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澪
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三話 捕獲大作戦!
朝礼
黒いスーツにオレンジの水玉模様のネクタイを付けた上司――金好コウジは資料を片手に連絡事項を淡々と報告していた
「本日の連絡事項は以上ですが最後に1点だけ皆様にお伝えしたいことがあります」
メアリは興味津々に なになに?と尋ねる
コウジは照れ臭そうに後頭部を掻きながら
「プライベートな話で恐縮ですがこの度入籍することになりました」
署内はワッとざわつき拍手が広がる
しかし美香はコウジに密かに想いを寄せておりすっかり青ざめていた
一方で隣の佐山昭子は相手は誰ですか?とお気楽に尋ねる
コウジは
「ありがとう!妻は隣の部署の広子です」
と応える
「広子…」
サユリは小さく呟く
サユリから見ると コウジはイケメンな上に優しい男 しかし広子という女は見た目は大したことは無いし男を立てられるとは思えない
サユリの口元が快楽を乗せて歪に上がり始める
(ふふっ いい人を見つけたわ〜)
早速仕事の悩みでも相談しちゃおうかなぁ
「コウジさん」
サユリはコウジのデスクの前に行き静かに声をかける
コウジは顔を上げ小さく微笑みながら首を傾けた
「ん?どうしたの?サユリさん」
「仕事のことで悩んでることがあって…相談に…乗って貰えませんか…?頼れるのコウジさんだけなんです…」
サユリは口元に手を添え頬を赤らめながらいかにも初々しくて可愛らしい女性としての体裁を保つ
「わかった 就業後で良ければ話を聞くよ」
(やったー!!!)
サユリは心の中で大歓喜し感謝を伝えようとした…そのときだった
背後からヒールの乾いた音がした
振り返るとそこには―――!?
コメント
1件
あら、サユリさん…「いい人を見つけた」ってあの口元の動き、何か企んでる感じがひしひし伝わってきましたよ。コウジさんが結婚したばかりなのに、就業後の相談を持ちかけるそのタイミングも絶妙というか、怖いというか。最後のヒールの音、誰なんでしょうね。工作員としての正体に近づく伏線なのか、それとも別の思惑のキャラクターなのか…続きが気になります!