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(神山side)
さっきの転校生の女の子の顔が頭から離れへん。
大好きやった〇〇ちゃんみたいに
そして…
両思いやった〇〇ちゃんに似ていた。
いや、本人なんかもしれへん。
と、願う自分がおった。
もし、〇〇ちゃんの記憶が無いのならば〇〇ちゃんの記憶の中には俺はおらん。
もしも、会えるのなれば…
ちゃんと“好き”って伝えたいで。〇〇ちゃん…
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教室に入るとザワついていた。
重岡『おっ!神ちゃんっ!』
神山『あっ、しげっ!』
こいつは俺の大親友、重岡大毅。
俺は女子があまり好きではない。〇〇ちゃんは別やけど。
そんな俺と友達になってくれた。
昔から…いや、〇〇ちゃんが俺の前から姿を消したときからこんな風になってもーた。
耳にはピアス、制服は着ているが着崩している。
やから、たくさんの人に怖がられている。
でも…しげは違った。
重岡『何で朝から騒がしいんやろな?笑』
俺の隣でニコニコしながら話すしげ。
するとクラスの男子がしげに話し掛ける。
男子『転校生来るんやって!』
ソワソワ、ウキウキしている男子。
重岡『えっ?!マジ?!』
男子『そやで!それがなすごく美人で可愛いんやって!!』
重岡『ほんま?!やばっ!!』
美人で可愛い?!
マジでやばっ!
俺の心臓持つんかな?笑
そして、いいタイミングで…
濱田先生『みんな〜席座れ〜』
そう担任の濱田先生が言うとみんな自席に向かう。
そして…
濱田先生『みんな噂しとったやろ?笑 その転校生がうちのクラスに転入することになったで!』
男子『まじで?!センコウ?』
濱田先生『センコウやなくて先生やろ!笑』
そう。俺たちの高校はヤンキー高で有名な『私立大阪高校』。
男ばかりの高校に女が入ってくるもんなんやろか?
あっ!そうや!そっきの女の子やないんかな?
濱田先生『じゃあ、佐野入って来て。』
ガラッ
教室の扉が開く。
そして、転校生が入って来た。
神山『えっ…』
今朝あった女の子やった。
重岡『やっばっ!!』
男子『天使や〜』
濱田先生『お前らな〜笑 佐野が自己紹介できひんやろが!!』
〇〇『≧(´▽`)≦アハハハ』
なぜか転校生の女の子が笑った。
その笑顔が…
〇〇ちゃんにそっくりやった。
神山(もしかしたら…ほんまに〇〇ちゃんなん?…)
濱田先生『はいっ!佐野の自己紹介!』
〇〇『はいっ!なにわ高校から来ました!佐野〇〇ですっ!これからよろしくお願いします!』
(๑✪∀✪ノノ゙✧パチパチ
みんながキラキラした目で私を見てくる。
でも…1人違ったんや…
睨んでそんな、疑ってそうな、考えてそうな表情の人がおった。
いや待って!今朝の人やん!!
濱田先生『佐野の席は〜』
濱田先生が言おうとすると…
男子『はいはいはい!佐野さんの席ここにして下さいっ!』
は?笑
何言うとんねんっ!
この『私立大阪高校』って結構やばそう笑
濱田先生『ほんまにうるさいねんっ!笑 人が話しとる時は聞けや!笑』
なんで、濱田先生は笑って済ませるん?笑
てか、私以外女の子おらんやん。
は?どういうことなん?…
濱田先生『ほんまにごめんな、佐野!笑 うちの学校、“佐野以外全員男子”やから
これからよろしくな〜』
〇〇『はいっ!』
ん?ん?待てよ…
“佐野以外全員男子”
は?え?どういうことなん?
濱田先生『でっ、佐野の席はあそこな。』
濱田先生が指を指した方をつられて見る。
濱田先生『重岡と神山の間の席な。』
〇〇『えっ?なんでですか?』
疑問でいっぱいや!
なんで、重岡と神山っていう人の間なん?
1人でいいやんか〜
濱田先生『いや、やって佐野1人席になるやん?』
〇〇『そうですけど?』
男子(佐野さんは、1人席がいいん?!てか、なんで重岡と神山の間なん?!
重岡はええけど、ましてや神山なんて…)
濱田先生『1人席やと色々大変やねん。それに奇数やと授業とか困るねん。』
ん?は?
“奇数やと困る”
えっ?3人席でも奇数なんやけど笑
濱田先生ってアホなんかな?笑
よく先生なれたな!笑
まあ、気にしなくてええか!
生徒にいじられるやけやし!笑
〇〇『分かりました!』
濱田先生『じゃあ席ついてな〜』
自席に向かう。
私の席は、窓際の後ろ。
いや、窓際言うてもちゃうか!笑
そう。私は2人の男子に囲まれておるから。
重岡〇〇神山
って。
こらから、どうなるんやろか?
私しか女子がいないこの“ヤンキー高” 『私立大阪高校』で…
——–キリトリ線——–
これから、〇〇ちゃんはどうなっていくのでしょうか?!
次回も〇〇ちゃんに注目して下さいっ!
途中から濱ちゃんを担任として出してしまいました!笑
プロフィール書くの忘れとった!笑
今日の写真はこちら!
みんなの先生、濱ちゃん先生〜