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「あ、そういえばおどみんのメンバーの事紹介してなかったね」
「おどみん…?」
私はさもさんが言った知らない名前に首を傾げる
「俺たち、実はゲーム実況してるんだよ」
「ゲーム実況…?」
また知らない言葉にさらに首を傾げる
「ゲームっていうのは(略)」
「なるほど…?」
よくわからないけどまぁ簡単な理解はできた…かな。
「とりあえず実況の話は置いといて」
「おどみんのメンバーを紹介しよっか」
凸さんが言う。
「今日はみんないるから、リビングの方に行こう」
広いし、沢山居るな…
かなりの広さがあるリビングにたくさんの人がいた。
「あ、さもしゃんと先輩!」
髪に耳が生えた女の人が駆け寄ってくる。
「!?」
思わずさもさんの後ろに隠れる。
「怖がらせちゃったのだ?」
女の人が言う。
「初めましてなのだ!おどろくはおどろくなのだ!」
「おどろく…?」
「おどろくはおどみんのリーダーなのだ!よろしくなのだ!」
なんだか元気すぎて怖いかも…
私は知らない人への恐怖心で頷くことしかできなかった。
「まだ人の事は怖いみたい」
「そっか…ユキナちゃんが元気になったらいっぱい遊ぶのだ!」
「あれ?凸さんこの子が拾ってきた子ですか?」
また誰かが近づいてきた。
この人も頭に耳が生えてる…
不思議だなぁ。
「俺はニグって言うんだ。よろしく」
近づいて来たニグさんはそう言うと私に向かって微笑んだ。
それでも何だか怖くて頷くだけしか出来ず、さもさんの後ろに隠れた。
「あ~…やっぱりまだダメなのかな」
「そうみたい。ゆっくり慣れてもらえるといいんだけどね」
ニグさんと凸さんが話している。
そんな時突然
「こら待てーー!!!」
と叫びながら鬼の形相で人を追いかけ回している人と逃げている人がこちらに走って来た。
「!?!?」
私は驚きのあまりさもさんの後ろでしゃがみ頭を抱えて震えてしまった。
「やーだもーん!編集しないからー!!」
そう言い追いかけてくる人から逃げている3人組がふとこっちを見た。
「あ、その子がユキナちゃん?」
その中の1人の紫色の人が立ち止まりこちらに向かってくる。
「うん。そうだよ」
そうさもさんが言いながら私の方を見てしゃがみ、私の頭を撫でてくれた。
「ユキナちゃん、私べるって言うの!よろしくね!」
べるさんもしゃがんで私に言う。
「……よろしく、」
私はやっと返事が出来たがとても小さな声だった。
それでも聞こえた様で、べるさんは嬉しそうな顔をしていた。
「あ、向こうの黒髪の羊がうたいさん、白熊があふぇりるさん、おn…長髪の人がしぇいどさんだよ。」
まだ追いかけっこをしている人達を指差しながら教えてくれた。
話しているうちに何だかこの人達とはうまくやっていける気がした。
コメント
3件
”に”のnね…