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う た ひ ま。#うみいろ
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// ⌒ ⌒ 🪼 。
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なんたろ
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「霞野荘、…?」
『そう、霞野荘。心霊スポットなんだけどね』
ましろくんは当たり前かのように話を進める。
ましろくんってこういうの好きなのかな。意外。
『あ、いやだったら来なくてもいいよ。』
「えー。ここまでしっかり噂聞いちゃったし、 たまにはこういうのもいいかもね。行こうかな。」
『マジで??来てくれると思わなかったなあ』
その後も何回かやり取りをして今日の夜、霞野荘へ行くことになった。
『霞野荘』私もその建物についての話は少しだけ聞いたことがある。
【霞野荘】
今は誰も住んでいない古いアパート。
昔から「夜になると人影が見える」「中に入ったら帰ってこられない」なんて色んな噂が絶えない、ここらへんではちょっと有名な心霊スポット。
友達から教えてもらったけど、そこまでガチガチの心霊スポットでもなくてみんなお化け屋敷感覚で肝試しに行くことが多いらしい。 カップルも多いんだとか。
そこまで思い出してましろとのメッセージが写ったスマホを閉じる。
心霊スポットに行くのは初めてだ。怖いものが苦手な訳ではないけれど、怖い物が好きなわけでもないから。わざわざそういう場所に行こうと思わなかった。
「…でも、ましろくんとなら…まあ。」
心のどこかでそう思う自分がいる。本当にましろくんの事になると私は私らしくなくなる。
そんなことを考えながら夜まで時間を潰す。
約束の時間通りに大学近くの公園に着くとそこにはすでにましろくんがいた。
「ましろくん、もう来てたんだ。待たせちゃった?」
『みゆうのこと待たせたくないからいいの!』
なんだそれ笑
そんな事を話ながら二人で霞野荘へ向かう。
霞野荘まではそこまで遠くなくて、歩いてでも行ける距離だ。
いざ霞野荘に着いてみると、そこは近所とは思えないような暗い雰囲気で、それなのに視界には必ずと言っていいくらいには人がいる。
怖いような、怖くないような。そんな不思議な場所だった。
「人、意外とたくさんいるんだね。」
『まあ有名な場所だしね。』
「それにしても多い気はするけど笑」
実際そうだった。たまたまなのかも知れないが、やはり心霊スポットにしては人が多すぎる。古くて小さいアパートなのに、その周りには40人はいるんじゃないかと思う。
「本当になんでこんなに人がいるんだろ。」
『十中八九このアパートの部屋にある怪談だろうね。』
「怪談?」
『そ。このアパート全部で10部屋だけどその10部屋一つ一つが事故物件で怪談があるの。』
ましろくんはそれぞれの部屋の怪談を教えてくれる。
101号室「おいていかれたもの」102号室「見つめるもの」
103号室「引きずる音」105号室「壁のシミ」
201号室「開かない扉」202号室「水が流れる音」
203号室「声を真似るもの」205号室「逆さまの影」
301号室「降ってくるもの」302号室「壁一面の藁人形(打ち付ける音)」
どれも完全に「どんな怪談か」が不明瞭で、でも確かにヒントはある。
だからその謎を解き明かそうとする人達と、それを聞いた私たちのような大学生が遊びに来る。
結果的にこうして人がたくさんいるのだろう。
『ねえ、みゆう。』
ましろくんが見たことない真剣な顔で私を見つめる。
なぜだか嫌な予感がする。
『僕と一緒に、霞野荘について調べてみない?』
コメント
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第2話、おもしろかったです!「霞野荘」の不気味な雰囲気がどんどん引き込まれました。特に各部屋ごとに怪談のタイトルだけが並ぶ演出、読者の想像をかき立てる書き方が好きです。「見つめるもの」「壁のシミ」…続きが猛烈に気になりますね。ましろくんの「僕と一緒に調べてみない?」の真剣な眼差しに、みゆうさんの心臓が跳ねたんじゃないかな。ふたりの距離感がぎこちなくて可愛くて、これからどうなるんだろう…また読みますね🌷