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摩浪side
今日も暑い。まぁ夏だもんな。
バレー部は夏休み合宿のため学校にいる。体育館にはボールの音と部員の掛け声が響く。
摩浪『オーライ』
今は学年ごとに別メニューで練習中。1年は3対3の真っ最中。
猫目「摩浪!」
摩浪『あいよ』
1年だけで練習するのもやっぱ楽しい。特に敦牙と平介といる時は特別。
摩浪『ナイストス』
猫目「ナイスキー」
監督「よーし1年休憩」
1年「はい!」
各々が汗を拭いたり、スポドリを飲んだりと練習で荒くなった息を整える。顔を上げると赤木さんの姿が目に入った。
摩浪『赤木さんナイスレシーブ』
赤木「練習はー?」
摩浪『休憩中でーす』
赤木「俺も休憩したいー監督ー」
監督「あと10本」
赤木「があ〜」
摩浪『ふぁいとー』
赤木「棒やん(笑、もっと気持ち込めろー」
摩浪『どんな感じっすか?』
赤木「摩浪の女子ファンみたく」
摩浪『んん゛っ、、、、ファイト〜♡』
俺が裏声で応援すると北さん以外の部員が膝から崩れ落ちた。そんで、笑いを堪えている。
宮侑「ふっwま、摩浪、、、、上手w」
宮治「似とるww、、ふはっ、し、しかも真顔やしw」
摩浪『あざーす』
そんなに可笑しかったのか?
摩浪『もっかい言いましょうか?』
赤木「摩浪、あかんw、もぅ大丈夫wありがと」
摩浪『はぁ〜い♡』
尾白「やめろ!w」
何か楽しい。まぁでも裏声キツいし当分やらないようにしよっかな。
猫目「摩浪、裏声上手いなw」
摩浪『敦牙もやってみれば?』
猫目「無理無理(笑、てかオレがやったらキツイ」
理石「摩浪くらいやろ裏声できるの」
摩浪『そうか?』
理石「おん」
やっぱ何気ないこの会話してる時が楽しい。今までは翔陽とだけ話してたし、中学では1人ぼっちだったから。
摩浪『そろそろ練習戻ろ』
理石「せやな行こ」
猫目「うーい」
休憩を早めに切り上げ、1年は練習再開。
監督「1年はサーブ練や」
1年「はい!」
それぞれボールを手にしサーブ開始。2・3年は休憩したばかりのため見物している。
理石「先輩らに見られとるから緊張するわ」
摩浪『考えすぎ大丈夫だって』
理石「俺はお前の鋼メンタル欲しい」
摩浪『そこまでメンタル強くねぇよ(笑』
猫目「平介、摩浪、サーブ打てー」
摩浪『はいはい』
俺はボールを高く上げ、助走からのジャンプ。手と腕に力を込め振り切る。
ボールは真っ直ぐコートにIN。
理石「強烈やん」
猫目「あれ食らったら腕もげる」
摩浪『そこまで勢い無いって、つーかそんなサーブあったら殺人器やぞ』
理石「摩浪がサーブ打つと後から打ち辛い」
摩浪『そうか?平介のサーブも強いと思うけど』
サーブ練をしながらお互いのサーブについて指摘をする。そのおかげで少しづつだか良い変化が見えてきた。
赤木side
休憩しながら摩浪のサーブ練見とる。理石と猫目と話しながら楽しそうに練習しとる摩浪見て、安心した。
赤木「なーんか安心するわ。摩浪が同学年と一緒におるとこ見ると」
北「せやな。最近は特に多いから」
今は合宿中やから皆とおれる時間も多い分、楽しさとかもあって過ごしやすいんやろうな。
赤木「あ、そういや」
北「?。路成どないした?」
赤木「摩浪に聞きたいことあった」
北「聞きたいこと?」
赤木「おん。摩浪ー!ちょっと来ぃ!」
摩浪『今、練習中です』
赤木「ええからー!」
監督「ええことなーい」
赤木「大事な話なんでーす!」
監督「ならよーし」
赤木「あざーす!てことで摩浪来ぃ」
摩浪『はい』
俺が気になった事、それは摩浪の父親の事や。テスト前から摩浪を俺ん家に泊めた。数日だけっちゅう話やったから数日だけ。
あれから摩浪の父親は1回家からおらんなっとったらしいけど、今はどうなんやろ?
赤木「摩浪、あの話するけどええか?」
摩浪『父親の事っすか?』
赤木「おん」
摩浪『良いですよ』
赤木「じゃあ聞くけど、あれから父親はどうしてんの?」
摩浪『それが夏休み前からまた家に入り浸ったってて、物盗りとか荒らしたりとかは無いんですけど』
赤木「居ずらいってとこか」
摩浪『居ずらい、そうですね。不快です』
表情が暗くなった。やっぱ嫌なんやな。
赤木「どうする?もし新学期が近づいても家に居るようなら俺ん家に来てもええで」
摩浪『そうしたいのも山々ですけど、どっかホテル借ります』
赤木「ここら辺にホテル無いやろ。有るとしてもかなり遠い所になるやろうし、時間もそうやけど金とかも大分かかるで?」
摩浪『ですよね』
赤木「俺ん家は何時でも大丈夫やから」
摩浪『すみません』
赤木「じゃなくて?」
摩浪『ありがとうございます』
赤木「そう」
猫目「摩浪ー。ちょっと来てー」
摩浪『はーい』
赤木「いってら」
摩浪『行ってきます』
北「路成。さっきのは?」
赤木「摩浪の父親がテスト前から家に居るらしい」
尾白「嫌な顔しとったな。何か理由あるんか?」
赤木「その父親。摩浪の母親の性格にビビって逃げ出したらしい。しかも、苦しんどる摩浪をただ傍観して、殺されかけた日を境に逃げ出したまま帰ってこんかった。」
大耳「それが父親のすることか?普通やないな」
赤木「そう思うやろ。それなのに今になって戻って来て、何が目的なんや」
北「それは分からん。けど摩浪に近づけたらあかん。」
赤木「せやな。春高に向けて頑張って、今も楽しそうに練習しとる。」
俺らは摩浪を見る。
1年同士で笑顔で頑張っとる、あの姿を守ってやらんと。俺ら子供に出来ることは少ないやろうけど一緒におることは出来る。
絶対、この先も、一緒に居るためにも。
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皆さんお久しぶりです。
または初めまして。
猫目に名前付けてみました!その名も〜〜??
猫目 敦牙(ネコメ タイガ)!
ブラック〇ターの、ネ〇メと大〇から取りましたがお気になさらず。
あとですね、ストーリーを少し書き換えました。
わけはですね、俺がストーリーを書きながら思いついたことをぽんぽんっと書いてしまって、後から見返して「ヤバい!」となったからです。
皆様にはお手数をお掛けしますが、最初から読み直して頂ければ幸いです。
では、またお会いしましょう
👋( ‘ω’👋)ヴァッバァイ~です。