橙桃です。本人様とは関係ありません。
地雷だよって方、通報される方は見ないようにしてください。
橙桃は付き合ってません
苺家の話
長男 紫くん 大学2年生
次男 赤くん 大学1年生
三男 桃くん 高校2年生
四男 青くん 高校1年生
五男 橙くん 中学2年生
六男 黄くん 中学1年生
親はいない設定です。
橙side
モブ「じゃーなー!!」
橙「おう!!!」
学校の帰り道、いつものように友達としょうもないことを話して解散する。今日も楽しかったなぁとオレンジ色に灯る夕日を見ながら歩いていると前方に見えた桃色の髪をした後ろ姿。俺の兄、桃だ。
橙「桃にぃ!!!」
桃「お〜橙、今帰り?」
橙「うん!桃にぃ今日早いんやな」
桃「テスト期間だから」
橙「え”、全然勉強してないやん」
桃「テストくらい授業聞いてれば何とかなる。」
橙「いつも寝てるんやろ?」
うるせぇよと頭をわしゃわしゃしてくる兄。それがとても嬉しい。俺は桃にぃが大好きだ。兄としても、一人の人としても。
桃「…、おい橙、何ぼーっとしてんだよ。家着いたぞ。」
橙「ハッ!待ってや〜!」
紫「あ、二人ともおかえり〜」
桃「ただいま。」
橙「ただいま!!」
ドタドタドタ
青「桃くん!ゲームしよ〜!!」
黄「今日こそ負けません!!」
桃「おうよwちょっと待ってろwww」
いいなぁ、俺もゲームが上手かったら一緒に出来たのかなぁと落ち込んでしまう。桃にぃは皆から愛されている。俺だけの桃にぃだったらいいのにと嫉妬をするのも日常茶飯事。
紫「橙くーん!晩御飯の用意、手伝ってくれる?」
橙「ええで!」
「「「「「「いただきまーす」」」」」」
黄「ちょっと青にぃ、バナナの皮僕の方に置かないでください」
青「ごめん〜」
黄「だからどけてってば」
赤「ご飯中に喧嘩すんな〜」
苺家の食卓はいつも騒がしい。大体は青にぃと黄の喧嘩や残ったおかずのじゃんけん。うるさいけど暖かいこの食卓が俺は大好き。
それに…
桃「ボソッ橙…」
橙「ん?なーに?」
桃「トマトやるよ。」
橙「素直に食べてって言えばええのにw」
桃「あげただけ。食べろとは言ってない。」
紫「桃くん…?好き嫌いは駄目でしょ………?」
桃「ヒッごめんなさい…。」
橙「あははw」
俺の隣の桃にぃが可愛いから。もう、この時間がありがたくて、この兄弟に産んでくれてありがとうと母さんに感謝する。
紫「あ!そういえば俺明日大学の友達とご飯食べに行くから夜帰るの深夜になるかも…。」
赤「俺も明日バイト〜」
青「僕明日友達の家でお泊り会する」
黄「僕もです」
え、てことは明日桃にぃと二人きりなん?
紫「じゃあ、桃くんと橙くん留守番よろしくね!」
嬉しぃぃ!!桃にぃのこと独り占めやぁ!!
翌日
紫「それじゃあ!行ってくるねぇ〜」
橙「いってらっしゃ~い!気ぃつけてなぁ」
………よしっ!みんな出かけたところやし、早速桃にぃ独り占めや!!
まずは…何しようかなぁ
橙「桃にぃ〜」
桃「ん?」
橙「暇〜」
桃「そうだなぁ〜エペでもする?お前少し上手くなったって言ってたし」
橙「おぉ〜桃にぃには敵わないやろうけど、やるやる〜!!」
よーしっカッコいいとこ見せたるでぇ!!
桃「ふぅ〜お前強くなってんじゃん」
橙「そうかなぁ」
桃にぃと一緒にゲームがしたくて頑張って練習したんよなぁ、絶対に言えへんけど。
桃「ほんとほんと、めっちゃ楽しいwありがとな」
またわしゃわしゃしてくる兄。このわしゃわしゃ大好き。
橙「ふへへw」
桃「………ちょっと休憩するか」
橙「うん!」
橙「はいっ!どーぞっ!!」
桃「ん、ありがと。」
俺が出したお茶を飲む仕草も可愛くて、少し恥ずかしくなる。兄弟でも恋しちゃってええのかな……?
桃side
最近、モヤモヤしてしまうことが多い。何故かは分からないけど俺にはこんな感情分からない。でも1つだけこの感情の特徴をあげるとしたら橙を見ると出てしまうこと。
橙「桃にぃ!!次何する〜?」
桃「それより飯だろ。何食いたい?」
橙「え〜っと、桃にぃのオムライス!!!」
桃「はいはいw手伝えよー」
橙「もちろん!!」
「「いただきます」」
いつもと違い、二人だけの食卓。でもこれもこれでいいなと思ってしまう。
橙「ふふっ美味しい〜」
桃「それは良かった。」
橙は可愛いやつだ。手伝いもできるし、素直に感想を言ってくれるし、ありがとうと感謝することも出来る。当たり前のように出来ることじゃないから本当に凄いと思うし、俺の弟として誇りに思う。
「「ごちそうさまでした」」
桃「皿洗うか〜」
橙「あ!俺手伝うっ!!」
桃「おう、じゃあやるかっ…わっ!」
ガシャンッッ
躓いて皿を落としてしまった。
橙「大丈夫?!?!怪我は?」
桃「大丈夫。それより皿、片付けなきゃ。」
橙「ダメ。手ぇ見して。」
桃「ッ…大丈夫って言ってんだろ。」
橙「何処が大丈夫なん?指切っとるやん。綺麗な手なんやから大事にせんと…絆創膏貼ったるから待ってて。」
ドキッ…え?ドキッ?
それに綺麗って…何か今日の俺も橙も変だな。
橙「ほら、見して。」
桃「ん………。」
橙が絆創膏を貼ってくれている。こいつ、まつげ長いなぁ……カッコいいな…………って何考えてるんだ俺。やっぱりおかしい………
橙「…………」
桃「…………」
橙が顔をあげ、目が合う。あ…れ……?
俺、橙のこと…
好きなんだ。
桃「?!?!////お、俺片付けするからっ!橙は部屋戻っていいよ!!」
橙「え?いやいや俺がやるよ?」
桃「いいから!!」
橙「ええ〜………分かったよ」
駄目だ。あいつと俺は兄弟。駄目だ。好きになっちゃ。
赤「ただいま〜ってどうしたの?」
桃「どうもしてない………」
あの日から、どうしても橙を意識してしまって、ろくに喋ることも無くなった。
橙side
何故か最近、桃にぃが俺のことを避けるようになった。何か悪いことをしてしまっただろうか。家族なのに、兄弟なのに、大好きなのに。俺のこと、嫌いになってしまったのか………?
紫「どうしたの?橙くん」
橙「紫にぃ………」
紫「何かあったの?話聞くよ?」
橙「ありがとう…実は、桃にぃに嫌われたんじゃないかって」
紫「え?橙くんが?桃くんに?」
橙「うん…………」
紫「ないないないない!!!」
橙「えっ?…」
紫「だって桃くん、兄弟の中で1番橙くんのこと大切にしてるんだよ?」
橙「え…そうなん…?」
紫「そっか〜橙くん小さかったもんね、覚えてないか〜」
橙「覚えてないかって?」
紫「ふふっ教えてあげる。」
そして俺は話を聞くことにした。
紫「ほら、桃くんと次に産まれた青ちゃんって年の差一歳でしょ?青ちゃんが産まれたときはまだ桃くんも小さくて、むしろ幼馴染感覚だったんだ。でも、橙くんが産まれたときはもう物心がついててね「俺が面倒見る!」って言い張っててさw任せて大丈夫かって最初は父さんも母さんも心配してたけど、橙くんにつきっきりの桃くんを見て納得しちゃったみたい。橙くんのお世話はね、ほとんど桃くんがしてたんだよ。ご飯を食べさせてあげるのも、オムツ交換も、外に行くときだってずっと手繋いでたw橙くんが初めて幼稚園に行く日はそれは泣いて泣いて……w今だって橙くんの帰りが遅いとき、あんなに大好きなゲームを閉じてじっと窓の外見てるんだよ」
橙「そうだったんや………」
嬉しくて言葉が出ない。そんなに愛されていたなんて。
紫「ね?そんな桃くんが橙くんのこと嫌いになるわけ無いでしょ?避けちゃってるのも何か理由があるんだよ。」
橙「うん…そうやなっ!俺桃にぃのとこ行ってくるっ!!」
紫「ふふっwいってらっしゃい」
今はただ、桃にぃに会いたい。ありがとうって大好きって伝えたい。
橙「桃にぃ!!!」
桃「わぁっ!!…ッどうした?橙っ…?!」
桃にぃと青にぃの部屋のドアを思いっきり開ける。運良く青にぃはいなかった。俺はドアを開けた勢いのままに桃にぃに抱きつく。
桃「?!?!////だ、橙…?」
橙「好きっ!!好き!大好き!!愛してる!!!」
桃「へっ?////何言ってんだよ////」
橙「ありがとう。俺のこと大切に思ってくれて」
桃「お、おう………////」
橙「俺、桃にぃのこと大好き。家族としても、兄弟としても、もちろん一人の人としても。」
桃「えっ////」
橙「兄弟だから結ばれるのは難しいかもしれへんけど、俺、真剣やから。」
桃「////お、俺も………好き……」
橙「え?!ほんまに?!」
桃「そのっ…橙を見ると恥ずかしくなっちゃって…避けてごめんね………////」
いや避けてた理由可愛すぎやろ。てか両想いだったん?俺ら。
橙「全然ええよ………////」
桃「何今頃照れてんだよ…俺を好きにさせた以上、大事にしろよ?」
桃にぃは顔を赤くしながらにっと笑う。
橙「もちろん!!!」
絶対に大事にしてみせるから、一生そばにいてくれよな?桃にぃ。
はいっ!!今回は苺家の話を書いてみましたっ!!
この話の内容、私が本当に思ってる事なんですけど、あの動画をみる限り桃くんと青くんは年の差ないと思うんです。でも、青くんと橙くんの年の差はありそうじゃないですか?それで、桃くんがちょうど物心がついてきた頃に橙くんが産まれたとすると、桃くんが「面倒見る!!」って言い張って橙くんの面倒を見てたっていう設定があったらいいなっていうか、そうであってほしいんですけど()
まぁこんな感じで主の独断と偏見で出来た話でした〜!
ベリーベリーグッバイ☆
コメント
9件
え?尊… フォロー失礼します!