この作品はいかがでしたか?
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満開に咲く桜の木の下で
入学早々、先輩から告白されました。
康二「……ひ、一目惚れで、す、好きです!付き合ってください!!」
蓮「えっ…と、すいません。まだ、俺先輩の事なんも知らないので 友達から始めませんか?」
康二「ほ、ほんま!?絶対、目黒くんのこと惚れさせてみせるからな!」
蓮「頑張って下さい(笑)」
それから向井先輩は毎日俺に告白してきた
蓮「…先輩、もうしつこいですよ」
康二「いや!オレは諦めへんぞ!」
蓮「何回目ですよ…」
康二「んぇ?えっと確か60回目やと思うで!」
蓮「2ヶ月もよく続けられましたね」
康二「そりゃあ、本気で好きやからな!」
蓮「どうも…///」
康二「あっ!今照れた!」
蓮「気のせいですよ…/」
康二「可愛ええなあ、目黒くん♡」
蓮「…今顔めっちゃキモイですよ」
康二「なっ!先輩に向かって失礼や!」
蓮「ハイハイ、すいませーん」
こんな日々がずっと続くと思っていた
あっという間に冬になり、未だに先輩の告白は続いてる
だが
この頃、向井先輩に会っていない
…いや、別に会いたいとかじゃないんだけど
少し、気になるし先輩のクラス行ってみよ
3年1組だったよな…
凄い騒がしいな…
ガラッ
蓮「すいません、向井先輩って居ますか」
俺がそう尋ねた瞬間教室が静まった
不思議に思っていると、
モブ「…あ、えと、康二は」
一人の男子生徒が歯切れ悪く言葉にした
「康二は…亡くなっちゃったんだ…」
頭の中が真っ白になった
いつ?なんで??
モブ「…くん、目黒くん!」
突然不安そうな顔を浮かべた女の子が呼んだ
「…康二くん、バイト終わりの帰りで電車待ってたら誰かに押されて…」
女子生徒も、目に涙をうかべた
それを聞いた瞬間、頭の中が真っ白になった
は、?どういうこと…?
先輩が、死んだ…?
訳わかんなくなって、屋上へ走っていった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
🖤「…クソッ!!」
そう言いながら俺は思いっきりフェンスを右足で蹴った
物にあたっても何も意味が無いことぐらい分かっているのに
感情を抑えきれなかった
🖤「…なんで、先輩が…」
言葉にした瞬間、俺の目から涙が溢れた
あ、なんだ、俺何だかんだ言って先輩のこと好きだったんだ
なんで、今更なんだろ…
今更、自分の気持ちに気づいたってどうしようもない
「大切なものは失ってから気づく」とはこういうことなのか
先輩
来世は必ず先輩のこと見つけて、先輩の気持ちに答えます。
だから、待っててくださいね
fin.
コメント
2件
悲し”い”よ”ぉぉ…!!!! でも自分死ネタ大好きなので超満足です☆
。゚( ゚இωஇ゚)゚。