テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
Sara
220
服 ▹▸ kyus
※短め
※付き合ってます
内容は1ヶ月後くらいのお話。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「お、おぉ…!」
現在、6月下旬。5月の下旬に始まった事前販売で買った物が届きました。
なんで俺がわざわざ買ったのかとかは、ただただ買いたかっただけ。言えば貰えたりはするがそれもそれで俺が嫌だと感じて買った。自分のは流石に2個もいらないし買ってないけどね。キヨのグッズは全部買った。
そして今日
出掛ける予定もあるし、丁度いいタイミングだから軽い気持ちで『どうせ誰にも会わないだろう』とキヨの服を着て外に出た。何事もなく予定は終わり、あとは家に帰るだけ…になった頃。
「え、うっしー…?」
「!!?!?!?!???!?!?」
声を聞いて肩が跳ねた。振り向くとマスクに眼鏡で帽子も被っているしっかりと変装しているキヨがいた。
「ぇ、え…?」
いや、困惑してるところ申し訳ないけど今めっちゃくちゃ逃げたい。逃げていい?この場から去ってもいい?
パニック気味になりながら後ろに後退るとガシッと効果音が着きそうなほど早く強く手首を掴まれて逃げれなくなる。
「待って」
「う、゛」
低い声にまた肩が跳ねる。
終わった。本当に終わった。恥ずかしすぎて目合わせらんないし。穴があったら入りたい。
「なんで逃げようとすんの」
「っ…」
なんで、?なんでって聞く?そんなん、
お前の服着てるのが本人にバレて恥ずかしいからだろ!
「い、や…その、」
なんて言い訳しよう。いい言い訳が浮かんでこない。偶然です? 気付かなかった? 違う服です?
無理がありすぎる。
だって今俺が着てるの、どう見てもキヨの服。しかも最近届いたやつ。
「え、いや…買ったの、?」
「…」
何も言えなくて沈黙するとそれを肯定だと読んだのか嬉しそうな声が聞こえた。
「え、買ってくれたの?」
「……悪りぃかよ」
小さく返した声は、どこか不機嫌そうな声だと自分でもわかるくらい拗ねた色が混じっていた。
笑われんじゃねぇかな、とか引かれんじゃねぇかな、とか。そういうのも思ってた。なんか、変かもって思われるかもって。
「…やば」
「え、」
ぽつりと落ちた声に顔を上げる。キヨはその場で口元に手を添えながら固まっていた。というよりも、
めちゃくちゃ見てる。
視線が痛いってくらいガン見してる。
「そ、んな見ないでくれますか」
「いや無理に決まってるけど」
「なんでそんな即答なんだよ」
「いや、だってさ…」
「う、ぁぇっ」
掴んでた手首をそのまま軽く引き寄せられる。
待って、
近い。
近いって。
近い近い近い。
「…似合いすぎ」
耳元で囁くように聞こえた声に、顔がじわじわと広がっていくように熱くなる。
「っ〜〜…!」
キヨは離れてすぐに口元を隠す。
「想像以上に可愛くて無理」
何それ。何その顔。
少し目を丸くして、でも口元は隠してて。
なのに耳だけちょっと赤い。
なんだよ。お前まで照れてんじゃねぇよ。
「…見んな、」
「嫌だ。見る」
即答で返されて何も言えなくなる。
「だって、俺の服着てんだよ?」
「……だから嫌だったんだよ会うの」
「え?」
ぽろっと出た本音にキヨはすぐさま反応を返した。しまった、と思った時にはもう遅くて。キヨが一瞬止まる。
「……嫌だった?」
「やっ、違……」
慌てて言い直そうとしたのに。
「恥ずかしかった?」
「…………」
図星。なんでそんな感がいいんだよ。
もう終わりだ。
恥ずかしさで顔を逸らすと、急に静かになる。数秒。ほんの数秒が過ぎた後大きなため息が聞こえてきた。
「…はぁぁあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、」
「な、何…なんだよ、」
「煽ってんの?可愛すぎんだけど。自分の可愛さわかって言ってる?」
「…はっ???」
「俺の服こっそり買って、誰にも会わない日にちゃっかり着て外に出てルンルンでさ…しかもその服出した本人にバレてすぐ逃げようとして恥ずかしがってんの…本当に可愛すぎ」
「う、っうるせぇ…!!!」
顔が熱すぎる。頭がパンクしそうなくらい熱い。
「てか、これ買ったんでしょ?」
「…うん」
「…うれし、」
小さく零れた声に思わず視線を上げる。そんな顔、するんだ。そうぼんやり考えていたら、こぼしてしまった。
「……キヨのは、全部、」
言ってはならない。言ってしまえば俺が終わってしまうことを零すように言ってしまった。ボソッとこぼしてしまった言葉に、キヨは静止した。
「…………え?」
や、やばい。
言わなきゃよかった。
「いや、違、まっ、なんか……別に深い意味とかそんなんじゃ_」
「待って」
急に肩掴まれる。だけどキヨの顔はキヨが俯いてるせいで見えない。
「うっしー、ちょっと今やばい」
「何が」
「好きすぎるし可愛すぎてやばい」
「……っ!?」
「なにそれ!?!?!?可愛すぎん!?!?!」
ま、っ
「ちょっ、」
人居るんだけど!?声でかいって!
「声でけぇよ!」
「いや、無理無理。可愛すぎる。写真撮っていい?」
「ダメに決まってんだろバカかお前!!!」
「なんでよ!」
「恥ずいからに決まってるだろ!なんで撮りてぇんだよ!」
「スマホのホーム画面にする」
「やめろ!そんな真剣な顔して言うな!」
そんな言い合いをしているとキヨがすぐ降参して俺の裾を引っ張る。
「でも、ありがとね。うっしー」
「…別に。俺が欲しかっただけだし」
「そーゆーとこだっての……とりあえず、なんか、嬉しいから。着てて」
「……」
「俺の、って感じして」
その言葉に、変に心臓が跳ねた。
ずるい。ずるいのはそっちじゃんか。
「…ばか」
小さく言えばキヨは少し笑って、掴んでた手首を今度は手にちゃんと握り直した。
「てか、うっしー俺のこと好きすぎね」
「うるさい。別にいいでしょうが」
ニヤニヤしているその顔に腹が立つけれど素直に言葉を返すとキヨがまた一瞬固まる。
「…だから、そういうとこなんだって…本当にずるい」
「はぁ?」
「その服着て、その顔で言うの反則」
そう言って帽子のつばを深く被るキヨの耳が少し赤くなっていた。
「次は俺の服もいいけど俺が選んだ服着てね」
「は?」
「絶対似合う服選ぶからさ」
「やだ」
「なんでよ!?そこは承諾してくれたっていいとこでしょ!?」
「断る」
「じゃあデートして」
「話飛び過ぎだわ」
バレた時は恥ずかしかったけれど、でも少しだけ。
この服を買って、今日着て出掛けて良かったのかもしれない。
「あ、写真は問答無用で撮らせてもらうから」
「無理」
やっぱり、前言撤回。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
なんかパーッと出来ちゃったので投稿。誕生日プレゼントにでもしましょうかね😌
ならgtusにしろよとか言わないでね😇
出来ちゃったもんは仕方ないのである。
🐱右か🦀右も書かねば〜😱
コメント
4件
可愛すぎる…!!、照れus尊い!!これにはkyも写真撮るしかないよねぇぇ…
これは…尊みの化身🤦♀️🤦♀️ 恥ずかしがりやの🐮って愛でたいんだよなぁ🤤💞 家に帰ったら楽しい事をするんだろうな〜👀