この度は、数多くの小説の中から『Caro mio ben 〜俺と恋を始めよう』を見つけて読んで下さり、ありがとうございます。
自身初の、男性目線中心の恋愛小説。
需要もほとんどないので読まれないだろう、と思ってましたが、多くの読者様に読んで頂けて、私自身も驚いてます。
私の心の中で勝手に開催している、『過去の長編3作で登場した脇役を主役にしたい!』企画(?)ですが、トップに谷岡純を持ってきたのは、彼は、何気に過去作品に登場していまして、彼は、他所で投稿している作品も含めて、現在、数作登場しています。
『ただ、それだけの関係……』の加筆修正版を執筆しながら、純も、そろそろ幸せになってもいいんじゃないか、という親心的な気持ちが湧いてきたので、今回、トップバッターに抜擢させて頂きました。
色々な女性と、ドライな関係で遊んできた純が、本気の恋をする事で、実はウブでヘタレな自分に気付き、どうしていいのか迷う心境を意識して、拙いなりに表現しました。
ヒロインの相沢恵菜は、これも以前から書いてみたかった離婚歴のある女性です。
私の勝手なイメージですが、離婚歴のある女性は、心の中にある芯が、強くてしなやかだと思っています。
恵菜の性格は、私の中の離婚歴のある女性のイメージを描きながら執筆しましたが、なかなか難しくて……。
ですが、終盤、彼女の両親に純への想いを打ち明けるシーンは、書いている私も、『恵菜、よくぞ言った!』と胸熱でした。
恵菜の元家族として登場する早瀬家の面々と、勇人の不倫相手、汐田理穂は、『見栄と体裁しか考えず、気持ち悪くて鳥肌が立つような人々』を念頭に置きました。
この小説を書き始めた頃、初の男性目線でのストーリーなので、正直『純の主役の話、書きづらいなぁ……』と思っていたのですが、ハートマークがとても励みになりました。
毎度の事ながら、ゼーゼー息を切らしながらも完走できて、ホッとしております。
改めて、いいねをお寄せ下さった皆様、本当にありがとうございました……!
次作『過去の長編3作で登場した脇役を主役にしたい! 第2弾』は、『ただ、それだけの関係……』より、豪の元彼女、岡崎優子と、『もう一度、きかせて……』より、女風のオーナー、中崎拓人が登場します。
ダークで胸糞悪くなりそうなストーリーですが、よろしければ……。
最後になりましたが、この小説を読んで下さった読者の皆様、最後までお付き合い下さり、
本当にありがとうございました……!
2025年11月30日 管野アリオ
コメント
2件
お疲れ様です私自身も離婚歴ありますが女心も複雑ですよ。次回も楽しみに待ってますねぇ