テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
短め!!
変なとこで区切っちゃってます💦💦
ではどーぞ!
バラエティ番組の収録スタジオ、楽屋前
「……ねえ、勇ちゃん。次、何のコーナーだっけ」
廊下を歩く勇斗のジャケットの裾を、柔太朗が指先でちょこんと掴んで離さない。 いつもなら、メンバーの前では一定の距離を保って「仕事の顔」をしている柔太朗なのに、今日の彼は明らかに様子が違っていた。
「さっき説明受けたじゃん。……柔、もしかしてまだ頭ぼーっとしてる?」
勇斗が意地悪く笑って振り返ると、柔太朗はふいっと視線を逸らした。けれど、掴んでいる裾を離そうとはしない。むしろ、勇斗が足を止めると、自分からその体温を求めるように、腕を勇斗の腕に絡ませてきた。
「……だって、勇ちゃんのせいで、昨日あんまり眠れなかったんだもん」
小声で、でも甘えるように呟く柔太朗。その首元には、衣装のハイネックで隠しきれないほどの熱い痕がまだ残っている。それを自覚しているからこそ、柔太朗は「勇斗の側にいないと不安」という独占欲の裏返しのような状態になっていた。
スタジオ収録、カメラ回っていない間
「……おい、お前ら。今日距離感おかしくね?」
セットの入れ替え中、隣にいた仁人が呆れたように声をかけた。 それもそのはず。勇斗が椅子に座れば、柔太朗が当たり前のようにその膝の間に割り込むようにして立ち、勇斗が水を飲もうとすれば、柔太朗が「僕も」と言って勇斗のペットボトルを欲しがる。
「え、そう? いつも通りだよな、柔」
「ん、……いつも通り。……勇ちゃん、手、貸して」
柔太朗は、勇斗の大きな手を自分の両手で包み込み、指先を絡ませて遊び始めた。カメラが回っていないとはいえ、スタッフも大勢いる場所だ。 普段なら「恥ずかしい」と逃げるはずの柔太朗が、自分から勇斗にベッタリとくっついて、離れようとしない。
「お仕置き」が効きすぎたのか、それとも勇斗の愛に完全に毒されてしまったのか。 勇斗は、自分の腕に顔を擦り付けてくる柔太朗の頭を、愛おしくてたまらないという顔で撫でた。
「……柔。そんなにベタベタしてると、また昨日の続きしたくなるんだけど」
耳元で囁くと、柔太朗はびくんと肩を震わせた。けれど、昨夜のように逃げるのではなく、潤んだ瞳で勇斗を見上げ、さらにギュッとその腕を抱きしめた。
「……いいよ。……勇ちゃんがいいなら、今日も、して……」
「…………っ!!」
今度は勇斗の方が、予想外の「デレ」の破壊力に絶句した。 27歳の理性が、スタジオのど真ん中で危うく崩壊しそうになる。柔太朗の瞳には、昨夜の熱がまだ完全に引かずに残っていて、それは誰が見ても「愛されている男」の顔だった。
「……お前、ほんと……。帰ったら、マジで覚悟しとけよ」
「……ん。……待ってる」
柔太朗は満足げに微笑むと、勇斗の肩にコテンと頭を乗せた。 その姿を見たメンバーたちは、「あーあ、完全に勇斗のペースだな」と苦笑いしながら目を逸らす。
誰が何と言おうと、今の柔太朗にとっては、勇斗の腕の中が世界で一番安心できる場所。 お仕置きの痕が疼くたびに、彼はさらに深く、勇斗という沼に沈んでいくのだった。
コメント
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イイじゃん!! 滅