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カニバリズム要素有りグロ要素有り
二次創作です
夢小説です。
ご注意ください
チェンソーマンから、早川アキ。
夢主 恋姫 めろ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アキが死んだ。
銃の悪魔も倒せず、というより、銃の悪魔に乗っ取られて、魔人になった。
魔人になって、デンジに殺された。
デンジが殺したあと、死体は私が処理した。
…嘘。処理した風にして持ち帰った。好きな人を殺すなんて、好きな人の死体を処理するなんて、私には出来なかった。だから、デンジにはアキのつけてたピアスだけ返した。返したくなかった。でも返した。きっとアキもデンジの元に帰りたいだろうから。
でも、なんだろうなあ。好きって言えなかった。言いたかった。怖かった。振られるのが。気づいたら、これで、涙も流せない。だから、想いを伝えられなかったから、食べたくなった。一緒になりたかった。人の肉を食べるなんて気持ち悪いって分かってる。分かってるけど、それ以上に一緒に居たかった。アキ。アキ。好き。好きだよ。今も、昔も、これからも。ずっと、ずっとすきだ。
「いただきます」
まずは喉から。
人間は声から忘れるらしいから、その喉を喰らえば忘れないはず。忘れたくない。アキの声を。私に愛を囁かなかったけど、、それでも、好き。録音しとけば良かった。それぐらい、好きだった。
グチャグチャと音を立てる。それがもう心地よかった。気持ち悪いはずなのに。アキのだと考えたら、嬉しくなった。食べたくなった。早く一緒になりたいと思った。
「美味しくいただくからね。」
「好きだよ。これからずっと、一緒だからね。」
…指が動いた気がした。…気のせいだった。
私はもう幻覚を見始めてるのかもしれない。それでもいい。幻覚でもいい。会いに来てくれた。あのアキが。
「全部残さず食べるね。」
〜〜〜〜〜〜〜
あれから数十日間が経った。今でも味は覚えてる。音も覚えてる。匂いも温もりも。なのに、顔も、声も思い出せなくなってた。…こんなに好きだったのに。どんな顔してたっけ。
アキ。教えて。アキはいつもどう笑ってた?いつもどう困ってた?いつもどう呆れてた?全部思い出せない。声も、何も思い出せない。こんなに好きなのに。こんなに、好きなはずなのに。
「なんで、思い出せないの。」
気づいたら床が濡れてた。私はそれを見ないフリした。きっと今は、アキに向けられない顔をしているから。私の体内にいるアキに、見せたくなかった。
ああ、アキ。どんな声で呼んでた?どんな風な顔して私のこと呼んでた?教えて。呼んで。お願いだから、幻覚でも、幻聴でもいいから。呼んで欲しい。笑いかけて欲しい。あの頃みたいに。
デンジも、最近忙しそうなんだ。パワーちゃんも最近見かけなくなって、忙しいみたい。アキ。アキなら、こういう時なんて声掛けてた?なんて声で話してた?わたし、もう思い出せないよ。
ねえアキ。知ってる?人間ってね、声から忘れるんだって。声から忘れて、顔を思い出せなくなって、肌の温もりを忘れて、一緒に食べたものの味さえ忘れて、最後に匂いすらも忘れるんだって。いつか、思い出も消えちゃうのかな。嫌だね。アキ。…いやって、言ってよ。
「アキ…!」
「 」
聞こえた気がした。なのに、何も聞こえなかった。なんで。
顔を上げた。アキが居た。顔にモヤがかかって見えないけど、アキだ。なんて言ったの。ねえ、教えて。
「なんて、言ったの?」
当然、幻覚だから返事は帰ってこない。ああ、時よ。戻ってください。アキの顔を、声が、欲しい。アキの声でめろって呼ばれたい。アキの呆れた顔を見たい。呆れさせて、それでも笑ってくれて、そばにいてくれて、不器用なのにそれでも助けてくれて、そんなアキに会いたい。無理なのはわかってても、星に願っちゃう私がいるんだよ。お願いだよ。戻ってきて。あの時間。あの空間。早川アキ。
「大好き。」