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-—-勝負—–
負傷した女性たちを他の隊士に任せ、親玉鬼のところへ向かう🌸。
しばらく道を進むと、灯りのついた小さな寺が見えてきた。
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ガラッ!!
🌸 「ここに居るんでしょ、出てきなさい!」
親玉 「なんだ…鬼狩りひとりじゃないか。しかも女。」
そう言ったのは、体の大きい、鬼らしい鬼だ。
親玉 「…お?お前、あの方が言っていた特徴に似てるなぁ。」
🌸 「喋れるタイプなのね!それなら話は早い!」
🌸 「今すぐ私に狩られなさーいっ!」
シュッ (飛)
親玉 「ははは…!柱か。これは良い!」
🌸 (この鬼、よく見たら瞳に文字が…!)
親玉鬼の瞳に書いてあるのは、「下弦の弐」という文字。
🌸 (下弦かぁ 。)
🌸 「時の呼吸、五の刻!」
雲の上まで飛び上がり、空から攻撃する技だ。
ビュンッッッ
🌸 「覚悟っ!」
ドンッ!!!!!
🌸 (…手応えがない。避けられたっ。)
スタッ… (着地)
親玉 「お前、随分速いな?だが、この攻撃は避けられないぞ!!」
親玉 「血鬼術、乱打!!」
シュシュシュシュシュッッッ!!
親玉鬼は100発の打撃を四方八方へ打ち込む。
🌸 (甘い甘い!空には何にも来てないですよーっと。)
シュッ
🌸 (避)
🌸 (危ない危ない…当たるところだった!!)
スタッ (着地)
🌸 「時の呼吸、参の刻…」
スウッッッッ………..
🌸 (切った。よね?)
親玉 「ぐっ、ぐあああ…!!!!!」
🌸 「技、1つしか出せなかったねー。」
親玉 「お前…みたいな、奴にぃぃぃ!! 」
シュウ… (消)
🌸 ( おっけ、倒した!)
ダッダッダッ…
🌸 (…鬼の足音じゃない。誰?)
無一郎 「あ、もう倒してたんだね。」
🌸 「時透くん!何でここに…」
無一郎 「君の方こそどうしてここにいるの。僕は任務で来たんだけど。」
🌸 「…あー、たまたま鬼と会っちゃって。」
無一郎 「ふーん…そうなんだ。」
🌸 「あっ、それより!女性の人達は?四人いたでしょ?」
無一郎 「あぁ、あれ君が止血してたんだ…
止血の仕方、上手かったね。してなかったら死んでたよ。」
ナチュラルに褒めてくれる無一郎。
無一郎 「大丈夫。隠達が今、蝶屋敷に運んでるから…」
🌸 「ほっ…よかったぁ。」
安心した🌸は、肩の力が抜けて、ふらっと倒れそうになった。
バッ…(支える)
無一郎 「わっ、大丈夫…?だいぶ疲れてるみたいだけど。」
🌸 「大丈夫…、あでもちょっと目眩が…」
無一郎 「じゃあ…しょうがないなぁ」
次回に、続く!