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楽屋。
「なあめぃめぃ!イヤモニどこや!?」向井が騒ぐ。
「テーブル」目黒、短く答える。
「見つけたわ!」
いつも通りの空気。
岩本はお菓子配ってる。
深澤は台本確認しながら「今日噛まないかな…」と不安。
阿部は冷静にストレッチ。
佐久間はひとりで騒いでる。
ラウールは向井の横でにこにこ。
ゆり組は隣同士で小声。
その時、メイクスタッフが入ってくる。
手には細いブラシ、ピン。
向井の視線が止まる。
尖った先端。
呼吸が止まる。
「……っ」
目黒が気づく。
「どうした」
「……なんでも、ない」
でも視界が揺れる。
喉が締まる。
「めぃめぃ……ちょ、あかん……」
声が震える。
佐久間が振り向く。
「え、なに?」
向井が後ずさる。
「無理……無理や……」
呼吸が荒くなる。
阿部が察する。
「先端恐怖症?」
岩本がすぐスタッフに言う。
「一回道具下げて!」
深澤はあわあわ。
「どうしよどうしよ」
向井がその場にしゃがみ込む。
「怖い……」
目黒が一瞬で距離を詰める。
しゃがんで視線を合わせる。
「俺だけ見てて。」
向井の視線が揺れながら目黒に合う。
「呼吸、合わせよっか」
低く、落ち着いた声。
「吸って」
ゆっくり吐く。
何度も繰り返す。
向井の手が震えている。
目黒が迷いなく握る。
周りが一瞬ざわつく。
渡辺小声。
「距離近くね?」
❤️「うん」
向井が弱く呟く。
「めぃめぃ……離れんといて……」
その瞬間。
目黒がはっきり言う。
「離れない」
そして続ける。
「俺の彼女だろ」
―――空気が止まる。
「……は?」💙
「え?」🩷
「今なんて?」💜
阿部が珍しく固まる。
ラウールがきょとん。
向井の顔が真っ赤になる。
「ちょ、めぃめぃ!?!?!?」
目黒は視線を外さない。
「違うの?」
「ち、違わんけど!」
部屋が爆発する。
🩷「え!?付き合ってんの!?」
💛「聞いてない!」
💙「いつから!?」
❤️「目黒、隠してたの?」
💜「俺最年長なのに知らないんだけど!?」
向井は呼吸がまだ不安定なのに更に赤い。
「今言うなや!」
目黒は平然。
「言うタイミングなかった」
阿部が冷静に。
「今は最高にインパクトあったけど」
向井が顔を両手で覆う。
「最悪や……」
目黒がそっと額に触れる。
「まだ怖い?」
向井、小さく頷く。
「……ちょっと」
目黒はそのまま抱き寄せる。
「なら俺から離れるな」
佐久間絶叫。
「公開イチャつき!!」
渡辺爆笑。
「めめのほうが重いな」
宮舘にこにこ。
「かわいい」
岩本涙目。
「なんか感動した」
深澤「心臓に悪い…」
ラウールきらきら。
「めめかっこいい…」
向井は目黒の胸に額を押しつけたまま。
「ほんまに…めぃめぃおらんかったら無理やった」
目黒の声が少しだけ柔らかくなる。
「だから言っただろ。俺の彼女」
向井が小さく笑う。
「……うん」
楽屋の空気はやっと落ち着く。
でもその日から。
🩷「めめの彼女〜」
💙「お姫様〜」
と全員にいじられ続ける向井だった。
目黒は一言。
「文句ある?」
誰も何も言えなかった。