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続きです。
第2話運命の隣の席
「灯ー!おっはよ!」
教室に入った瞬間、聞き慣れた声が飛んできた。
「おはよ!」
私は笑顔で手を振る。
声の主は、私の友達のA子。
高校に入ってからずっと一緒にいる、大切な友達だ。
A子:「今日から3年生だよ?実感ある?」
「えー?全然!」
私は自分の席に荷物を置きながら笑った。
A子:「でもさ、高校最後の一年なんだよね」
そう言われると、少しだけ寂しい。
高校生活って、もっと長いものだと思っていた。
入学したと思ったら、もう最後の一年。
「まあでも!」
私は机に手をついて笑う。
「最後だからこそ楽しまなきゃじゃない?」
A子:「灯らしい~」
A子が笑った。
そんな何気ない会話。
いつも通りの日常。
この時の私は、 本当にそう思っていた。
_____この一年も、いつも通りだって。
「はい、席について一」
先生が 教室に入ってくる。
ざわざわしていた教室が静かになる。
「今日は新しい仲間を紹介する」
その言葉に、クラス中が少しざわついた。
転校生。
こんな時期に?
「入ってきて」
先生がドアの方を見る。
そして一ー
ー人の男の子が教室に入ってきた。
「…初めまして。永瀬柚子です」
その瞬間。
なぜか、時間が止まった気がした。
灰色がかった黒髪。
透き通るような轟翠色の瞳。
背は高いのに、どこか細くて。
締麗。
最初に思ったのは、それだった。
でも。
それだけじゃない。
「よろしくお願いします」
優しく笑ったその顔が。
少しだけ寂しそうに見えた。
「じゃあ永瀬は…」
先生が 教室を見回す。
「御厨の 隣が空いてるな」
え?
「御厨、 休み時間に学校案内をしてやってくれ。」
「え!?あ、はい!」
突然名前を呼ばれて慌てる。柚子くんが私の隣の席に座る。
近い。
近すぎる。
「よろしくね。」
彼が小さく笑った。
「……っ」
心臓が跳ねた。
「よろしく!」
私は慌てて返事をする。
仲良くできるかな。そんな期待に胸を躍らせていた。
登場人物紹介。
名前:永瀬 柚子(ながせ ゆず)
容姿:灰色がかった黒髪。
透き通るような轟翠色の瞳。
身長:179
華奢。
性格:優しく、穏やか。
滅多に感情を荒らげることがなく常に穏やか。時々何処か寂しそうな顔を見せる。
コメント
3件
読了しました🌸 第2話、転校生・柚子くんの登場シーンがとても印象的でした。「時間が止まった気がした」という灯の感覚、すごく共感できる描写です。透き通るような轟翠色の瞳に、どこか寂しげな微笑み…もうこの時点で惹かれますよね。隣の席になって「よろしくね」のシーン、心臓が跳ねる気持ち、よくわかります。これからどう距離が縮まっていくのか、続きがすごく気になります!
夏希(なつき)
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#青春恋愛
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奇蹟あい
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