テラーノベル
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リハ終わり。
楽屋で笑い声が響く。
勇斗が、昔から仲のいい俳優仲間とスマホでビデオ通話していた。
モブ「今度ご飯行こーぜ!」
🩷「いいね、柔も来る?」
軽いノリ。
でも。
少し離れた場所でメイクを落としていた柔の手が止まる。
🤍(……またその人)
最近やたら名前を聞く。
勇ちゃんが楽しそうに笑う相手。
自分には見せない顔。
胸がざわつく。
帰宅後。
同棲の部屋。
勇斗はキッチンで鼻歌。
🩷「柔、今日どうする?デリバリー頼む?」
🤍「……なんでもいい」
素っ気ない声。
勇斗が振り向く。
🩷「なに、機嫌悪い?」
🤍「悪くない」
明らかに悪い。
勇斗はエプロンを外して近づく。
🩷「なにかあった?」
柔は目を合わせない。
🤍「……さっきの人」
🩷「ああ、モブ?高校からの友達」
さらっと答える。
その“さらっと”が、余計に刺さる。
🤍「……仲良すぎじゃない?」
ぽつり。
勇斗が一瞬止まる。
🩷「え?」
🤍「最近ずっとその人の話してるし、今日も楽しそうだったし」
言ってから、少し後悔。
でも止まらない。
🤍「俺といるときより、楽しそう」
空気が静まる。
勇斗の目が、すっと細くなる。
🩷「柔」
低い声。
一歩、距離を詰める。
柔は思わず後ずさるけど、壁に当たる。
逃げ場なし。
🩷「それ、本気で言ってる?」
🤍「……知らない」
視線を逸らした瞬間、顎を軽く掴まれる。
🩷「ちゃんと見て言え」
強制的に目が合う。
勇斗の目、いつもより熱い。
🩷「俺が一番にしたことない?」
言葉が詰まる。
ある。
あるけど。
🤍「でも……」
🩷「俺が家帰って最初に触るの誰?」
さらに距離が縮む。
胸と胸が触れる。
🩷「柔だろ」
耳元に囁く。
柔の喉が鳴る。
🩷「俺が我慢してんの誰のせいだと思ってる?」
🤍「……っ」
背中に手が回る。
強く抱き寄せられる。
🩷「嫉妬してんの?」
図星。
柔の頬が赤くなる。
🤍「……悪い?」
小さく睨む。
勇斗は数秒黙ってから、
ふっと笑う。
🩷「かわいすぎ」
そのまま、壁に手をついて完全に閉じ込める。
🩷「俺が他のやつ見るの、そんな嫌?」
🤍「嫌」
即答。
勇斗の理性が揺れる音がした。
🩷「じゃあ証明してやる」
キス。
最初から深い。
柔が驚く暇もない。
息を奪うように。
手が腰に回り、ぐっと引き寄せられる。
🤍「勇ちゃん……っ」
🩷「なに」
🤍「苦し……」
🩷「嘘。力抜いてる」
余裕の声。
でも目は本気。
キスが離れても、額は触れたまま。
🩷「俺が欲しいのは柔だけ」
ゆっくり、首筋に唇を落とす。
柔の肩が跳ねる。
🤍「や……っ」
🩷「嫌?」
わざと。
柔は首を振る。
🤍「……嫌じゃない」
その答えで、勇斗のスイッチが入る。
首元に赤い痕を残す。
はっきりと。
🤍「明日リハあるのに……」
🩷「見えないとこだから大丈夫」
さらにもう一つ。
柔の指が勇斗のシャツを掴む。
🤍「勇ちゃんも、つける」
🩷「え?」
次の瞬間、勇斗の首に噛みつく。
🩷「っ、柔……」
🤍「俺の」
低く、独占欲丸出し。
勇斗は一瞬固まってから、笑う。
🩷「そんな顔、外でしないでよ」
そのまま抱き上げる。
🤍「ちょ、待っ」
🩷「嫉妬した罰」
寝室へ。
ベッドに押し倒すけど、
最後の一線で止まる。
両手を押さえ込んだまま、じっと見つめる。
🩷「俺が他のやつと仲良くしても」
ゆっくりキス。
🩷「最後に触るのは」
もう一度。
🩷「柔だけ」
柔の目が潤む。
🤍「……ばか勇ちゃん」
でも腕を伸ばして、首に抱きつく。
🤍「俺だけ見て」
🩷「無理」
即答。
🩷「だってお前が一番目立つ」
そう言って、優しく抱きしめた。
コメント
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マジで神😻