宮舘¦生きてるってどういうこと……?
向井¦しょっぴーが、倒れたっきり寝たままなんよ。多分、ストレスが限界に達してるんやって……
宮舘¦翔太に会いに行かなきゃ、、っ!
向井¦まだ話の途中や!!
宮舘¦あ、うん。ごめん……ッ
向井¦いきなり大きい声 出してごめんな。一番 大事なんはそのあとの話やねん…
宮舘¦うん、聞かせて
向井¦俺、しょっぴーのこと〇したんよ
宮舘¦え……?
向井¦なのに、しょっぴータヒなへんの……
宮舘¦待って
向井¦俺が思うに、ここはしょっぴーの空想の世界なんよ。俺らはここに連れてこられたっちゅうことは───
宮舘¦待って!意味がわからないんだけど…
向井¦せやけん、俺らはしょっぴーの空想の世界の住人になってもうたんよ。時計も、しょっぴーが倒れた時間で動いてない。ずっと感じとった違和感があってん
宮舘¦違和感、?
向井¦しょっぴーはどこにもおらんのや、、
宮舘¦でも、翔太を〇したんでしょ?
向井¦多分、こっちの世界を認識したんは、しょっぴーに会ってからやねん
向井¦しょっぴー、なんで一人で抱え込んでたんや……。俺は、なんもできへん…、、
俺は知らぬ間に、暗闇の中におった。
何もないし、何も聞こえへん。
本当に、冷たくて薄暗い空間やった。
向井¦ここどこや?誰か!!
渡辺『康二!』
向井¦しょ、しょっぴー、?
黒い霧の向こうからするしょっぴーの声。
せやのに、なんか様子がおかしい。
向井¦しょっぴーなん?
渡辺『俺だって笑』
どこか不気味で、どこか苦しそうだった。
黒い霧で顔が見えへん。
確認しようにも、できへんかった。
向井¦今からそっち行くから、待っとって!
声のする方へ俺は歩きだそうとした。
そん時、後ろから姿を表したんは、
渡辺¦康二!!
紛れもない、しょっぴーやった。
向井¦は?しょっぴー??
渡辺¦逃げろ!!
向井¦しょっぴーが二人おる!?
渡辺¦いいから早く───
俺の手を急いで引っ張るしょっぴー。
渡辺『うるさい』
黒い霧の向こうにいるしょっぴーは、低い声を響かせた途端、俺の目の前におる しょっぴーの首が地面へ落下した。
向井¦しょっぴー……?
首を斬られたんにも関わらず、黒い血を流しながらも、しょっぴーは生きていた。
渡辺¦こ…じぃ……あいつ、は……
〝ニセモノ〟だ
そう言い残して、しょっぴーは跡形もなく消えた。
俺は、黒い霧の向こうにおるしょっぴーの元へ駆け出した。
黒い霧を越えて、変な監察室に辿り着いた。
でも、そこにおったんは───
〝たくさんのしょっぴーのクローン〟
気持ち悪く思った俺は、首を斬った。
声も発さん。まるで人形みたいやった。
渡辺『康二、何してんの?』
さっきと同じ威圧感。
コイツや!!
向井¦会いたかってん。しょっぴーに
渡辺『俺の首たくさん斬ったね。感想は?』
向井¦これなんなん?そもそも、ここはどこやねん
渡辺『これはね、犠牲になった俺の心たち。ここはそんな俺が作り出した空想の世界』
向井¦なんで俺をここに連れて来たん?
渡辺『康二だけじゃないよ。大好きな涼太もいる。ここは、俺だけの〝楽園〟だから。本体はもう起きないだろうし、あとは俺が本体を侵食して潰すだけ』
向井¦何言うて……
渡辺『これ以上は言えない。またね』
向井¦しょっぴー!しょっぴーっっ!!!
向井¦───っちゅうわけや
宮舘¦そうだったんだ……
向井¦舘も気をつけてな
宮舘¦うん、話 聞かせてくれてありがとう。俺も、翔太に会えるかな?
向井¦いつかは会えるかもな。俺はもう少しこの世界の探検してくるわ!
宮舘¦いってらっしゃい
向井¦うん!
渡辺『どうだった?本体の涼太は……』
向井『本体の記憶通り、可愛かったで?』
渡辺『怪しまれなかった?』
向井『全然。むしろ信頼しとると思うで。俺もいい感じに〝向井康二〟を侵食していけてるわ〜。早く本体を片付けんとな』
渡辺『そうだな』
コメント
2件
