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る あ 。
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#イラスト投稿
鬼灯 哀雷⚔️🥀
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スタートーー❗️
夜の海は、昼間とはまるで別の顔をしていた。
豪華客船――ブルー・レガシー号は、無数の星が浮かぶ海原を静かに進んでいる。
だが、その船内では誰一人として眠っていなかった。
第7章で明らかになった、海底遺跡の存在。
そして、レガシー・キーが示した場所。
すべての謎は、深い海の底へとつながっていた。
⸻
「この先に何があるの?」
船内の特別会議室。
テーブルの上には、古びた海図が広げられている。
美月、蒼真蓮、神崎蒼介、朝霧透、そして怪盗ファントム。
普段なら決して同じ場所に集まらないような顔ぶれだった。
美月が海図を見つめる。
「ここが、海底神殿?」
神崎がうなずいた。
「正確には、そう呼ばれている場所だ。」
「古い記録によれば、かつてこの海域には巨大な文明が存在していた。」
透が続ける。
「そして、その文明が残した秘宝が――」
彼は海図の中央を指差した。
「蒼海のレガシーだ。」
部屋に沈黙が落ちる。
⸻
「鍵は一つじゃない」
蓮がレガシー・キーを取り出す。
青い光を放つ、不思議な鍵。
「これだけで遺跡を開けるのか?」
神崎は首を横に振った。
「いや。」
「レガシー・キーは、あくまで入口を示すものだ。」
美月が驚く。
「じゃあ、他にも必要なものがあるの?」
「そうだ。」
神崎は古文書の一節を指した。
そこには、
『三つの光が重なる時、蒼海の門は開かれる』
と記されていた。
⸻
怪盗ファントムの目的
美月はファントムを見る。
「あなたは、どうしてここにいるの?」
ファントムはしばらく黙っていた。
やがて、仮面の奥から静かな声が響く。
「私が欲しいのは、宝そのものではない。」
「なら、何のために?」
「真実だ。」
ファントムは窓の外を見る。
「蒼海のレガシーには、かつて世界から消された記録が眠っている。」
「その記録を悪用しようとしている者がいる。」
美月の表情が変わった。
「黒崎レオン……?」
ファントムは答えない。
ただ、海の向こうを見つめていた。
⸻
深海への潜水
翌朝。
ブルー・レガシー号は、海底神殿が存在するとされる海域へ到着した。
船の側面から、小型潜水艇がゆっくりと海へ降ろされる。
美月、蓮、神崎、透、そしてファントムが乗り込む。
美月はカメラを確認する。
「準備できた。」
蓮が笑う。
「深海で写真を撮るのか?」
「もちろん。」
「どんな景色が待ってるか分からないから。」
潜水艇が海へ沈んでいく。
⸻
深海に眠るもの
水深500メートル。
600メートル。
700メートル。
窓の外は完全な闇だった。
やがて――
美月が息をのむ。
「……見て。」
暗闇の中に、巨大な影が浮かび上がっていた。
柱。
石像。
崩れた建物。
そして、巨大な門。
海底神殿だった。
美月は震える手でカメラを構える。
カシャッ。
その瞬間。
神殿の壁に、青い光が走った。
「今の……!」
神崎が叫ぶ。
「写真を確認しろ!」
美月が画面を見る。
撮影された写真には、肉眼では見えなかった文字が浮かび上がっていた。
『記憶を持つ者よ。三つの光を集めよ。』
⸻
迫り来る影
その時。
潜水艇のレーダーが警告音を鳴らした。
ピピピピピ――!
蓮が振り返る。
「何か近づいてくる!」
透がモニターを見る。
「潜水艇だ。」
神崎の顔が険しくなる。
「まさか……。」
通信機から声が響いた。
『レガシー・キーを渡せ。』
美月は息をのむ。
ファントムが立ち上がる。
「やはり来たか。」
窓の向こうに、黒い潜水艇が現れる。
そして、その船体には――
黒崎レオンの紋章。
⸻
「ここから先は、私が」
ファントムが美月を見る。
「君は神殿へ行け。」
「でも――」
「レガシー・キーを守れ。」
ファントムは潜水艇の出口へ向かう。
蓮が叫ぶ。
「一人でどうするつもりだ!」
ファントムは振り返る。
「怪盗には、怪盗の仕事がある。」
そう言って、ファントムは海中へ飛び出した。
美月は窓からその姿を見つめる。
白いマントが、深い青の闇へ消えていく。
⸻
海底神殿の扉
美月たちは神殿の入口へ到着した。
巨大な扉の中央には、レガシー・キーと同じ形の穴。
美月が鍵を差し込む。
カチッ。
すると――
海底神殿全体が青く輝き始めた。
巨大な扉がゆっくり開いていく。
その奥には、階段が続いている。
さらにその先。
かすかな光が見えた。
美月はカメラを握る。
「行こう。」
蓮がうなずく。
「蒼海のレガシーの正体を確かめるんだ。」
三人は、海底神殿の奥へ進んでいく。
しかし誰も気づいていなかった。
神殿の壁に刻まれた古代文字。
そこには――
『レガシーを手にした者は、海の記憶を受け継ぐ』
という言葉が刻まれていた。
そして神殿の最深部。
巨大な扉の向こうで、何かが静かに目を覚ます。
⸻
――第8章 完――
次章予告
第9章「蒼海の記憶」
海底神殿の奥で、美月たちは古代文明が残した巨大な記録装置を発見する。
そこに映し出されたのは、現代では誰も知らない「ある事件」の記録だった。
一方、海上では黒崎レオンが動き始める。
そして美月は、倉橋俊介が残した過去の写真と、海底神殿の記録がつながっていることに気づく――。
コメント
3件
**美月ゆめか🌸の感想** わああ第8章「海底神殿」やばすぎた…!!😭💙 海底神殿の描写がめっちゃ神秘的で、潜水艇で沈んでいくシーンのドキドキ感がたまらなかったよ〜!! 特にファントムが「怪盗には怪盗の仕事がある」って海中に飛び出していくシーン、かっこよすぎて声出た…推せる…🕊️✨ そして最後の「海の記憶を受け継ぐ」って古代文字、伏線すぎて鳥肌たったよ!! 次章の「蒼海の記憶」がもう待ちきれない〜!!美月たち、無事でいてくれ…!!📸💕