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「よーし、それじゃあラスト1本タイム取るよ。早い遅い気にしないで全力で走るように。」
「お前は走らねえのかよ。勉強はできても運動はできねえってか…?」
「……僕は支える人でいる。くだらないプライドに溺れて、自分本位に生きるのはもうやめたんだ。準備ができたら声かけて。」
今までの奏だったらきっと、劉磨さんの言葉に言い返して喧嘩していた。でも奏はそうしなかった。
「お前……。」
「ほら、早くしないと日が暮れるよ。」
「奏、ありがとう……!」
「うん。」
奏は背中を押してくれた。
私も応えられるように頑張るよ。