阿部「は!?大介が悪いんじゃん!!」
こうなってしまったのは、ううん。ずっと大介に不満を持っていた。
最初の頃は沢山構ってくれて楽しかったのに、今ではデートしても絶対家だし、ゲームゲームって全然かまってくれない。
佐久間「亮平うるさい、亮平のせいでミッション失敗したじゃん、」
阿部「は、?もう大介なんか知らない。」
佐久間「、、、、、、」
佐久間はゲームをしてて阿部の声に気づいていない。
阿部「、(泣)もう、知らない!!!(泣)」
ドンッ
阿部がドアを思いっきり閉めて出て行った
でも佐久間は気にもしない。
______1時間後___________
佐久間「よし、今日はこのくらいにしよ、」
やっとゲームが終わり、いつもは亮平が抱きついてくるが待っていても一向に抱きついてくれる様子がない。
佐久間「あれ、亮平、??」
自分の家の隅々まで探しても亮平はいない。
佐久間「え、?」
焦ったのか急いで亮平にLINEした
______佐久間と阿部のLINE____
佐久間「亮平、!」
数分後ようやく既読がついた
阿部「なに」
それは、とても短く冷たい文だった。
佐久間「今どこ、!」
阿部「自分の家だけど」
佐久間「え、なんで。」
阿部「は?俺帰るって言ったじゃん」
佐久間「え、俺聞いてない、」
阿部「大介が聞いてなかっただけでしょ。俺何回も話しかけたし」
佐久間「ほんとに、?ごめん、」
阿部「別に。ていうかゲームは?しなくていいの?」
佐久間「今ちょうど終わって、それで、」
阿部「ふーん。そっか。じゃ、俺そろそろ寝るから。おやすみ」
佐久間「え、亮平、!」
_________亮平side_______
今日は大介の家に泊まる予定だったのに、せっかく2人で予定合わせて、やっと会えたのに、
阿部「はぁ、俺よりもゲームが彼女じゃん、笑
自分で言ってとても悲しくなった。俺よりゲームの大介。付き合う前から元々ゲームが好きでゲーム中心な生活なのはわかってたけど、こんなにも悲しくなるなんて思ってなかった。
阿部「もう別れた方がいいのかなぁ、笑」
そんなことを思っていると大介からLINEが来た。
____阿部と佐久間のLINE_______
佐久間「ねぇ、」
阿部「なに?」
佐久間「今から会えない?話したい」
阿部「え?」
佐久間「今、亮平の家の近くにいるんだけど、」
阿部「、、分かった。いく、、」
____佐久間と阿部の視点_______
佐久間「亮平。」
阿部「なに?話って、」
佐久間「俺がゲームに夢中になってたのはごめん。でも、あんなに怒んなくてもいいじゃん。」
阿部「なに?文句言いに来たの?」
佐久間「文句っていうか、ちゃんと俺が気づいてから帰ってって思って、」
阿部「なにそれ。意味わかんない。」
佐久間「あとそれ。やめて。」
阿部「え?」
佐久間「前髪触んの。鬱陶しい。邪魔なら切っちゃえば?」
阿部「は、、?」
大介がサラサラだって言ってくれた前髪。好きって言ってくれた前髪。それを切れって言われた。最悪な気分、
阿部「もういいっ!帰るっ!(泣)」
佐久間「あっ、、」
____佐久間視点___________
佐久間「亮平にあたっても意味ないのに、」
ゲームで負けが続いてて亮平にあたってしまった。
本当は普通に謝って仲直りしたいだけだったのに、口が勝手に、なんて、言い訳だよね、
佐久間「はぁ、明日謝ろ、」
____阿部視点____________
大好きな大介に髪を切れと言われた事が頭から離れない。
阿部「あんな風に言わなくてもいいじゃん、(泣)ひどいよ、」
阿部「もう、いいもん、」
そう言うと引き出しからハサミを取り出し前髪を切った。
明日美容師さんに整えてもらお、
阿部「、、大介、びっくりするかな、」
_____次の日__________
佐久間「あ!亮平、!!って、え、?」
阿部「あ、大介、おはよ、」
佐久間「え、前髪は、」
阿部「切った。」
佐久間「俺が切れって言ったから、?俺が鬱陶しいって言ったから、?」
阿部「え?まぁ、それもあるかな。でも、」
次の言葉を言う前に俺は大介に抱きしめられていた。
阿部「え、?大介、?」
佐久間「亮平!!ほんとごめん!!」
阿部「、、????」
佐久間「俺、亮平の髪のこと鬱陶しいとか思ってないのに、俺大好きだったのに、俺最低だ、ごめん、、、」
大介が涙目で言ってくるから俺は
阿部「大丈夫笑 気にしないで、笑!」
というと、また大介が涙目になる
佐久間「ほんとごめん、ごめんね、」
阿部「泣かないでよ、笑」
佐久間「亮平は前髪短くてもめっちゃ可愛い。誰よりも。大好き。愛してる。」
阿部「うん、笑 ありがと笑」
この後ずっと抱きついて離れなかった佐久間でした笑
(リクエストありがとうございました!!)