本当は凛は連れて行きたくない。
あいつは俺の凛を妻になんて言ってやがったクソ野郎だ。
今すぐにでもこの手でぶっ壊してやりたい。
けれど
先生は____
「凛くんを交渉に使うんだ」
と言う。
死穢八斎會の若頭、治崎が来た日の事。
先生はこう言った。
______
先生「そうか…マグ姉の事は残念だったね。
けれどめげるんじゃないよ?弔。
そうさ、マグ姉の死を乗り越えて弔は強くなってくんだ。
…あと
凛くんの個性は稀に見る特異個性だと僕は思う。
弔の言うヒーロー社会をぶっ壊すという
君の個性、崩壊と凛くんの個性、無効化
対照的だけれども実に運命的な出会いだと僕は思うよ弔。
もし、その死穢八斎會が所有する個性増幅の薬を弔に使うとどうなるかな?
崩壊、…想像はつくよね?
でももし、凛くんに使えばどうなるかな?
うんうん、弔。君は本当に頭がいいね。
ヒーローの個性を全て無効化し、
ヒーローがいない世界を作ることができるね。」
_______
と。
確かにそうだ。
死穢八斎會を利用して、
俺が望む、ヒーロー社会をぶっ壊すという計画に凛は必須だ。
俺は凛に危ない目にあってほしくないけどね。
けど、崩壊と無効化、俺がいれば凛だって無敵になれるんじゃないかって俺は思う。
凛と俺で、ヒーロー社会をぶっ壊せる。
凛____
凛と出会えたのは本当に運命だと俺は思うよ。
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