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──事の起こりは数日前、
「そういえば、僕ら以外にも神様が作った奴らがいたなぁ」
そうライトがボソリとこぼした。それに皆目を丸くした。
そして、
「「はよ言わんかい!!!」」
思わずエックスと風夜が同時にライトの頭を引っぱたいた。
「いでぇ!!」
✵✵✵✵✵✵
「・・・ほんとにここにいるの?」
と、ライト達にカネリを任せたすまないスクールメンバーは降りる。
そこは、“ディープダーク”
“ウォーデン”という強いMOBが生息している場所。
すまない先生達もウォーデンには苦い思い出しかない。
ウォーデンを起こさぬように、すまない先生達は、ライトが言っていた場所へと出向く。
✵✵✵✵✵
そして、隠し部屋へとたどり着く。
魔導書こと、風夜がいた所は隠し扉を開けると階段が広がっていたが・・・?
「・・・行くよ?」
すまない先生はみんなにそうこぼし、ドアを開けた。
そこは、長い廊下が続いていた。
すまない先生達は顔を見合せ、ゆっくり進んだ。
✵✵✵✵✵✵
長く暗い廊下を歩く。そして、やがて木のドアの前までやってきた。
「・・・なんか、すまない先生と出会った時みたいだな」
「な」
と、レッドとブルーは少しくすくす笑い合う。すまない先生も懐かしむように2人を見て、やがて、ドアを開けた。
✵✵✵✵✵
そこは、スカルクカタリストから生成されるスカルクが部屋を覆い尽くす。まるで、夜空の中にいるみたいだ。
その真ん中で、ウォーデンに似た盾の上に眠る子供が。
見た目は中性的な見た目で、桃色の髪に、青緑が混じっていた。
「・・・も、もしもーし?」
すまない先生は彼(または彼女?)の肩を軽く叩く。すると、パチリッと目が開く。目は桃色の瞳に瞳孔が青緑の綺麗な瞳だった。そして、眠たげな目ですまない先生達を見る。
すると、
【おっやぁ?こんなところに人間がくるなんて!しかも、“ただの人間”じゃない】
ふと、声が聞こえた。皆周りを見るが、誰も居ない。すると、彼(彼女?)が片手を上げようとしていた。皆それに警戒していると、
もふっ
『・・・え???』
目の前に出されたのは、ウォーデンのパペット人形だった。皆、思わずポカンとしていると、そのウォーデンの人形が動いた。それと同時に、声がした。
【よぉ!俺様は“過去を司るモノ”神様の作った道具シリーズの中の1人だ。今俺を動かしてるのは“現在を司るモノ”だ。2人で1人“時を司るモノ”だ。】
パクパクと動かす人形とその彼(彼女?)に、皆目を丸くした。すると、人形は何やら面白そうに笑う。
【しかも、よく見りゃあ、お前、かつての英雄さんじゃねぇか】
「僕のこと、知ってるの?」
【俺様は“過去を司るモノ”だからな〜過去の事は大体分かるぜ?・・・あ、そーだ】
何やら声が不穏に聞こえ、ブラック達はすまない先生と共に1歩後ずさる。
【せっかくだし、お前らを“送ってやるよ”】
『え?』
その途端、ガクンッと意識が飛んだ。