貴 方 の 亡 骸 は 泣 い て い た
正義のヒーローとは
大切な人を犠牲にしてでも世界を選ぶ
俺はどうもそれが納得いかない
大切ならば
愛しているのならば
ずっとずーっと…
手元に置いておけばいいのに
悪役の心を鷲掴みする程の
空っぽの隙間だらけの心臓を
埋めてくれる人は
どんな奴であろうと
栁「”お前も1人なのかッ…?w…ジジッ…”」
syp「……邪魔なのは…」
syp「片っ端から消していかななぁ…?ジトッ…」
沈んでいく夕日
何年も使ってる自転車
いつも通りの田舎道
夢とはこれ程も美しく具現化出来るのだと
魅入ってしまう
栁「それでさ~w」
?「松センやっぱおもしろいよね~w」
??「俺この前怒られたぁ…ショボン…」
至って普通の会話
中学生がするよく聞く会話
その会話が幸せだった
帰り道に
こっそり寄り道をしてアイスを食べたこと
誰かの家に集まって
楽しくゲームをしたこと
栁「そしたらさぁ~w(((((」
栁「あれ…?皆…?」
気づいたら
知ってる私の親友達は
何処にもいなくて
次第に私もどこかへ消えていくのが
栁「はッ…はッ…ギュッ…!」
分かってしまった
?「…お前があの日学校へ行こうなんて言わなかったら…」
?「俺たちはこんな目に遭わずに済んだ…ジトッ…」
栁「ちょッ!全部____のせいっていうのはッ!」
??「いいよ…凛夏…誘ったのは俺だしッ…グッ…!」
栁「ッ!もう辞めようッ!」
栁「何でそんな誰かに責任を押し付けようとするんだよッ!バッ!」
??「凛夏…もういいんだよッ…」
栁「何を馬鹿なッ…!」
?「俺はもう___とは関わらない、」
?「行こ、凛夏…スッ…」
その手を取れば楽になれるのだろうか?
栁「……ゴクッ汗…」
ただ自分から目を背けたくて
この道を選んだ
彼奴等を守りたいなんて言う
そんな大層な正義なんて私は持っていない
ただただ
もう夢を見ることさえも
疲れた
深い眠りに落ちたんじゃない
浅い
とても浅い
理想幻想と現実の境目にいる
そこを夢という
もう何度も見た
同じ夢を
だから少し
ほんの少しでもいい
栁「もう寝かせてくれッ…ギュッ!」
mb「そんでさぁ~w((ドンッ!」
mb「あ、すんません」
「……いえいえ、こちらこそニコ」
「それでは私急いでるので、ここらへんで…」
mb「?何処に学校の子だろ…」
「~~~♬.*゚」
ゆったりとした
上品な歩き方
唄う童謡の歌は
遠い雪国の昔話
来ては行けないそよ風が
「早く殺さなきゃ…あのお方のご機嫌が損なわれる前に…ブツブツッ…」
彼らに吹いた
syp「フガッ!」
mb「彼奴また寝落ちしてる…汗」
next▶︎♡40
「 1 0 0 0 の 愛 よ り 1 本 の 花 .」
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