけない。
、、、でもせらおは分かってるやん。
せらおが分かってるのに俺は分からない。
彼氏なのにそれはマズい。
「でもなぁ、、避けられてるしまともに近づけんのよな、、」
「、、奏斗は雲雀に何か隠してるんでしょ?」
「多分な」
「彼氏に言えない隠し事なんてそうそうないと思うけどねぇ」
「奏斗のことやし分からん」
「まぁ、、浮気ではないと思うけど、、」
「浮気、、!?」
「ないと思うけど最悪の話ね」
「最悪どころじゃないって、この世の終わりやん」
せらおのやつ不謹慎な事言って。
浮気?
あの奏斗の頭にそんな単語が浮かぶわけない。
「、、やっぱ、、直接聞くしかないか、、」
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knt. side
「ねーアキラぁ、さっきから話聞いてる?」
「聞いてますよ、たらいに冷たくしてしまうんでしょう?」
「どーしたらいいと思う?」
「どうするも何も、、あなたのそのツンデレを直さなきゃ変わらないと思いますよ」
「だからその具体的な内容聞いてんじゃんかぁ、どーすればいーのさ僕」
「考えますからちょっと待ってて下さい」
「見たら分かると思いますけど私今仕事中ですよね!?」
「後でいーじゃん!僕がこんなに悩んでるのに!」
「そんな急ぎなの?その書類」
「あなたが建物壊してなきゃこんな謝罪メール書かなくて済んだんですけどねぇ💢」
「、、、だってあれはしょーがないじゃん、」
「いつも言ってるでしょう、指示に従って下さいって」
あちゃー、、また始まったアキラのお説教。
長いんだよなぁ、、。まぁ僕が悪いから言えないんだけど。
でも僕が今聞きたいのはお説教じゃなくてアドバイス。
何とかして話をそっちに持っていかなきゃ。
「はいはい、終わりましたよ」
「で、何です?」
「結局聞いてなかったんかい」
事の経緯をもう一度説明してさっきと同じ質問をする。
意外にもアキラは真剣に考えてくれているようで、色々と質問してくる。
愚痴みたいなのも自分に対しての嫌味も全部アキラに話していると、さっきまで色々と張り詰めていたものが心なしか軽くなったように感じる。
「はぁー、、すっきりした」
「話し聞いてくれてありがとね、アキラ」
「何話して終わった気になってるんですか、ここから色々考えなきゃいけないんでしょう?」
「、、、、」
正直言うともう考えたくない。
せっかく楽になったのにまた苦しめられるのか、自分に。
「たらいの事ですし、めちゃくちゃダメージ食らってたりはしないでしょうけど、、」
「まぁ恋人に冷たくされすぎると傷つきますよ、私は」
「アキラがそーなんだったらひばもそうに決まってんじゃん!」
やっぱり傷つけちゃってたんだ。雲雀のこと。
謝らなきゃ。
でも、、急に謝られたって訳分かんないだろうし、、。
「、僕どうしたらいいの、?」
「雲雀に嫌われるのだけは嫌なんだけど」
「素直になるのが一番だと思いますけど、、それは難しいんですよね?」
「難しいとか言ってらんない」
「そうですねぇ、、だったら、、」
アキラが声を小さくして耳打ちしてくる。
その内容を聞いて、思わず目を見開く。
「、、本気で言ってる、?」
「勿論です」
「いきなり難易度高くない、?」
「たらいが喜ぶことすればいいんですから」
「これが一番効きますよ」
「、、わかった」
「やってみる」
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knt. side
アキラに別れを告げてランドリーを出る。
帰り際にセラの部屋を覗いてみたけれど雲雀の姿はなかったので先に帰ったのだろう。
電車の中でスマホを眺めていると、雲雀から通知が来ていることに気がつく。
先に帰るという報告で、しかも送られて来たのは2時間前。
やっぱ先帰ってたんだ。
インターホンをならすとすぐに扉が開く。
「おかえり〜」といつも通り迎えに出て来てくれる雲雀。
「ただいま」と言って家の中に入る。
晩ご飯を作ってくれていたらしくいい匂いが漂っている。
「パスタ?」
「そ〜、ごめんな3日連続パスタで」
「ひばのパスタ美味しいしむしろ最高」
「嬉しいこと言ってくれんじゃん」
コートをかけてリビングに行くと、美味しそうなパスタが机に並んでいる。
二人で小話を挟みながら夕食を済ませて、雲雀がお風呂を沸かしてくれている間に僕は洗い物を済ませる。
洗い終わった食器を食洗機にかけてリビングに戻ると、雲雀がソファに座ってスマホを眺めていた。
、、、今チャンスかも、。
いやでもお風呂入ってからの方がいいか、?
やばい、さっき覚悟決めたはずなのにどっか行ったみたい。
でも、やるしかない、。
たった一回、雲雀に甘えるだけでいい。
、、、え、甘えるってどうすんの、?
ちょ、待って、?僕どーやって甘えるのか知んないんだけど、、!?
やばいやばいやばい、アキラヘルプ!!
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hbr. side
「、、、?」
、、奏斗遅くね?
ちょっと前に食洗機かける音聞こえたからすぐ来ると思ってたんやけど。
スマホを置いてソファから立ち上がる。
キッチンの方を覗きに行くと、奏斗が何やら焦った顔をしてスマホをいじっていた。
しかもキッチンの隅で立ったまま。
誰かと連絡でもとっているのか。
それにしては焦った顔をしている気がする。
近づいても気づいてなさそうだったので声をかける。
「奏斗?」
俺に気がついたのか顔をぱっと上げる。
「何してんのキッチンで」
「何でもないよ、マネージャーから連絡来たから返事してただけ、!」
ダウト。
明らかにさっきより焦ってるし目合わせんし。
誰かと連絡を取っていたのは本当だと思うけれどマネージャーではないのは確かだ。
「僕お風呂入ってくる」
「ん、分かった」
「スマホ充電しとこっか?」
そう言って奏斗に手を差し出すも、「ひばに任せてばっかじゃダメだし」と言って自分で机の上に置きに行った。
いつもだったら「気きくじゃーん」とか言って絶対自分では充電しにいかないのに。
奏斗が風呂場に行ったのを見届けてから奏斗のスマホが置かれた机に近づく。
流石に中身を見るのは人としても恋人としても最低なので開きはしない。
でもついさっきまでやりとりしていたならロック画面に1件くらい通知が来ていたりしないかと、背面を上にして置かれた奏斗のスマホを手にとる。
、これで知らん男の名前とかあったらどーするんやろ、俺。
その時、手の中ではなく机の上に置いてある機械が小さく振動する。
通知が来た時のバイブレーションだ。
俺のスマホ、、?
こんな時間に誰かと思いスマホを開くと、そこには見覚えのある名前があった。
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knt. side
「はぁー、、、焦ったぁ、、」
慌ててアキラに甘え方を聞いているといきなり頭上から声がしたもんだから心臓ばっくばく。
ていうかマネージャーからの連絡って、、、絶対嘘ってバレてる。
今思い返すと焦りすぎだったしな僕。絶対不審に思われた。
それにアキラから帰ってきた返信も無茶苦茶だったしな。
どうやら甘えるというのは僕が思っているより難しそうで。
まぁとにかく雲雀がいつもやってくることを真似してやり返せばいいらしい。
「、あーゆーのは雲雀みたいに可愛くて愛嬌のある奴がやるから可愛いんじゃないの、」
考えても仕方がないので、覚悟が揺らぐ前に湯船から上がる。
さっと身体を流して服を着て髪を乾かす。
そして、いよいよ本番。
またしても雲雀はソファでくつろいでいる。
、ひばりがいつもやってくることを真似すればいいんだから。
色々後ろから引っ張ってくるものを振り切って、雲雀の背後まで忍び寄る。
「、雲雀」
そう呼びかけて、彼の首に後ろから両腕をまわす。
いわゆるバックハグ。
雲雀が「え」と声を漏らすのが聞こえる。
そりゃ驚くよ、いきなりこんなんされたら。
それでも雲雀は優しく僕の頭を撫でて
「どしたん、奏斗」
と優しく聞いてくれる。
言えるわけない、甘えてるなんて。
ずっと黙って彼の首元に顔を埋めていると、雲雀がぽんぽん、と雲雀の横のソファを叩く。
横に座れということか。
、今結構顔赤いからやなんだけど、、。
かといってこれ以上このまま抱きついたままも耐えられる気がしないので大人しく雲雀の横に移動する。
「、甘えたい気分?」
バレてる。
雲雀にもたれかかって小さく頷く。
すると雲雀が小さく息を吐くのが分かる。
「あのな、奏斗」
「俺、ずっと不安やった」
「不安、?」
「最近奏斗が避けてたから、俺のこと」
「、、!」
やっぱり傷つけてた。
しかも避けてるって思われてたんだ。
「さっきな、アキラから連絡がきたんよ」
「アキラ、、?」
「、、、!!」
「あいつまさか、、!?」
「w、奏斗が俺に甘えたがってるってアキラから聞いてさ」
「あいつ、口が軽すぎる、」
「それはそう」
嘘でしょ。ってことは全部バレてたの、、?
僕が甘えようとしてることも、アキラに相談してたことも。
アキラあいつ許さん。
「もー逃げん?」
「うん」
「ほんとにごめん、避けてたつもりはなかったんだけど」
思いきって全部雲雀に話すことにした。
僕が悩んでたことも、甘えようとしたことも、アキラに相談したことも。
「そんなんいつでも甘えてくれていーのに」
「、それができないからこんなに悩んでたの」
なぜか僕が半ギレで答える。
「ツンデレなとこも好き」
「うるさい、僕ツンデレじゃない」
「はいはい、ほら、おいで?」
雲雀がぱっと腕を広げる。
、、、なんか悔しい。
僕があんなに頑張って甘えようと必死になってたのに、結局は雲雀に甘やかされて終わりなのか。
雲雀に大人しく身を預けると見せかけて、ばっと雲雀をソファに押し倒す。
「w、急に積極的やん?」
「雲雀は黙って僕のことだけ甘やかしてればいーの」
「ずっとそーしてるつもりやけど?」
「だめ、もっと僕だけ甘やかして」
「、、言ったな?」
「、、、、ちょっと待って?そう言う意味じゃないよ?」
やっばい。
ちょっと違う方向に話が進みそうになってる、、??
僕が言ってたのは単純に甘やかせってことなんだけど、、!?
「ん〜?だってもっと甘やかして欲しいんやろ?」
「服脱がせながら言わないでよ!」
「も〜うるさいなぁ、甘やかせって言ったん奏斗やのに」
「だからってこうはならないでしょッ!」
続きは書くつもりです!!(書くとしたらベッドシーン)
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